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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<インタビュー>レオナ・ペタス「ここでベルトを獲ったら道は開ける。このトーナメントが僕の格闘家としての運命の分かれ道だと思っています」

 9月11日(日)に横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]でアヤブ・セギリと対戦するレオナ・ペタスのインタビューを公開!

──レオナ選手の前回の試合は6.19「THE MATCH」東京ドーム大会の中村寛戦でした。振り返ってみていかがですか?

「まあ、負けてしまったなというところはあるんですけど、負けと一緒ぐらい得たものもあったし、改善しようかなと思ったところは見つかりましたからね。今後はそこだけ改善していこうと思っています」

──「THE MATCH」は東京ドームという大きな会場で開催され、レオナ選手もK-1を代表しての出場で、格闘技ファンが注目する大会でした。そういった大きな大会で試合をしてみて、感じたことはありますか?

「特に何も感じていなかったですね。会場が大きいからとかも感じなかったし、K-1を代表して、とも思ってなかったですから。逆に今回のトーナメントでベルトを獲ったら、本当にK-1を代表する選手になれると思っていますね」

──そのK-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのオファーが来た時はどのような心境でしたか?

「正直、負けてるのにオファーしていただいたことにはありがたいなと思っています。でも、僕が獲らなきゃいけないなって思っているし、来て当然でしょうとも思っていますね」

──昨年の武尊選手との試合後は、マキ・チャーチャイ選手との試合は61.5kg契約でしたし、「THE MATCH」の中村選手との試合も62kg契約と、階級アップも頭にあったと思うんですが、今回は元のスーパー・フェザー級でのトーナメントです。そこに参戦しようと思った理由は何ですか?

「東京ドームの時にゴンナパーとかの隣でアップしていたんですけど、体がヤバくて(笑)。こいつヤベえなと思って、まだ一緒の階級では無理だなと思ったし、まだ60kgがベストかなという感じですね」

──スーパー・フェザー級のベルトを獲って、この階級にしっかりとケジメをつけたいという気持ちもありますか?

「ここでベルトを獲れなかったら、僕は終わりだと思っているし、逆にここでベルトを獲ったら道は開けると思っているんですよ。だから、このトーナメントが運命の分かれ道だと思っていますね」

──なぜここで終わりと考えるのですか?

「やっぱり格闘家としてそんなに先もないし、ここで負けるんだったらこれ以上やっていてもしょうがないだろうなと思っているからですね」

──分かりました。一回戦の相手はアヤブ・セギリ選手になりましたけど、どのような印象をお持ちですか?

「2年前の映像を送ってくれたのでちょっとだけ見たんですけど、あくまで2年前の映像なので(笑)。2年あったら赤ちゃんも歩けるようになったりするし、言葉を話せたりもするので全然違いますよね。だから、やってみないとわからないなと思っています」

──6月の女子の大会からはようやく海外からも選手を招聘出来るようになり、今回も外国人選手がトーナメントに参戦します。それについてはどのように受け止めていますか?

「世界トーナメントって言っているんで、外国人がいなきゃダメだと思っているし、来てくれなきゃ話にならないので来てくれてありがたいなと思っています」

──レオナ選手の中で国際戦をやりたかったという希望はありましたか?

「それは特にはなかったですね。国内で一番になれば、自ずとオファーが来て呼んでくれるかなと思っていたんで」

──今回のトーナメントの優勝候補という声もありますけど、ご自身が勝ち上がったとして準決勝や決勝で戦いたい相手、あるいは上がってくるだろうなと思っている選手はいますか?

「優勝候補と言っていただけるのはありがたい話なんですけど、正直、この間の試合で負けているし、僕は今回はチャレンジャーだと思っているんですよ。だから、誰が勝ち上がって来てもいいかなと思っているし、誰とやってもいいように自分の体を整えなきゃいけないなと思っています。誰とやりたいかって言われたら、その時に強かった選手、その日に勝ち上がった選手とやりたいですね」

──ファンの間では過去の戦績から、決勝でレオナ選手と朝久裕貴選手の試合を見たいという声が多いです。それはトーナメントが決まる前から言われていたわけですけど、そのへんに関しては意識しますか?

「朝久選手は僕もやりたいと思っています。だから、もし僕がトーナメントの決勝で朝久選手と当たって勝ったとしても、もう一度朝久選手とやりたいですよね。やっぱりトーナメントは運があると思うし、体がボロボロの状態で2人がぶつかり合って、よりボロボロの状態のほうが負けるっていうのは違うと思っているんですよ。どちらもピンピンでベストを尽くせる時に、朝久選手とやって勝つというのが理想なので、もし決勝で当たるんだったら2度やろうと思っていますね」

──お互いに万全な状態で改めてやりたいと。その朝久選手とやりたい理由は何ですか?

「日本人最強と言っているし、日本人の中では朝久選手とだけやってなかったからですね」

──では、ご自身が勝ち上がるために一番必要だと思うものはなんですか?

「まず気持ち。そして体の強さ。あとは運だと思っています」

──最初に気持ちという言葉が出てきましたけど、レオナ選手が格闘家として一番重要視しているものは何ですか?

「負けたくない気持ちだと思います。本当にそこだけだと思います」

──分かりました。では、このトーナメントに向けて意識して取り組んでいこうというものはありますか?

「この間の試合で負けて改善しようと思ったことは取り入れてやっていきたいなと思っていますね。見え方、見せ方の面で変えていきたいなと思っています」

──それから武尊選手との試合の後で、「あとは任せる」と言われたというお話がありました。今回はその武尊選手が返上したベルトを争うトーナメントです。そこはモチベーションになりますか?

「そこまでの余裕があれば僕が優勝していると思いますし、多分いっぱいいっぱいになると思うんですよ。だから、最後に勝った時に『武尊選手に言われたから頑張れました』って言えたらいいなと思っていますね」

──K-1のベルトそのものへの思い入れはありますか?

「去年獲れなくて、本当に挫折しそうになったんですけど、ここでまたチャンスをいただいたんでね。僕はKrushのベルトも2度目の挑戦で獲っていて、今回も2回目だし、いいんじゃないかなと思っています」

──レオナ選手がK-1のベルトを欲しい一番の理由は何ですか?

「去年の3月にも話をしたんですけど、まず母との約束があると。でも、今は僕が格闘技を始めた時からずっとお世話になっているトレーナーですよね。一度も裏切られたことはないし、ずっと僕を信じて付き合ってくれているんで、そのトレーナーが世界一ということを証明したいんですよ。そのトレーナーのために頑張りたいなと思っていますね」

──K-1スーパー・フェザー級のベルトは武尊選手が巻いていて、K-1の看板タイトルとも言うべきベルトです。優勝したらどんなチャンピオンになりたいですか?

「そこは十人十色だと思っているし、武尊選手が持っていたベルトかもしれないですけど、僕にしか見せられない見せ方があるなと思っているんで、僕は僕のやり方で見せていけたらいいなと思っていますね」

──K-1を引っ張っていきたいという気持ちはありますか?

「K-1を引っ張っていくにはまだまだ小さい器だと思っているし、チャンピオンになってから引っ張っていくという器になれたらいいなと思っていて、とりあえずはベルトを獲るということに全てを注ぎたいなと思っていますね」
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