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鈴木勇人、近藤魁成に気合いの逆転KO勝利「3Rが終わってセコンドに『なにがなんでもいけ!』と檄を飛ばされて、気持ちが復活した」

 8月12日(金)、福岡県内のホテルにて、「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WO RLD GP 2022 JAPAN~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント~」福岡国際センター大会の一夜明け会見が行なわれた。
 
第16試合ではスーパー・ライト級で、鈴木勇人と近藤魁成が約4年ぶりの再戦。2018年6月K-1さいたま大会のプレリミナリーファイトでドローに終わっている両者は、今回も接戦を展開。2Rに近藤がパンチでダウンを奪うも3Rになると鈴木が意地の反撃。たまらず組みを連発した近藤に減点が言い渡され、本戦は判定28-28、28-28、28-28のドローで延長戦に突入。鈴木は延長Rでも圧力をかけ、最後は左ストレートで逆転のKO勝利を収めた。
 
 激闘を制した鈴木は「20戦やってきた中で一番しんどい試合でした」と振り返ると、2Rのダウンについても「ダメージはメチャクチャありました」と語り、紙一重の戦いだったことを伺わせた。また、勝利した瞬間にセコンドの松岡力が喜びを爆発させていたことについて、「3R終わったときに、力がすごい激励してくれて。心折れそうになってたんですけど、力の言葉で助けられました」と、そのサポートに感謝を表した。
 
 今年4月の「K’FESTA.5」の林健太戦に続き、追い込まれてからの勝負強さを見せた鈴木。会見の最後には「与えられたチャンスを一個一個クリアーして、必ず65kgのベルトは巻きます」と力強く宣言した。
 
鈴木勇人
「(試合の感想は?)昨日は応援ありがとうございました。昨日の試合は本当に、昨日の試合で20戦目だったんですけど、20戦やってきた中で一番しんどい試合でした。でも、いまはここに座れてホッとしてます。
 
(最初にダウン奪われたときにダメージはあった?)ダメージはメチャクチャありましたね。本当にフラフラして、足元もフラついてました。
 
(それから巻き返して延長に持ち込んだが、セコンドからはどういった言葉を?)3R本戦が終わったときに本当にフラフラの状態で、立てないくらいだったんですけど、『これ絶対に延長だから』ってセコンドに言われて、『もう、何がなんでもいけ!』ってメチャクチャ檄を飛ばされて。それで復活しましたね。まあ、延長いけば勝てると思ってたんで、最後は気合いでいきました。
 
(前戦もそうだったと思うが、最後の気持ちの強さの理由は?)なんなんですかね? わかんないですけど、気持ちは本当に、自分でいうのも何ですけどメチャクチャ自信があるので。いままで気持ちで負けたことはないんで……、なんなんですかね? わからないです(笑)。(それを貫きつつ、タイトル戦につなげたいという気持ちは?)そうですね。やっぱ、気持ちが一番の武器だと思ってるんで、これは自分に必要な武器だと思いますね。
 
セコンドについてた松岡力選手がかなり大喜びしていたように見えたが、何か作戦はあった?)いや、作戦とか全然なかったんですけど、とにかくとりあえず松岡がメチャクチャ喜んでましたね。本人の試合より、昨日は喜んでたと思うので、それを見て。本当に昨日は3R終わったときに、力がすごい激励してくれて。本当に心折れそうになってたんですけど、力の言葉で助けられましたね。
 
(今後の目標は?)もちろん、チャンピオンベルトを狙ってて、昨日も試合のあとにリングで言わせてもらったんですけど。まあでも、実際負けてしまってる選手がいるんで、そういう選手にもしっかりやり返さなくちゃいけないと思ってるんで。まあ、与えられたチャンスを一個一個クリアーして、必ず65kgのベルトは巻きます、ハイ」
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