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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<インタビュー>壬生狼一輝「今の僕は3連敗していて、どこまで落ちたか分からない。相手どうこうではなく勝ち星が欲しい」

 8月11日(木・祝)に福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1バンタム級/3分3R・延長1R]で峯大樹と対戦する壬生狼一輝のインタビューを公開!

──前回の試合は3月「Krush.135」での池田幸司選手とのタイトルマッチでした。この試合に判定負けしてKrushバンタム級王座から陥落することとなりました。

「自分に自信を持ち過ぎちゃった試合展開でしたね。倒そうという気持ちが前に出過ぎちゃったというか。練習の時からめちゃくちゃ調子が良かったんですよ。これなら1Rで倒せるだろうという気持ちで臨んだら行き過ぎちゃって、2・3Rで(動きが)落ちていって判定負けしたという試合ですね」

──調子の良さが逆に災いした感じですか?

「試合前のアップも過去一ぐらい調子いいんじゃないかって、トレーナーの方からも言われていたんで、気持ちが大きくなり過ぎちゃいました」

──壬生狼選手はプロ無敗のままKrushのチャンピオンになったあと、現在は3連敗中です。この結果をどう受け止めていますか?

「本当にどうしようっていう感じですね(苦笑)。K-1 JAPAN GROUPでデビューして無敗で、ずっと登り調子だったじゃないですか。グラフにするとずっと上がっている状態だったんですよ。でも、そこから3連敗中なんで、今はグラフの目盛りがマイナスに行き過ぎちゃって、どこまで落ちたか分からないぐらいです。だから今回勝って、少しでも調子のグラフを上げないといけないなって思っています」

──そういう状況の中でK-1のオファーが来た時は、どのようなお気持ちでしたか?

「地元・福岡ということもあるし、久しぶりのK-1ということもあって、ここは絶対に勝たないといけないという気持ちで今は臨んでいますね」

──前回の試合から意識して取り組んでいることはありますか?

「あんまり詳しくは言えないんですけど、倒すスタイルを求められていて、そこにとらわれ過ぎちゃったかなっていうのはあるんで、もうちょっと進化した姿を見せたいと思って、今は練習しています」

──無敗でチャンピオンになったことで少し気負い過ぎたところがありましたかね?

「倒すことを意識し過ぎてたんで、流れで倒せるようにと今は思っています」

──今、練習をしている中で成長を実感していることはありますか?

「静岡に来て、僕自身絶対に強くなったと思うし、技術とかパワーとかも上がっていると思うんですよ。そこを上手く活かして試合で戦うのが、これからの課題だと思っています。本当に練習でやったことを100%を出せるような自分になろうと思っていますね」

──今回の対戦相手は峯大樹選手ですけど、どんな印象をお持ちですか?

「印象はあまりないですけど、いつも女子のMOE選手と一緒にいるんで、MOE選手のバーターかなと思っているんですけど(笑)」

──それは酷い言い草ですね…。

「でも、そんぐらいの印象しかなくて(笑)。それとこの前、大村修輝選手に勝ったじゃないですか。それぐらいですかね」

──大村選手は昨年のバンタム級日本最強決定トーナメントでも3位になった実力者です。その選手に勝った実績があってもあまり印象に残らないということですか?

「今の僕は3連敗していて、相手どうこうではなく、勝ち星が欲しいので、まずは1勝して波に乗ろうという感じです」

──現在のK-1・Krushのバンタム級は、他団体からも選手が参戦してきて、盛り上がっていますが、どのようにご覧になっていますか?

「黒田斗真選手が頭一つ抜けていると思っていて、そこに次は誰が乗り込んでいくんだっていう感じですよね。黒田選手には僕も2敗しているのでリベンジしたいですし、K-1のベルトも目指しているんで、今回の大会で存在感を残せたらいいなと思っています」

──黒田斗真という選手は壬生狼選手にとってはどんな存在ですか?

「(黒田に)2連敗しているんで、やりたいですけど、今やりたいって言ってもやれる状況ではないんで、まずは次勝ってからですね。勝ってからスタートでしようと思います。今、黒田選手がいる所まで登り詰めてから、再戦をお願いしますって言いたいです」

──それと今大会には石井一成選手も参戦してきますけど、先輩にあたるんですよね?

「ちっちゃい頃からの先輩ですね。僕も子供の頃にムエタイをやっていたんですけど、タイ遠征も一緒に行きましたし、今回一緒の団体に出ることが出来て嬉しいんですけど……一緒の階級じゃないですか? そこはちょっと勘弁してほしいなと思います(笑)。でも、やる時がくればやらなくちゃいけないし、僕はK-1で一番を目指しているし、一成くんも一番を目指していると思うんで、当たることは仕方がないかなと。まあ、一成くんも言ってたんですけど、どうせやるならトーナメントの決勝やタイトルマッチでやれたらいいなと思っています」

──やはり石井選手のことを意識する存在ですか?

「そうですね。兄弟分ではあるんですけど、そこは意識はします」

──それから壬生狼選手と言えば、記者会見でのパフォーマンスで大仁田厚さんはじめ、色々なキャラクターをやられたりしていますけど、また何か新しいことも考えていらっしゃるんですか?(※今回のカード発表記者会見は政治活動家の井脇ノブ子さんを髣髴とさせるいでたちで登場)

「大仁田さんの邪道魂を持ちつつ、1つのキャラだったらみんな飽きちゃうので、もう少し捻りを入れて、繋がりがある面白いキャラというかネタで行こうかなと思っていますね。なので、会見も期待していてください」

──壬生狼選手にとって、これが出来るのは強みですか?

「記者会見は僕の独壇場ですからね(笑)。まあ試合でも誰にも負けないつもりですけど、記者会見は誰にも負けないです」

──「そういうことをやっているから連敗するんだ」という声もあると思うんですけど、そこは気にされませんか?

「いやまあ、そんなこと言われたって負けたものはしゃあないんで。K-1 AWARDS 2021ではファンが選ぶ賞=ベスト記者会見賞を獲っちゃったし、そこで辞めるわけにはいかないですよ。僕も記者会見でふざけているつもりはないし、ちゃんと練習してますからね。どの選手よりも気合いを入れて会見に臨んでいるんで、そこだけは絶対に譲れないですね」

──分かりました。今大会は地元・福岡での開催です。地元のファンにどんなファイトを見せたいですか?

「友達とか親戚もいっぱい来るんで、今までとは違った成長した姿を見せられたらいいなと思っています」
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