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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<インタビュー>軍司泰斗「自分がチャンピオンになってからもフェザー級は戦国時代だと言われている。このトーナメントで自分の実力を証明して絶対王者になる」

 8月11日(木・祝)に福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[K-1 WORLD GP 2022 K-1フェザー級世界最強決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]でファク・スアレスと対戦する軍司泰斗のインタビューを公開!

──前回の試合は4月「K’FESTA.5」での斗麗選手とのスーパーファイトでした。あの試合を振り返ってみていかがですか?

「勝ったは勝ったんですけど、全体的に結構反省が残る試合だったかなと思いますね」

──2月のK-1東京体育館大会で大一番を控えている武尊選手とエキシビションマッチをやり、またK-1王者になって初めての試合ということで注目されていた試合でしたよね。軍司選手も「圧倒したい」と意気込まれていましたけど。

「注目度が高い試合で圧倒的に勝つことを目標にやっていたんですけど、いろいろ考えすぎちゃっていい動きが出来なかったのが反省です。やっぱり何も考えずにガムシャラに行ったほうがいい結果は出ると思いました」

──対戦相手だった斗麗選手も「差をあまり感じなかった」とおっしゃっていたんですけど、今、チャンピオンとしてフェザー級戦線の中で自分が頭一つ抜けている感覚はありますか?

「このトーナメントが決まったことを考えると、周りから見てもトントンというか頭一つ抜けてない部分もあると思うんですよ。そういった中でこのトーナメントをいいきっかけにして、頭一つ抜けて絶対王者という形を作っていきたいと思います。フェザー級はずっと戦国時代と言われていて、自分がチャンピオンになってからも言われているし、フェザー級の中でも新しい選手が出てきたんで、その中でもずば抜けて強くならないとチャンピオンとしてどうなのかなというのはあります。周りから見ても(誰がチャンピオンか)分かりづらいと思うし、このトーナメントでしっかり差をつけて勝ちたいですね」

──トーナメントのオファーが来た時はどう思われましたか?

「やっぱり来たなっていう感じでしたね。元々、トーナメントは凄い出たかったんですよ。K-1と言えばトーナメントだと思っているし、その中でオファーをいただいて、嬉しさもありました。ただ、さっきも言ったように他と差がないからこのトーナメントが組まれたんだろうなというのもあるので、しっかり準備して他の選手と差をつけていきたいと思います」

──では、一回戦の相手であるファク・スアレス選手には、どのような印象をお持ちですか?

「パンチが得意で、パンチを主体にしてやってきたパワーファイターかなと思いましたね。僕とは凄く噛み合う試合になるだろうし、KO決着で終わるイメージがあるんで、僕がKOで勝って準決勝と決勝に進みたいと思います」

──相手は南米の立ち技格闘技「WGP Kickboxing」のベルトを持っているチャンピオンです。軍司選手もK-1チャンピオンとして出陣するわけですから、背負うものがあると思うんですけど。

「他のチャンピオンも出る以上は負けたら意味がないし、ここで負けたらK-1チャンピオンじゃないと思っています。このトーナメントを意味あるもの・価値あるものにするためにもK-1チャンピオンの自分が勝たなきゃいけないと思っていますね」

──会見では「僕のためのトーナメント」とおっしゃっていました。チャンピオンである自分の実力を証明するために用意された舞台というお考えですか?

「僕はこの階級のチャンピオンです。だからこそ“僕のためのトーナメント”と思っているし、僕の実力を見てもらえる大会にしたいですね」

──チャンピオンである以上は誰からも狙われる立場での出場だと思いますが、準決勝・決勝で対戦したい相手はいらっしゃいますか?

「誰が上がってきてもおかしくないと思っているんですよ。ただ、今回は外国人選手も出てきますし、僕はずっと外国人選手とやりたいって言ってきたんで、その外国人選手とやって優勝したいという気持ちはありますね」

──海外勢が出てくるトーナメントはやはり気持ち的にも違いますか?

「そうですね。日本人だけのトーナメントよりも外国人がいたほうがモチベーション的にも高くなりますし、このトーナメントの価値もドンドン上がっていくかなっていうのは感じますね」

──ところで、K-1のワンデートーナメントは初めてじゃないですか? それに関してはどう思われていますか?

「ジムでワンデートーナメントに出てた人もいるし、それを見てたんで凄く過酷なトーナメントだということは分かっています。実力だけじゃなくて、運や気持ちとかもそうですし、いろいろなことが一番備わっていた人が優勝すると思いますね」

──その過酷なトーナメントに挑むにあたって、これから意識して取り組んでいきたいことはありますか?

「やっぱり体力が必要だと思うんですよ。延長となれば4Rを戦うことにもなるし、全てが延長戦にもつれると4R×3試合で12R戦うことになるりますよね。まあ判定に持ち込ませずにKOで終わらせるのが一番ですけど、延長になった時にも体力負けしないように、体力作りをしています」

──フェザー級では2019年に第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントが行なわれていて、江川優生選手が全試合1RKOという内容で優勝しています。その内容面は意識しますか?

「このトーナメントはKO率が少ないと思われているトーナメントだと思うんですけど、僕がそれを変えますよ。僕が狙っているのはトーナメント史上最速のKOですね。何も考えずに倒していけばいいなと思います」

──また現役のK-1王者で世界最強決定トーナメントを優勝したのは武居由樹選手とゲーオ・ウィラサクレック選手の2人だけです。そこは意識しますか?

「もちろん意識はしていますし、ワンマッチだけでなくトーナメントでも強さを証明することがK-1チャンピオンの使命だと思っています。本当に僕はこのトーナメントは僕のトーナメントだと思っているんで、K-1チャンピオンとして世界最強決定トーナメントを制して、さらなる高みを目指していきたいですね」
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