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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡、大沢文也が“武居由樹を苦しめた男”デンサヤームと対戦「由樹からは『応援しているけど6:4で負ける』と言われちゃいました」(大沢)vs「同門・同級生のパヤ―フォンのように日本でスターになりたい」(デンサヤーム)

 6月29日(水)都内にて、8月11日(木・祝)に福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第2弾対戦カード発表記者会見が行なわれた。

 第7代Krushライト級王者・大沢文也の2年連続となるK-1福岡大会参戦が決定。かつてK-1のリングで武居由樹を苦しめたデンサヤーム・アユタヤファイトジムと対戦する。

 大沢は今年4月に瓦田脩二に判定勝利してKrushライト級王座を獲得。デビューから足かけ10年の悲願を達成した。戴冠後の初戦は、昨年7月に卜部功也から判定負けを喫したK-1福岡大会のリングとなる。大沢は王者としての初戦で迎えるデンサヤームの印象を問われると「もともと55kgの選手と聞いていたので(身体が)小さいと思っていたら全然大きい」と困惑気味。

 デンサヤームとの対戦経験がある武居からは「文也君のことを応援しているけど、6:4で文也君が負けると思っている」と厳しい予想を通告された。前戦の試合後には「後輩の龍華を挑戦者に迎えるまでは弱い相手とやりたい」とリクエストしていた大沢だったが、目の前に現れた強豪との対戦に向けて「熱い試合とか面白い試合をするつもりはない。勝てればなんでもいい」と、勝利にこだわる構えを見せた。

 対するデンサヤームはタイで100戦以上のキャリアを持つムエタイ戦士。2019年にはタイのテレビ局主催ムエタイイベント「True 4U」のバンタム級トーナメントで優勝するといった実績を誇る。K-1への初参戦は2020年3月。当時のK-1スーパー・バンタム級で無敵を誇っていた武居由樹をリーチを活かした攻撃で苦しめて、最終ラウンドまで渡り合う勝負強さを見せた。また長い花道を踊りながら入場して、試合以外でもインパクトを残した。

 あれから約3年、身体も大きくなりライト級選手として生まれ変わるデンサヤームは「Krushのチャンピオンと試合が出来ることがうれしい」と大沢に敬意を払う一方「見ている人に面白いと思ってもらえるように100\%の力を出す」とK-1初勝利を予告。6月のK-1女子大会では同門で同い年のパヤーフォン・アユタヤファイトジムが外国人初のK-1女子王座を戴冠し。デンサヤームも「スーパースターになったパヤーフォン選手に続いて自分も日本で有名な選手のひとりになりたい」と、スターダムを駆け上がる青写真を描いた。

大沢文也
「このTANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERで試合をするのは8月11日、福岡大会が最後です。意気込みは、最初55kgと聞いていたので、小さいのかなと思っていたんですけど、思ったよりも全然大きくて。ヘビー級の実方選手と会ったときに相手全然大きくないですよといわれたんですけど、全然大きいし、全然話が違うなという感じです。(Krush王者として初戦。どんな姿を見せたい?)別に熱い試合とか面白い試合をするつもりは全く無いので、勝てればなんでもいいかなという感じです。でもどういう試合……難しいですね。パンチですかね。でも最近蹴りまくってるんですけど。ちょっとわかんないです。どっちかは。いい試合ができたらと思います。

(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKERでの試合が最後という意図は)チームを抜けます。こういうと見ている人たちはどうしたのと思うかもしれませんが、喧嘩別れとかでは全く無くて。(寺島)輝とも龍華とも仲がいいんですけど、残りの格闘技人生どれくらいできるかわからないんですけど、残りは少ないかも知れないし、残りは自由にやっていきたいなと思って。だからこれは僕のわがまま。それでも輝や龍華とはこれからもバンバン練習していきますので、そういう(揉めている)のは無いんですけど。僕の自己中な感じです。

(所属をフリーにしてジムから解放される?)解放……。解放とはちょっと違いますけど、これからも輝や龍華とは練習していくんですけど、もっと先に、上に行きたいなと思って。ジムの関係者の方とは全員仲がいいので、快くいいよと言ってもらえたので。卒業という感じですね。TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER」今回で卒業という感じです。(前回攻撃的なスタイルだった。今回も見せたいとは思わない?)前回はタイトルマッチだし、ガンガン前に出ないと勝てないかと思ってそうしました。福岡の大会も結構試合数が多いので、僕の試合が何試合目かわかりませんが、僕の試合がちょうど休憩、トイレタイム(苦笑)。休憩時間はトイレが混むので、僕の試合はつまらないのでトイレタイムになる感じになると思います。

(ジムを離れるのは龍華とのタイトルマッチを見据えてのこと?)それもあるかもしれませんね。ただもっともっと強く。今のジムで強くなれないというわけではないんですが、こうやって海外選手とやれるようになってもっともっと上に行くにはもっともっと強くならないといけないと思っているので。この試合が決まったときに(武居)由樹に連絡をしてどうだったかと聞いたんですけど、由樹に「僕は勝ってるので負けたら敬語使ってください」といわれて。負けられませんね。

(前回の試合後会見では「龍華と当たるまでは弱い選手を」といっていたが、今回はどう?)絶対強いでしょう。由樹に『左ミドルとか結構強いし、文也君苦手なタイプだと思います。僕は文也くんを応援しているけど、6:4で負けると思ってます』と言われちゃいました(苦笑)」

デンサヤーム・アユタヤファイトジム
「今回また日本ができることになってうれしいし、自分も日本で有名な選手のひとりになりたいという気持ちがある。先週仲のいい友だちでもあるパヤーフォン選手がスーパースターになって、日本でもとても有名な選手になったた。自分もそれに続きたいと思っています。現在はウィラサクレックジムで練習をしているんですが、K-1に精通している会長ですや他の選手のみんなと一緒に練習ができて準備をしているので、それはとてもうれしく思っています。

(大沢から大きいといわれたが、大沢に対する印象は)今回初めてお会いしたんですけど、純粋にKrushのチャンピオンと試合が出来ることをうれしく思う。(大沢はつまらない試合でもいいといっているが、どんな試合をしたい?)自分は見ている人に面白いなと思ってもらえる試合をしたいと思っていますし、そのために100\%の力を出していきたいと思います」
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