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MOE、ミニマム級転向初戦でMARIに勝利!「MARI選手といい勝負をした高梨knuckle美穂選手とはまたいつかやりたい」

 6月26日(日)都内にて、昨日国立代々木競技場第二体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~RING OF VENUS~」の一夜明け会見が行われた。

 第10試合はMOEvsMARIのK-1女子ミニマム級ワンマッチ。両者、譲らずに1-1の判定で延長戦にもつれ込む。延長戦の終盤にMOEはミドルキック、ハイキック、前蹴りと積極的に蹴りを放って試合終了。3-0で勝利を飾った。

 これが2回目のK-1参戦となったMOEにとって、今回が嬉しい初勝利。また、階級をミニマム級に上げての初戦でもあり、「延長になってしまったんですけど、勝てて良かったなと思います」と喜びの声を上げた。階級を上げたことで体調も良くなり、延長戦になっても最後まで戦い抜けたことも勝因の一つのようだ。

 今回勝ったMARIは昨年、高梨knuckle美穂と2度に亘って激戦を展開した実力者。そのMARIに勝ったことで、その先の目標も見えてくる。K-1女子ミニマム級にはまだベルトがないが、「ベルトを作ってもらえるような階級をしっかり自分たちで作っていかないといけないと思います」と、自身の階級の活性化を誓ったMOE。また、「MARI選手といい勝負をした高梨選手とはまたいつかやりたいと思っています」と、今大会でエリヴァン・バルトに敗れしまったものの、女子ミニマム級のエースとして認知され、MOEが約3年半前のKrushデビュー戦で敗れた高梨へのリベンジも口にしていた。

MOE
「昨日は階級上げて初の試合やったんですけど、延長になってしまったんですけど、勝てて良かったです。(K-1のリングでは初めての勝利だったが、一夜明けてどんな心境?)勝てて良かったなと思います。(注目された大会での勝利で、周りからの反響は?)周りからの反響は『延長にまで行くな』って言われました(笑)。『判定の時にドキドキするから延長まで行かんといて』って言われましたね。

(延長にまでもつれ込んだ接戦を制した要因は?)階級を上げたことで体調が良くなって、リカバリーもしっかり出来て、最後もしっかり戦うことが出来たっていうのがあるのと、前の延長の時に全然スタミナが持たへんかったんで、考えながらではないですけど、大ぶりになったりとかそういうのをしっかり修正して出来たことが勝因になったと思います。

(メインの試合を見た感想は?)KANA選手がめっちゃ強くて、パンチとか1個1個もそうなんですけど、ホンマに試合に対する想いとかが強いんやろうなって、試合を見てて感じました。(これからの目標と今後、K-1女子大会をどうしていきたいと考えている?)私の階級、48kg級(ミニマム級)なんですけど、ベルトがないんで、ベルトを作ってもらえるような階級をしっかり自分たちで作っていかないといけないと思います。で、K-1の女子大会はもっともっと自分でアピールして、これからも継続してもらえるように頑張っていきたいと思います。

(延長戦の最後にハイキックを出したが、今まではなかったと思う。どういう意図で出した?)あれは相手のセコンドから『蹴りを蹴ったらいける』みたいなことがめっちゃ聞こえてたんで、こいつ蹴りきらないとあかんわと思って、頑張っていっぱい蹴りました。(打ち合いの中で打ち合うことに特化しないで、蹴りも出せたことは冷静な部分があった?)そうですね。試合中に周りの応援来てくれている人の声がめっちゃ聞こえて、『今行かないつ行くねん!』みたいにめっちゃ言われちゃって、『あっ、行かなあかん』と思って。他の試合を試合前ギリギリまで見てたんですけど、延長になるとパンチだけになる人が多いかなと思ったんで、ここで蹴り出さなあかんなというのはずっと思ってたんで、最後までしっかり蹴りました。

(MARIを倒して次の段階でどのあたりの選手とやりたいっていうのはある?)48kgを今まであんまり見てなかったんで、正直分からないんですけど、MARI選手といい勝負をした高梨選手とはまたいつかやりたいと思っています」
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