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スーパー・ライト級王者 佐々木大蔵、K-1王者・大和哲也への挑戦を志願「大和選手は僕の中で偉大な存在。リボーンした大和選手に挑みたい」

 6月18日(土)都内にて、前日に開催された「Krush.138」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。

 メインイベントで寺島輝を相手に、Krushスーパー・ライト級王座3度目の防衛戦を戦ったチャンピオンの佐々木大蔵。序盤は寺島の巧みなフットワークに翻弄されたものの、3Rに勝負に出て右ストレート、右フック、左フックを立て続けに打ち込みダウンを奪取。さらに左フックと右ストレートで追撃し、3R1分31秒でKO勝利を飾った。

 これで2019年の6月の不可思戦から続く連勝を10に伸ばし、Krush王座の3度目の防衛に成功した佐々木。久々のKO勝利は、1?2Rを寺島に翻弄されたところから、「3Rは出るしかないなと」と思って勝負に出たことが結果に結びついた。「ああいう場面は日頃からイメージをしている中でだったので、それが試合で出せたことは本当に一つ掴めるものは得たなと思います」と、佐々木にとっても得るものが大きかった試合だったようだ。

 ここまでKrush王者として連勝を重ねてきた佐々木だが、次に見据えているのはK-1スーパー・ライト級王座への挑戦だ。昨日の試合後も現王者の大和哲也の名前を出して、9.11K-1横浜アリーナ大会での挑戦をぶち上げていたが、この日も「K-1のチャンピオンとKrushのチャンピオン、どちらが強いのか、そういった部分で周りの方たちにハッキリさせたいなという想いがあります」と、改めて挑戦する意思があることを表明した。

「もう9月11日、横浜アリーナ大会、『よこはまつり』で大和哲也vs佐々木大蔵のタイトルマッチを強く志願したいと思います」と、大会も指定してキッパリと言い放った大蔵。その想いは、会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーにその場で返答を求めるという行動に出るほど強い。

 いきなりの直訴に戸惑いを見せた中村プロデューサーも「熱はしっかり受け取ったので考えさせていただきたいと思います」と、大和サイドと話をすることを約束。9.11K-1横浜アリーナ大会でのタイトルマッチ実現という大蔵の願いは叶うのか? 今後の動向に注目だ。

佐々木大蔵
「昨日はご来場いただいた皆様、ABEMAでご視聴いただいた皆様、本当に改めてありがとうございました。昨日の結果として出たいろいろSNSだったり、たくさんの方に声をいただける言葉は今までにない言葉ばかりで、寺島選手とだったから昨日の結果に結びついたのは思うので、改めて寺島選手、寺島選手陣営の皆様には感謝の想いが募る一方、そして今後、昨日の試合で得たもの、試合までに得たものを糧にして過ごしていきたいなと思います。

(ベルトがまた戻ってきたが、どのような気持ち?)ベルトに関しては戻ってきて良かったなと安心する部分はあります。勝利という結果で10連勝することが出来ましたけど、現状に満足することなく、昨日のリング上でも発言させてもらったんですけど、現K-1のチャンピオン・大和哲也選手に、Krush王者として挑戦したいなと思いますし、K-1のチャンピオンとKrushのチャンピオン、どちらが強いのか、そういった部分で周りの方たちにハッキリさせたいなという想いがあります。

(KO出来た要因は?)1Rから寺島選手のテクニック、距離感に翻弄されている自分がいて、やはり大沢文也選手率いるチームジョーカーの選手たちで自分の対策を練ってきたんだなというのを、試合の最中に感じてましたし、捉えきれないなというところで1R、2Rと時間が続く中で、3Rは出るしかないなと。セコンドの方にも言われて、自分自身もそう思っていたので、ああいった場面でああいうふうに攻めきれたのは少し自信になりましたし、ああいう場面は日頃からイメージをしている中でだったので、それが試合で出せたことは本当に一つ掴めるものは得たなと思います。

(Krush王者としてK-1のベルトに挑戦したいという言葉もあったが、K-1のベルトに対してはどのような想いがある?)Krush王者に対してのこだわりはないんですけど、自分は自分でKrushチャンピオンに埋もれるつもりはないので。でも、やっぱり世間の見られ方としてはKrushのチャンピオン、K-1のチャンピオンで比較される部分はあると思うし、今自分がKrushチャンピオンとしていますけど、現K-1のチャンピオンの大和哲也選手には勝利している。その時に戦った大和選手とは違いますし、ご本人もおっしゃられている通り、リボーン・大和哲也だって言っている通り、そのリボーン・大和哲也選手にタイトルマッチで挑ませていただきたいなと思います。

(現在のK-1王者としての大和のイメージは?)前回試合させていただいた時から、大和哲也選手は僕の中で偉大な、人としても選手としても尊敬に値する選手なので、試合で勝ったからそれが下がるかっていうわけではなくて、勝っても負けても大和哲也選手の偉大さは変わりがないので。その中で大和哲也選手、同門の僕が兄貴分と慕う秀さん(山崎秀晃)から勝利をしてチャンピオンになって、僕は秀さんの敵を取るつもりはないですし、自分の歩みを進んで行きたいなと思ので、以前の大和哲也選手と違いますけど、偉大な大和哲也選手という部分に現状は変わりはないですね。

(今後思い描いているビジョンやプラン、目標は?)もう9月11日、横浜アリーナ大会、『よこはまつり』で大和哲也vs佐々木大蔵のタイトルマッチを強く志願したいと思います。(中村プロデューサーにこの場での返答を求めて、『熱はしっかり受け取ったので考えさせていただきたいと思います』という返事をもらうと)託させていただきます。(大和が優勝したK-1 MAXのトーナメントはどこで見ていた?)僕も会場にいて、その時はまだまだペーペーだったというか、昨日もセコンドに就いていただいた上松大輔さんが出ているトーナメントに大和選手は一緒に出ている形だったので、凄いなというか雲の上の存在というか、そういう感じで見てましたね。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)昨日はたくさんのご来場と、何度も言うようですけど、ABEMAで視聴していただいた皆さん、本当にありがとうございました。昨日の結果、自分一人ではリングに立つことは出来ないですし、あの熱っていうのは寺島選手が対戦相手だったからこそ、生まれたものだと自分では感じているので、現状に満足することなく、さらに高みを目指して突き進んでいきたいと思うので、今後とも佐々木大蔵、Krush、ご注目よろしくお願いします。ありがとうございました」
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