2021.10.13

 大阪・K-1ジム心斎橋にて、10月31日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.130 」の[第7代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で璃明武と対戦する黒田勇斗が公開練習を行なった。

 玖村将史の王座返上によって空位となったKrushスーパー・バンタム級王座を争い、8月に開催されたトーナメント。黒田は一回戦の“愛知のハードパンチャー”小巻海斗と対戦し、延長判定で小巻を振り切って勝利を掴んだ。

 小巻のパンチに押されたように見える場面もあったが、黒田自身は「試合前から小巻選手がパワーのある選手だと分かっていて、試合をやってみたら落ち着いてパンチも見えましたし、自分の距離感で試合ができたんじゃないかと思います。試合中に焦りはなかったです」と冷静かつ余裕を持って戦うことができたと振り返る。

 そのうえで「自分の距離で上手く戦うような練習はしていましたが、下がる場面の印象が悪くて延長に入ってしまった感じがある」と小巻戦の反省点を挙げつつ「本戦でしっかり決着をつけられる、良い印象をつけられるような試合をするように心がけて練習してきました」と、準決勝に向けて明確に差をつけるための練習を続けている。

 また今大会は準決勝・決勝=1日2試合を戦うワンデートーナメントで行われるため、体力的にも極限まで追い込む「一番しんどくて嫌な練習」もメニューに取り入れ、1日2試合を戦う体力と精神を鍛えてきた。

 この日は大会まで3週間を切り「追い込みも終盤で疲労が溜まっている」中での公開練習となったが、ミドルキックや膝蹴りを中心に得意の蹴り技を披露。「蹴りとパンチ、場面場面でうまく使っていけたらと思います。試合当日は今日のミットの倍のスピードは出ると思います」と、攻撃のキレは今まで以上に増しているようだ。

 準決勝で対戦する璃明武については「「冷静で技術がある選手だなと思います。攻撃や技を出す選択・タイミングが多いのかなと。ただ穴はあると思うので、相手の良いところを出させないようにして、穴をついて戦うつもりです」。

 プロ戦績8勝(3KO)1敗の璃明武やBigbang王者の鬼山桃太朗を優勝候補に推す声も多いが、「トーナメントは結果がすべてなので技術・メンタルどちらも強い選手が上がってくる。僕は下馬評を覆してやるという気持ちでやっています。実力的にはそんなに差はないと思ってるんですけど、周りはみんなそう思っているはずなのでびっくりさせたい。反対ブロックは鬼山選手が上がってくると思いますが、僕が絶対決勝に勝ち上がって2勝してチャンピオンになりたい。技術、フィジカル、練習でやってきたことを試合で出せるような強いメンタル、最後まで気持ちを強く持って戦うメンタルが必要だと思います」と総力戦でのトーナメント制覇を目論む。

 弟・黒田斗真は今年5月にK-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝。兄として、また同じK-1ジム心斎橋チームレパードの一人として念願のKrush王座戴冠を狙う黒田。「昔からKrushのベルトが欲しい・巻くということを強く思って、どんなときも、苦しい時も自分を信じてやってきた。Krushのベルトはすごい選手たちが巻いてきてると思うので、それにふさわしいチャンピオンになりたいです。チームとしても僕が最初にベルトを持ってこなくてはいけない存在だと思うのでチームにベルトを持ってきて勢いづけたいです」とKrush王座への想いを語った。

 

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