2021.08.04

 8月4日(水)都内にて、9月20日(月・祝)横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~よこはまつり~」の第2弾カード発表記者会見が行われた。

 今年3月「K’FESTA.4 Day.2」において松下大紀を下し、復活を果たした城戸康裕が参戦。人生初という“先制ダウンを喫してからの逆転KO”で、その実力が健在であることを証明した。

 城戸と対戦が決定したのは今年43歳を迎えるベテランファイター・山内佑太郎。過去3本のタイトルを奪取し、2009年3月にK-1 JAPAN GROUPに参戦。以来Krushを主戦場としてきたが、2018年1月のジョーダン・ピケオー戦を最後にリングから遠ざかっていた。今回約3年8か月ぶりの復帰戦となると同時に、K-1本戦に初参戦を果たす。

 山内は約3年8か月ぶりの復帰戦に臨む理由を「僕なんかを必死で応援してくれた仲間に向けて、この試合が佑太郎の最後の試合になるよというのを見せたくて、今回K-1さんにお願いさせていただいた」と、仲間への最後の戦いを見せるためと説明。

 K-1現役最年長をうたう城戸との一戦に「アラフォーの試合を同世代の人たちにも楽しんでもらいたい」と、40代前後のファンに思いを届ける戦いを見せる構えだ。

 一方の城戸は老人風のコスプレで会見に出席。「K-1最年長でやっていますけど、山内さん僕の5個上なんですよ。僕の畑を荒らさないでほしい」と、自らの看板を奪う山内に対抗心。「バシッと最年長は俺だというところを見せたい」と、看板を取り戻す意気込みを見せた。

 城戸と山内はアマチュアを含め過去2回対戦。アマチュア時代は山内が勝利、2戦目はプロにおける2013年8月のKrush -70kg級タイトルマッチで城戸の勝利と、1勝1敗の戦績が残っている。アマチュア時代の城戸は10代。Krush時代は20代だったことに触れ「10代20代30代で、三世代で試合できるわけですね。ほんとアラフォーのジジイ同士がバチバチ殴り合ってる面白さを見せたいですね」と、山内と同じくK-1最年長級の一戦を激しく彩る意気込みを語った。

山内佑太郎
「僕は長年キックボクシングを22年くらいさせていただいて、後半10年くらいはKrushを主戦場に試合をさせていただきました。70kgのタイトルを獲りたくてずっと辞められずにいたんですけど、3年前にピケオー選手に僕が40歳の時に挑戦して、コテンパンにやられて。さすがにちょっと無理かなと、22年キックボクシングで戦っていて初めてそういう気持ちになったので、引退を決めました。

 ただ22年間、僕を応援してくれている仲間たちがいて。僕はたくさんのファンがいるようなポテンシャルがある選手ではなかったですけど、本当に僕なんかを必死に応援してくれる仲間がたくさんいたので、この試合が佑太郎の最後の試合になるよというのを見せたくて、今回K-1さんにお願いさせていただきました。こんな素敵な舞台で戦えることを感謝しています。格闘家なので、最後の試合なので強い選手を相手に戦いたいという思いも伝えさせていただき、城戸選手も気持ちよく受けていただきありがとうございます。

(今回がラストファイト?)はい。今回が最後になります。(どんな心境でリングにあがる?)本当にたくさんの思いはあるんですけど、ネガティブな気持ちはなくポジティブに。城戸さんも言っていた通り、僕が年上で申し訳ないですけど、K-1最年長でやっている城戸選手と、その上をいく僕が試合をするのはちょっと他の選手たちとは違う色合いがあるし、アラフォーの試合を同年代の人たちにも見ていただいて楽しんでほしいと思います。

(過去に一度対戦している中で、お互いのキャリアにはどう思っているか?)城戸選手からはアマチュアからバリバリとおっしゃってくれましたけど、僕は格闘技を始めたのが遅くて、城戸選手と試合をしたのは始めて1年ぐらいだったんですね。逆に当時から城戸選手はアマチュアでも目立っていたのでめちゃめちゃ注目していました。

(格闘技キャリアとしては)だいぶ城戸選手より後輩です。その後アマチュアを経て、それぞれ団体は違うけれどプロで活躍されているのもチェックしていたし、当時のK-1だったりK-1 MAXで活躍しているのも見ていて。すごいなあというリスペクトの気持ちと、くそっという嫉妬の気持ちと、いろんな気持ちが混じりながらも見させていただいていました。プロでは2戦目ですけど、最後に強くて面白くてカリスマ性のある城戸選手とやれるのはうれしいです。

(コンディションの面は?3年間練習を絶やしていなかった?)正直ピケオー戦まではまだまだ行けるなと思っていたし、ピケオー選手にも勝てると思っていました。負けてからその後メンタルの部分もあると思うんですけど、42~43で練習をしてみて、正直すごく衰えを感じています。でもこのタイミングで試合ができるのはラストチャンスかなと。自分のパフォーマンスを見せる意味でも。と思っています。

(その中でも昔より上がっている部分)上がっている部分は特にないですけど、経験値ですね。ただ僕のスタイルは強いパンチ強い蹴りとかいうタイプじゃないし、スピードがあるわけじゃないし。何も持っていない僕が勝つにはどうしたらいいかと22年間ずっと考えてやってきたので、その集大成として。テクニックでいえば城戸選手がダントツなんで、そこに僕の経験がどれくらい通用するか、最後にそこらへんも自分でも楽しみたいし、見ている人にも楽しんでもらいたいです」

城戸康裕
「僕、K-1最年長でやってるんですけど、山内さん僕の5個上なんですよ!マジで僕の畑を荒らさないでもらっていいですかね(笑)? 今日はバシッと最年長は俺だというのをしっかり見せようと思いまして、この(おじいさんの)感じですよ。

(過去に一度対戦している中で、お互いのキャリアにはどう思っているか?)山内さんこれで最後なんですか? もし僕が負けてもやらないんですか? 僕がもし負けるじゃないですか。山内さん勝つじゃないですか。それでもやめるんですか? じゃあ俺どうすればいいんだろう。よくわかんないな(笑)。

 山内さんと僕、僕が高校生、10代で山内さんが23~4でバリバリのときにアマチュアで試合をして、本当にボッコボコにされて負けたんですよ。で、8年前にKrushで再戦したんですよ。僕がKrushのチャンピオンで挑戦してもらって。その時にリベンジはできたんですけど、今回1勝1敗なんで、10代20代30代でもう一回試合できるわけですね。もう一回三世代でできるわけですね。ほんとアラフォーのジジイ同士がバチバチ殴り合ってる面白さを見せたいですね。

(ラストファイトと聞いて)有終の美を飾ってもらわないといけないので、軽くもらったジャブで倒れようかなと思いますね。それくらい長くやられているので、ポンともらってバンと倒れれば、会場が盛り上がるかと思って。それがいいかと思いますね。

(倒れた後は?)リング降りて帰ります。新横浜に帰ります。K-1やらせダメなんですか? ダメなんですね? それならちゃんとやります(笑)。(43歳が最年長だとして、ずっとリングに上がり続けて仙人になるのが目標といっていたが、43歳が具体的な目標になる?)確かに。(山内が)43歳に勝手に更新していますからね。僕はあと5年やらないといけなくなるじゃないですか。それもあるし、僕はK-1の最多試合数を狙ってるんですよ。タイ人の選手は別格として、佐藤嘉洋さんがK-1日本人として80戦。魔裟斗さんが64戦。僕が次で78戦目なんですよ。なので僕が一発81戦をやって。来年行けると思うので、さくっとやって43歳のころには100戦に行けたらいいとおもいますね。5年と言わず、5年10年喜んで戦います」

 

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