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「Krush.136」4.30(土)後楽園 挑戦者・大沢文也、瓦田脩二を倒して10年越しの夢を叶える!「10年間変わらず応援してくれる人もいれば離れていった人もいる。僕がベルトを巻く姿を見届けてもらいたい」

 都内・JOKERジムにて、4月30日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.136」の[メインイベント(第10試合)/【株式会社 東亜工業所 Presents】Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で瓦田脩二と対戦する大沢文也が公開練習を行なった。

 昨年12月K-1大阪大会に参戦した大沢は、弘輝と対戦。延長判定までもつれ込む大接戦を持ち前の勝負強さで制し、Krush王座挑戦のチャンスをたぐり寄せた。挑む王者・瓦田とは練習を共にするなどの親交があるという大沢だが「僕らは格闘家なので。リングに上がったらやることはひとつです」と、親交ゆえのやりにくさは一切ないという。
 大沢と瓦田は2020年12月のK-1両国大会で対戦した。このときは本戦3R延長で決着付かず。延長判定までもつれ込み、2-1のスプリット判定は瓦田に軍配が上がった。

 当時を振り返った大沢は「やりにくい、技術やパワーがある選手じゃないけれど、気持ちがあって、圧力が強い」と実体験を踏まえた分析を行う。さらに高身長の相手が苦手だという大沢は、瓦田と同じ180cmの松倉信太郎を招聘。公開練習で披露したマススパー以外にも激しいスパーを重ねてきた。

 左目周りには腫れも残る大沢は「高身長の相手はみんな階級が上になっちゃう。長年の友だちの松倉なら試合前の自分を気持ちよくさせてくれるかと思ったけれど、ボコボコにされちゃいました」と苦笑い。しかし松倉との手抜きなしのスパーリングは、カード発表会見時に大沢が口にした「今回はおちゃらけなし」の言葉通り勝ちにいく姿勢の表れだといえる。
 過去の対戦や練習を通じ、瓦田の手の内を知り尽くした感もある大沢は「(瓦田)脩二にはとあるクセがある」と、つけ込む隙があると語る。その弱点を付くために用意した武器はカウンターで「スパーリングでも2度ダウンを取ってるので、それがハマれば完璧」と自信を見せる。

 一方、手の内を知っているのは瓦田も同様で「脩二は頭がいいので、来い来いと思っている時に来ない。“文也君狙ってるな”というのが分かってるんです」と大沢。そこも踏まえて「僕はカウンターも当てるし、打ち合いもする。打ち合いう中でもカウンターを狙う」と、持てる武器を全て駆使して勝利を目指す。

 試合のフィニッシュ・勝利の形は「倒します」とKO勝利を断言。「みんな大沢文也=泥仕合、大沢文也=しょっぱいとイメージしてますけど、今回はみんなの期待を裏切ろうかと思います」と完全決着に自信を見せた。
 大沢は2012年7月に卜部弘嵩の持つKrush-60kg(現スーパー・フェザー級)級王座に挑戦。さらに2018年9月にゴンナパー・ウィラサクレックのKrush-62.5kg(現ライト級)級王座に挑戦し、いずれも敗れた。

 さらに大沢は第5代Krush-60kg王座決定トーナメント(2016年)、Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント(2017年)にも出場しており、今回の挑戦は、いわば10年越しの悲願達成のチャンスといえる。大沢は「10年間を変わらず応援してくれている人もいれば離れちゃった人もいます。本当に待たせたなぁと思う」。

 その10年の重みを噛みしめて「ようやく僕がチャンピオンになるときがきました。もう裏切らないので、しっかりと見届けてください。必ずチャンピオンになります。いや、なれます」と改めて王座奪取を誓った大沢。盟友でもある瓦田を下し、悲願のKrushのベルトを腰に巻くことができるか?
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