「Krush.136」4.30(土)後楽園<インタビュー>國枝悠太「岡嶋選手はずっとやりたかった選手。正面からぶつかるスタイルなので面白い試合ができると思います」
――今大会ではタイトル挑戦経験もある岡嶋形徒選手と試合が決まりました。
「ずっとやりたかった相手だったので、試合が決まった時はうれしかったですね」
――岡嶋選手と戦いたかった理由はなんですか?
「Krushの王座決定トーナメントに出ていて、現チャンピオンの新美貴士選手にも勝っていて。選手としても華があって名前もある選手なので、戦いたい相手の一人でした。ファイトスタイル的にもKRESTらしい正面からぶつかるスタイルなので面白い試合になると思います」
――岡嶋選手はABEMAの「格闘代理戦争」出身の選手です。國枝選手は代理戦争や代理戦争出身選手のことをどう見ていました?
「はい。当時は僕も真剣に格闘技をやっていたんですけど、ちょうど自分が遊んでいた頃の年齢の選手たちが代理戦争に出ていて、K-1はこういう選手の推し方をするんやなって思っていました」
――前回1月のKrushでは桝本翔也選手にKO勝ちという結果でした。これまで以上に戦い方が洗練された印象があったのですが、そこは意識していたのですか?
「そうですね。実はあの時はKOしようとは思っていなくて、判定になってもいいからしっかり圧勝しようと思っていたんです。その結果としてKOにつながったという感じですね」
――なにか練習面で変えたことはあるのですか?
「拳をしっかり当てる・丁寧に殴るを意識していました。それまでは一人のトレーナーさんにずっとミットを持ってもらっていたんですが、前回から練習環境を変えて何人かのトレーナーさんにミットを持ってもらうようになったんです。同じ人にずっとミットを持ってもらうと、段々とパンチのリズムとタイミングが合ってきて、気持ちよく練習できるんですけど、実際の試合はこっちが相手の動きにパンチを合わせなきゃいけないじゃないですか。だからあえて色んな人にミットを持ってもらって、自分が持ち手に合わせるイメージでパンチを打つようにしています。すごく難しくてしんどいんですけど、この練習方法に変えてからスパーリングでもパンチを合わせる技術が伸びていますね」
――岡嶋選手に勝てばタイトル挑戦も含めてチャンスが広がると思います。これからの野望や展望を聞かせてください。
「もちろんタイトルマッチもやりたいですが、純粋に新美選手と戦いたいという気持ちがあるんですよ。もし新美選手がKrushのベルトを失なっても、新美選手とは戦いたいですね」
――なぜそこまで新美選手と戦いたいのですか?
「仲間の篠塚辰樹がやられているのもあるし、タイプ的にも僕とは絶対に噛み合うと思うんですよ。新美選手と戦えたらK-1・Krushらしい熱い試合ができると思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「Krushに出始めた頃はアウェー感があったんですけど、最近はファンの方に迎え入れられている感じもあって、このリングで戦うことが楽しくなってきました。またファンのみなさんに喜んでもらえる試合をして会場を沸かせます!」