2022.01.10

 群馬・太田市のリーブルロアにて、1月28日(金)後楽園ホールで開催される「Krush.133」の[第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R]で山本直樹と対戦する横山朋哉が公開練習を行った。

 横山は昨年10月のトーナメント一回戦で松本涼雅を破って初戦を突破。準決勝・決勝が行なわれる「Krush.133」でのワンデートーナメントに駒を進めた。そのためこの年末年始も元日を除いて休日を返上。トレーニングに勤しんできた。公開練習で横山は2分1Rのミット打ちを披露し、パンチと多彩な蹴り・ヒザ蹴りを満遍なく繰り出し「いつもと変わらずいい感じで仕上がっているんで、試合が楽しみですね」と、コンディションの仕上がり具合に自信を見せていた。

 2019年に現K-1ライト級王者の朝久泰央に敗れた横山だが、その後は前回の松本戦まで4連勝中と快進撃を続けている。「朝久選手との試合は結構格上の選手との試合だったんですけど、そこで負けて、KrushというかK-1のトップ選手は覚悟が違うなっていうのを感じたんですね。改めてプロとしての覚悟を感じたので、試合に挑む前の練習とかを一から変えて、プロとしての意識も変えていきました」と、朝久との試合は意識が変革するきっかけになったという。

「応援に来てくれた方たちに試合後に挨拶に行ったんですけど、ファンの方の顔を見た時に『もう負けたくないな』って思って。僕自身のために戦っているんですけど、応援してくださっている人たちのためでもあるんだなと思った時に、負けたくないっていう気持ちがより強くなりましたね」と、試合をする上でも気持ちにも変化が起き、4連勝という好結果に繋がったようだ。

 練習面では「常に冷静さを意識していますね。試合になると熱くなっちゃうところがあるんで」と欠点の改善にも取り組んでいる。「スパーとかでも熱くなっちゃう時があるんですけど、熱くならずに考えながらどう倒すかっていう練習をしています。冷静さが一番ですよね」とメンタルをコントロールすることも練習の中に取り入れて、来たるべきトーナメントに備えているようだ。

 準決勝の対戦相手である山本については、「山本選手って言ったら激闘の試合だし、熱い男ですよね。ベテランの選手だし、いろんな経験値とかをぶつけてくると思うんですよ」と印象を語った横山。「でも、僕の勢いと、僕のやってきたことを出し切れば必ず勝つと思っています。山本選手の激闘には応えないですね」と、あくまで自分のペースで戦い決勝進出を狙う。

 準決勝を突破すれば、決勝は中島千博と友尊の勝者との激突だ。「どっちでもいいかなと思いますね。中島選手ともやっているんで友尊選手でもいいかなと思うんですけど、中島選手とやったほうが盛り上がるのかなと思うんで、中島選手とはまたやりたいですね」と、どちらかと言うと約2年前に勝利をしている中島との再戦を望んでいるようだ。

 今回のトーナメントでは優勝候補の呼び声も高いが「プレッシャーは本当になくて、当たり前に勝たなきゃいけないと思っているんで、そんな気にはしてないですね」と本人は意に介さず。「とりあえず山本選手を倒すことを意識してます」と眼前の敵に集中しているようだ。

 しかし、そんな横山も目標はまだまだ先にある。横山が主戦場にするスーパー・フェザー級はK-1では武尊がトップに君臨する階級だ。そのスーパー・フェザー級を「引っ張る」という発言もしている横山だが、「武尊選手から下のスターがいないんで、そこで21歳の若い僕がバーンと出たら必ずK-1・Krushはもっと盛り上がると思うんですよ」と、次世代のK-1 JAPAN GROUPの主役取りへ意欲満々。

「いつまでも武尊選手に頼っていては本当にK-1が落ちていっちゃうし、こっから若い選手がドンドン出ていかないと、中村(拓己K-1プロデューサー)さんが言っているように“100年続くK-1”が続かなくなっちゃうので、そこに僕が中に入れればいいかなと思っていますね」と、K-1の未来を背負うという自覚も芽生えている。

 既に同世代でK-1王者になる選手も出てきたが「焦りはあったんですけど、必ずタイミングってあるんで。そこのチャンスを取れるか取れないかで変わってくるんで、焦りっていうよりは羨ましいなじゃないですけど、『ああいいな。俺もなりてえな』ってモチベーションが上がりましたね」と今はそれほど焦ってはいない様子。

 K-1のスーパー・フェザー級で戦う選手たちに対しても「この選手とやれば勝てるなって思う選手も普通にいますし、この選手とやってみたいなという選手もいっぱいいるんですよ。でも、ベルトを獲ってこそ発言権も出てくると思いますし、まずはKrushのベルトを獲ることですね」と自信を見せる。

「僕は地元が群馬なんで群馬で大会をやりたいというのはありますし、地方でもK-1チャンピオンになれるんだぞというのを見せていきたいんで、そこは意識しています」と、地元からのK-1・Krushの普及にも意欲を持っている横山。そのためにも今回のKrushスーパー・フェザー級のベルトの戴冠は必須。「プロになった時に1本目のベルトはKrushのベルトを獲りたいと思っていたし、ここで獲る獲らないで今後が変わってくると思うんで、このKrushのベルトに対しての思いはデカいですね」と、悲願のベルト奪取に燃えている。

 

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