2021.07.09

 大阪・月心会ラスカルジムにて、7月24日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.127」の[第6代Krushライト級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R]で里見柚己と対戦する川﨑真一朗が公開練習を行った。

 公開練習に臨んだ川﨑は、重く鋭いパンチを繰り出すミット打ちを披露。鋭いコンパクトなワンツーから生み出される快音は、KO必至の威力を物語った。

 川﨑の前戦は今年3月「Krush.123」で行われた大沢文也戦。ケガによる離脱から1年2か月ぶりの復帰をかけた一戦だったが、川﨑自身が「大沢選手の上手さに引き込まれた感じ」と語る通り、試合巧者の大沢に延長判定負けを喫した。この敗戦により、川﨑はKrushライト級の最前線から後退したかに見えたが、今回8選手参加の王座決定トーナメントにエントリー。「崖っぷちというか、首の皮一枚繋がった」という感想は、決して大げさな表現ではないだろう。

 1回戦でぶつかる里見柚己の印象を「若くて勢いがある選手」と語る川﨑。「打ち終わりにガードが甘いところがありますが、もらっても前に出る気持ちの強さは脅威に感じています」と、弱点を補って余りあるファイトを高く評価する。お互いに攻撃力の高さを主体とするスタイルを持つ中、川﨑は「しっかりかみ合うんじゃないか」と、真っ向からの打ち合いを匂わせた。

 2019年8月の篠原悠人戦以来、およそ2年の間勝ち星から離れている川﨑。「今回はとにかく勝ちが欲しい。気がついたら相手が倒れている、気がついたら勝っているという感じで1Rから行こうと思います」と、王座よりも"まず一勝"を優先する姿勢を見せる。

 川﨑が思う理想の勝利は「パンチで打ち合って、お客さんが立ち上がってしまうような試合をしての勝利」と語るが、現状は「正直今は周囲がどうこうという余裕は全くありません。何をしても勝ちたい」と、勝利そのものに強い執着を見せた。

 とはいえ、Krushライト級の王座を決める注目度の高いトーナメント。里見に勝利すれば、準決勝は弘輝と東本央貴の勝者と対戦が待っている。「弘輝選手とは戦ったことがないのでやってみたい」という希望もありつつも、本命は過去1勝1敗の東本との決着戦。2戦目となった2020年1月の試合でのケガが長期離脱のきっかけともなったこともあり、「白黒つけたいですね」と、完全決着への思いは強いという。

 さらにその先の決勝には「9割9分瓦田選手」と瓦田脩二の勝ち上がりを予想。1回戦、準決勝と楽な道のりではないが、川﨑は2019年3月に瓦田からKO勝利を奪っているだけに、王座獲得のチャンスは決して小さくないだろう。

 最後に「いつも勝つ勝つといって約束を破ってきました。本当にこれが最後のチャンス。僕の背中をしっかり見て欲しいです」とファンに呼びかけた川﨑。果たして2年間雌伏し続けた"西の剛拳"は、王座決定トーナメントの舞台で爆発を見せることができるか。

 

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