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「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<公開練習>菅原美優、K-1アトム級王座に向けて一直線!「いろんな形でメンタルも鍛えられて強くなっている。とにかくベルトを獲ることだけに集中して1日過ごします」

 東京・K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフにて、6月25日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される“K-1初の女子大会”「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~RING OF VENUS」の[K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]で松谷綺と対戦する菅原美優が公開練習を行なった。

 菅原が行なった公開練習は2分1Rのミット打ち。本人は「まあまあいい感じです」と語りながらも鋭いパンチとキックを連発し、順調な仕上がりの良さをアピールした。2020年に王座決定トーナメントを制して第3代Krush女子アトム級王者になった菅原だが、現在まで2度の防衛に成功。特に昨年5月おのK-1横浜武道館大会で敗れたMIOを、11月「Krush.131」でのタイトルマッチで返り討ちにするなど、王者になってからも成長を続けてきた。
 そんな中で迎えるK-1史上初の女子だけの大会、そしてK-1の初代王座決定トーナメント。「トーナメント自体はやっと決まったなって感じですけど、女子の大会は本当にビックリしました。嬉しかったです」と菅原。「今までの試合は男の子と一緒に出るんで、男の子に負けない試合をしないとって感じでしたけど、今回は初の女子大会ということでみんなで頑張りたいなっていう気持ちはありますね。今後も続けていく上で」と、気持ちの持ち方にも変化はあるようだ。

 トーナメントの一回戦の相手は松谷桐。他団体で実績を積み、昨年から鳴り物入りでK-1 JAPAN GROUPに参戦し、今回のトーナメントにも抜擢された選手だ。菅原もトーナメントを意識するよりも、現在は一回戦の松谷戦に集中しているという。その上で「何でも出来る子だなっていう印象で、凄い上手くて強い子だなって思っています」と評した菅原。1勝1敗という戦績のMIOと、決勝での決着戦を期待する声も多く、松谷はその再戦の実現阻止に燃えている。だが、「やる気で来てくれる分には全然。私にはあんまり関係ない感じですね(笑)」と、菅原はどこ吹く風だ。
 そのMIOとの決勝での再戦も、「私は正直どっちでもいいっていう感じなんですよね」と菅原。「MIOさんには負ける気がしないんで。負けた相手に負けるのは嫌ですけど、勝った相手に負けるのはもっと嫌なんで、そこは特に今回気にしているポイントでは全然なくて、どっちが上がってきてもいいかなって感じです」と、MIOとの決着戦にこだわっている様子はない。

 その心境になれたのも、MIOとの2度の戦いを経て、メンタル面での成長を実感出来ているからこそ。修羅場を潜り抜けてきたことが、「いろんな形でメンタルも鍛えられて強くなっているかなと思います」と、菅原の身になっているようだ。
 とにかく菅原が狙うのはK-1女子アトム級王座のベルトのみ。そのためにも今回のトーナメントは勝ちに徹することを宣言している。自分はセミファイナルで組まれたトーナメントの決勝を制し、メインイベントでタイトルマッチを戦うジムの先輩であるKANAにいい形でバトンを繋ぐこと、そして閉会式で二人でベルトを巻いてツーショット写真を撮るという青写真を思い描いているからだ。

「感動するから楽しみにしといてって、家族にも言っているんで頑張ります」。菅原が思い描く「最高のシナリオ」の実現のためにも、「とにかくベルトを獲ることだけに集中して1日過ごしたいと思います」と、雑念を払ってトーナメント制覇に集中する。
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