「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>チャン・リー「女子選手が多いと控え室から雰囲気も違って(他の選手に)『負けたくない』というモチベーションが芽生える。そのなかで自分が一番目立ちたい」
――今回K-1初出場が決まりました。
「オファーを聞いた時は嬉しいの一言でしたね。それも今回は女子だけのK-1の大会なので、そのメンバーに選ばれたことを光栄に思います」
――女子だけの大会は、通常の男子選手と混じっての大会とはモチベーションの面でも変わってきますか?
「私がKHAOSデビューした時に、女子-45kg(アトム級)のKHAOS ROYALという企画があって、同じ大会に女子選手が結構出ていたんです。女子ばかりだと控え室から雰囲気も違っていて(他の選手に)『負けたくない』というモチベーションがより芽生えたのを感じました」
――やはりそういう中でも自分が一番輝きたいと?
「それはもちろんです。自分が一番目立ちたいです」
――K-1参戦が決まって、周りの反響はいかがですか?
「すごく反響が大きく家族も喜んでくれました。代々木第二という大きな会場で試合をするのも初めてなので、会場の雰囲気も楽しみです」
――大舞台で緊張はないですか?
「そこは特に考えていません。緊張するのは当たり前だと思ってますし、どんな雰囲気でも味わいつつ、試合は試合と考えてやっていきます」
――大会も近づいてますが調整はいかがですか?
「全てが順調です。特にこれといって強化しているものはなくて、全体的に強化していますし、最後は自分との戦いなので一番メンタル面を強化することを意識しています」
――今回は初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントのリザーブファイトに選ばれました。試合が決まった時の心境は?
「本当だったらトーナメント本戦の4人のメンバーに選ばれるのが1番良かったのですが、リザーブという立ち位置はその4人の次の位置だと理解しているので、ちゃんと魅せられる試合をしたいと思います」
――ご自身としては本戦にも出る覚悟で臨みますか?
「いつ繰り上がりで本戦に出ても大丈夫なように準備します」
――本戦の4選手の対策もしてますか?
「研究はしていますが、試合映像を見ているぐらいです。今はリザーブで対戦する紗依茄選手との試合に集中しています」
――その紗依茄選手とは2021年6月のKrush-EXで対戦して以来、1年ぶりの再戦となりました。あの時はチャン・リー選手の判定勝利でした。
「あの試合が終わった後に、紗依茄選手が控え室にあいさつに来てくれて『また次やることがあったらよろしくお願いします』と言ってくれて。まさかこんなに早くタイミングで戦うとは思っていませんでした。彼女ももっと練習してくるでしょうけど、また今回も私が勝ちます」
――前回対戦した時はどのような印象がありました?
「今まで対戦した選手よりもテクニックはあるなという印象がありました」
――その後の紗依茄選手の試合を見て、印象は変わりました?
「私とやった試合の時よりも気持ちの面が強くなっていると感じました。彼女はきっと過去の自分を超えようと思って練習していると思いますが、私もあの時の自分とは全く違います」
――旧K-1時代からトーナメントには魔物が潜んでいると言われています。本戦出場は意識していますか?
「そうですね。そこを信じて、私が台風の目になって本戦にいけたらと思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「6月25日に全てを懸けて練習しているので、会場でその姿を見てほしいですし、観ている人のエネルギーになれたら嬉しいです」