「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>MARI「女子だけでも面白い大会にする。他の女子選手よりアグレッシブでK-1らしい試合をしてインパクトを残します」
――5月のNJKF岡山大会ではNJKFミネルヴァ・アトム級王座に就きました。この試合を振り返ってもらえますか?
「タイトルマッチかつ地元の試合で緊張して動きが硬くなって持ち味が出せなかった試合でした…。チャンピオンにはなったのですが納得できない部分があります」
――MARI選手の中では何%くらいの出来だったのですか?
「50%出せたかな…くらいです。セコンドからは30%と言われました(苦笑)」
――かなり厳しい自己評価ですね。それでも勝てた要因はなんでしょう?
「ミネルヴァはK-1と違って首相撲があるルールで、私は首相撲が得意じゃないんですけど、その首相撲で押せたのがよかったと思います」
――MARI選手はパンチが得意なファイトスタイルですが、K-1ルールの方が持ち味を発揮できますか?
「はい。私はパンチで打ち合うのが得意なので、首相撲・掴みがないK-1ルールの方が自分の持ち味を活かせられると思います」
――今回は11カ月ぶりのK-1参戦になりました。改めてK-1の印象を聞かせてもらえますか?
「KO率が高くて、やっている側も見ている側も面白い大会だと思います」
――MARI選手は2度K-1に出場して、いずれも高梨knuckle美穂選手と対戦して、接戦の末に敗れるという結果でした。K-1のリングはいかがでしたか?
「初参戦(2021年3月『K'FESTA.4』)の時は意外と緊張しなかったです。逆に2回目(2021年7月・K-1福岡)は少し緊張しました。ダイレクトリマッチのリベンジマッチだったので力が入っちゃいましたね」
――今大会はK-1初の女子大会となります。大会開催・出場が決まったときの心境を教えてください。
「K-1に女子の試合はいらないという声も聞くんですけど、こうして女子大会が開催されることになって、女子だけでも面白い試合を見せたいですし、その一人として頑張りたいです」
――対戦相手のMOE選手にはどんな印象を持っていますか?
「動きの印象では技のバリエーションもあって動きも多いのでテクニカルな選手だと思います。パンチのモーションがないんで、そこを気をつければいいかなと思います。チャンスが来るのを待つのではなく、自分からチャンスをつくっていく場面を増やしていきたいです」
――記者会見では「頑張っている選手という印象。自分の相手じゃない」というコメントもありましたが。
「あの発言は『勝って当たり前』というより『絶対に勝たなきゃいけない相手』という意味で言いました。私はまだK-1で1回も勝ってないですし、ここで負けたらもう(K-1から)呼ばれないと思うので。私の発言でMOE選手も私のことを嫌いになってくれて、思いっきり倒しに来てくれると思うので、面白い試合になると思います」
――今回の試合はK-1育ちの選手vsK-1以外のイベントでもキャリアを積んでいる選手と言うテーマもあります。そこは意識していますか?
「先日ミネルヴァのチャンピオンになったばかりなので、ミネルヴァのチャンピオンとしても絶対に負けられないです」
――同じ大会には2度対戦した高梨選手も出場しています。意識はしますか?
「特に意識はないですけど、いつかリベンジはしたいですね」
――今回のK-1女子大会をどんな大会にしたいですか?
「女子だけでも面白いと思ってもらえる大会にしたいです」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「初のK-1女子大会、他の女子選手よりアグレッシブでK-1らしい試合をしてインパクトを残します」