「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木<インタビュー>挑戦者スーリ・マンフレディ「つまらない勝ち方には興味がないし、KANAと激しく打ち合いたい。女子でも沢山エキサイティングな試合があることを世界中の人たちに知ってほしい」
――K-1参戦が決まった時の心境を教えて下さい。
「信じられないくらいうれしかった。こんなチャンスが来ることは想像もしてなかったから」
――K-1というイベントにはどんなイメージを持っていますか?
「K-1は世界最高峰のイベントの一つ。数々のレジェンドたちが戦う姿を見てきたことを思い出す。不可能だと思っていた夢が叶った気分」
――マンフレディ選手が格闘技を始めたきっかけを教えて下さい。
「父親が柔道家で、私がまだ小さい頃から道場に連れて行かれていて。暫く格闘技から離れていて、それから総合格闘技の練習を始めて、今に至っている。格闘技は自分に規律を学ばせてくれ、自分自身を成長させてくれる存在だと思う」
――今の練習環境・状況を教えて下さい。
「約4年前からタイにある Lookyamo training campで練習している。ヘッドコーチ兼オーナーのチャールトン・アンリはフランス人で、月から土は1日2回トレーニング。練習メニューに飽きないようにコーチたちは毎日違う練習メニューを組んでくれている。チャールトンはタイに住んで16年になる人物で、彼はいわゆるムエタイスタイルを教えるのではなく、常に新しいスタイルを取り込むオープンマインドを持っている。彼はトレーニング方法に対して強い持論を持っていて、また選手に対しても100%バックアップしてくれている」
――これまでどんな国・大会で試合をしてきたのですか?
「THAI FIGHT、BKFC(Bare Knuckle Fighting Championship)、 WMPFの大会……タイも含めてヨーロッパ各国で試合をしてきたし、私はルンピニースタジアムで初めて試合をした女子でもある」
――自分のどこをK-1のファンに見てもらいたいですか?
――女子でミャンマーラウェイや素手の試合をする選手は珍しいですが、なぜそういったルールの試合をやろうと思ったのですか?
「元々興味はあって、たまたまやる機会が巡ってきて、そこからずっと(素手の試合も)続けている。立ち技の“なんでもあり”というところに魅力を感じている」
――かなり過酷で危険なルールですが、そうした試合は好きですか?
「危険だからこそより頭を使って戦うことを覚えた」
――対戦相手のKANA選手にはどんな印象を持っていますか?
「彼女は素晴らしい選手だと思う。ここ数年注目していて、いつか試合をしたいと思っていた」
――KANA選手はK-1チャンピオンで、K-1女子の第一人者ですが、彼女のキャリアをどう思いますか?
「彼女はとてもタフで、ファイトスタイルも好きです。もっと世界的にも知名度があっていい選手だと思う」
――日本のファンは打ち合いになると予想していますが、どんな試合をして勝ちたいですか?
「これまで私の試合のほとんどがその日のベストバウトに選ばれている。つまらない勝ち方には興味はないし、激しい試合をしたい。激しいパンチの打ち合いになる事は間違いないし、みんなが予想していない展開と結果になると思う」
――K-1チャンピオンになることにはどんな思い入れがありますか?
「K-1チャンピオンは自分が一番望んでいるタイトル。必ず手にしたいと思う」
――K-1で女子大会が行われることをどう思いますか?
「本当に素晴らしいことだと思うし、女子でも沢山エキサイティングな試合があることを世界中の人たちに知ってもらいたい」
――これからK-1や日本で戦うことの目標はなんでしょう?
――それでは最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「日本のファンは素晴らしいと聞いています。6月最高の試合をみんなに見せられることを楽しみにしています」