2021.05.10

 東京・POWER OF DREAMにて、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」(※5.23大田区から延期・変更)の[スーパーファイト/-56kg契約/3分3R・延長1R]でラット・エイワスポーツジムと対戦する佐々木洵樹が公開練習を行った。

 古川誠一会長の持つミットに、ボクシングで培ったパンチのみならずミドルキックや前蹴り、跳びヒザ蹴りなども放っていった佐々木。「体調もメチャクチャいいですし、練習も追い込みを継続してやってる感じです」と、好調の様子だ。

 昨年12月の両国大会では、璃明武を相手にK-1デビュー戦を白星で飾った。「1Rに左フックで思いっきり倒した後に、ちょっとモタついたところがあって。今言うと言い訳みたいになっちゃいますけど、あの時はアバラを折ってたんですよ。今回は本当に体調が万全なので、早く暴れたいですね。でも、あの試合があったからこそ一つ成長できたと思うし、悪いところもすごく出て、会長にも指摘されたので、今回はその部分も修正して出す自信があります」と、前回の反省を生かして臨むという。


 その試合も含め、プロボクシングから転向してきて5戦全勝。本人は「すごくよくできてる方だとは思いますが、まだまだ上を目指していきたいので、ここで満足はできません。でも、自信はついてきました。これからもずっと全勝で、チャンピオンにもなれる自信があります」と手応えを感じている。

 Krushではバンタム級王座を獲得したが、今の主戦場はスーパー・バンタム級。「前々回、前回はまだバンタム級(53kg)でやってた時の体作りで臨んでいたので、対応できない部分がありました。でも今回はスーパー・バンタム級に合わせた体作りがすごくできてる感じがします」

 同階級では玖村将史や金子晃大が「K'FESTA.4」でもいい勝ち方を見せ、トップグループを形成しているが、しっかりと意識しているという。「向こうはどう思ってるか全然分からないですけど、もちろん自分はすごく意識してます。自分のことは『まだまだだろ』と思ってると思いますけど、自分はやったら勝つ自信がすごくあるので、早くやりたいですね。その2人もそうだし、他にもこの階級はいっぱい選手がいるので、その中でトップに行くような試合をしたいです」

 この階級は、やはり「武居由樹の後を受け継ぐ」という意味で思い入れが強いという。「由樹君が獲った時も自分は会場で観ていたし、今も由樹君がジムに来るたびに『頼みますよ、ホントに』って言われるんで(笑)。由樹君に近づけるような選手になりたいです」

 今回の相手はゴンナパーにも勝利したことがあるラット・エイワスポーツジム。ボクシング時代にタイ人との試合は経験しているが、ムエタイとは初激突ということになる。「キックボクシングに転向した時にちょうど会長に『キックボクシングのジムに行くぞ』って連れて行かれて、けっこうボコボコにされた記憶があって(笑)。蹴りの対処が全くできないし、蹴れないし。全てがダメでしたね。パンチももちろん当たらないし、パンチの距離でやろうとすると蹴られるし(笑)。『いや、これはムエタイ選手はやれないな』と、当時は思ってました」と、ムエタイとの“初遭遇”を振り返ったが、もちろん今は違う。

「今は蹴りでも対抗できるように、蹴り合っても負けないような練習はしてきました。だからすごくいいタイミングで当ててもらったと思ってます。相手は本当にムエタイ特有というか、パワーもすごくあるし、固そうな印象がありますが、やってくる攻撃は会長と一緒にだいたい想定はしているので、それがどうなるのか。ボクサーがどういう動きをするのかというところを見てもらいたいですね。スピード、テクニック、パワー、全部で上回っていきたいです」と、自信のほどをアピールした。

 実際、試合は「ボクシングvsムエタイ」という、異種格闘技戦のような展開になるのだろうか? そう問われると、「そういう風に見てもらったら一番面白いと思います。K-1という舞台はいろんな格闘技が集まって戦うところだと、僕自身、昔から思ってたので。子供の頃は自分がボクシングから出るとは想像もしてなかったですけど」と笑った。

 子供の頃からK-1に憧れていたという佐々木が思い浮かべる「K-1vsムエタイ」とは……。「やっぱり魔裟斗選手とブアカーオ選手の試合ですね。最初に見た時に感じたムエタイの強さはかなり印象が強いです。それでも魔裟斗選手が、その後にどんどんムエタイ選手を倒していったので、まさか自分がこういう形になるとは思ってなかったですけど、ムエタイを体感してみたいというのが今の心境です」

 では、今回は自分が魔裟斗さんの立場に?「いえ、魔裟斗選手は本当に華があったし、自分は影が薄いって自分で分かってるので(笑)、自分は試合で魅せます」

 最後には「POWER OF DREAMらしく、頭で考えて、『美しく勝つ』ところを見てもらいたいです。倒し方でも魅せたいと思ってます」と、力強く語った佐々木。果たしてどのような勝ち方を見せてくれるのか?

 

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