2021.05.05

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」(※5.23大田区から延期・変更)の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]でMOMOTAROと対戦する西元也史が公開練習を行った。

 昨年9月のK-1大阪大会以来、2度目のK-1参戦となる西元。3月27日のKrush後楽園大会ではSATORU成合をKOで下し、今回のチャンスを掴んだ。公開練習では高萩トレーナーの持つミットにパンチ、ミドルキック、ヒザ蹴りと力強い攻撃を繰り出し「前の試合と間隔が短いので、減量もすんなり行ってますし、気持ちも切らさずに高いモチベーションでやれています」と好調をアピールする。

 前回のSATORU戦で連敗から脱出した西元は、手応えを掴んでいる。「やっと、練習でやってきたこととか、考えてやってきた部分を試合で出せたかなという感じです。トレーナーのみなさんの指導や言葉を信じて、自分のパワーに自信を持っていつも通りやれば、当たれば倒れると自分は思ってるんで、それが前回の試合では体現できたかなと思います。ただ自分が目指しているのはこんなところじゃないんで、もう二つ三つ上にしっかり上がっていけるように、次も勝ちたいです」

 本人的にもいい流れで飛び込んできたのが、鳴り物入りでK-1に初参戦してくるMOMOTAROとの対戦だ。キック・ムエタイルールでタイトルを獲得し、ONEでも活躍してきたMOMOTAROとの対戦オファーを聞いた時には「あ、やらしてくれるんやと思いました。MOMOTARO選手にはK-1に常連で出てる選手とかが先に当てられて、それによって上がっていく形かなと思ってたので、正直予想はしてなかったです」

 対戦カード発表会見ではMOMOTAROから「格の違いを見せる」という旨の発言が目立ち、西元は「正直、けっこうムカつきました。あの場で若い子たちみたいにバーッといきり立っていくのも恥ずかしいなと思ったんで、言葉は選んだんですけど……。計量の時にまた顔を合わせるので、その時に言いたいことを言おうかなと思ってます」とイライラをため込んでいる。

 さらにもう一つ、西元をムカつかせていることがある。それはMOMOTAROが武尊戦への希望を表明していることだ。「武尊選手は僕みたいなタイプは苦手だと思うので、いけると思う」という発言についての思いを聞くと「いや、ちょっと……」と苦笑を浮かべた。

「僕は普段から武尊さんとスパーリングしたこともありますし、普段の過ごし方とか、前回の試合前も控室に入って武尊さんのことを見ていて、そう簡単に名前を出せるほど甘い世界じゃないぞと。他の団体で成績を残して、そこに自信があるのも分かるんですけど、全然K-1は別物なんで。なめんなよって感じです。僕の中ではかなりムカつきが溜まってるんで、全部試合にぶつけます」

 これまで勝利は全てKOと、テクニシャンとして知られるMOMOTAROとはスタイルが対照的な西元。今回の試合には「K-1ファイター」としてのプライドもにじむ。「MOMOTARO選手みたいな相手を倒しきってこそK-1ファイターやと僕は思ってるんで。“外敵”じゃないですけど、初めて参戦してくる選手なので、僕がしっかりK-1のレベルの高さを見せつけてやろうかなと思ってます。僕が一番分かりやすい試合をするから当てられたと思ってるんで」

 この試合のもう一つの側面として、お互いに伝統派空手出身という共通点がある。しかし、試合自体からそれが感じられる可能性は低そうだと、西元は予想する。「伝統派同士といっても、お互いにキックボクシングとK-1で練習してきて、タイプが分かれてるじゃないですか。もし僕が早い段階で勝負を決められたら、瞬間で終わっちゃう可能性もあると思うし、その自信もあるんで、試合を楽しみにしててくれたらなと思います」

 自身はK-1で2戦目、ここでしっかりと自分をアピールしたいという気持ちが強いという。「K-1には地元の関西ということで出させていただいた昨年の大阪大会だけで、そこでも勝てなかったので僕自身の印象ってまだないと思うんですよ。だから関東や全国の人たちに『西元也史ってこういうK-1ファイターやぞ』っていうのをちゃんと見せていきたいです。こんな世の中ですけど、必ず皆さんが元気出るような試合をしたいと思います」

 西元が感じているムカつきが、いつも以上の強打となってMOMOTAROに襲いかかるのか? その戦いに注目だ!

 

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