セミファイナル(第8試合)はKrushライト級ワンマッチ、篠原悠人vs瑠久の一戦だ。元Krushスーパー・ライト級王者の篠原は長らくK-1のライト級戦線で活躍してきた実力者。K-1のリングでは2連続KO負けを喫していたが、前回、地元・大阪での5.18「Krush.174~In OSAKA」で約5年ぶりにKrushのリングに登場し、三宅祐弥にKO勝利して再起を飾っている。今回は久々の後楽園ホール登場だ。対する瑠久は、前回の3.30「Krush.172」で蓮實光に後ろ回し蹴りでの衝撃的なKO勝利を飾っている。今回から階級をライト級に下げての試合だ。なお、この試合とメインイベントの勝者から、11.29「Krush.182」での大岩龍矢のKrushライト級王座への挑戦者が選ばれる。タイトルマッチに近づくのはどちらか?
1R、いきなりパンチを放って前に出る篠原。さらに右のカーフキックを放っていく。瑠久も前に出ていくが、そこを篠原はカーフキックで迎え撃っていく。それでも前に出る瑠久に対して、篠原はボディブローの連打から顔面へと打ち込んでいき、左フックが炸裂。瑠久は後方にバタリと倒れてダウンだ。再開すると、再び篠原はパンチを連打。防戦一方の瑠久をロープ際に追い詰めてボディブローを打ちまくり、左フックから最後はまたもボディブローの連打。これで再び瑠久が崩れ落ちゴングが鳴らされ、篠原がKO勝利となった。
試合後、KO勝利を飾った篠原はマイクを握って、ABEMA放送の解説席にいる大岩に挑戦を表明した。
「応援ありがとうございました。瑠久選手、しっかり打ち合ってきてくれたんで、盛り上がる試合ができたかなと思います。次、11月、大岩選手にリベンジとタイトル奪取したいと思うんで、是非、大岩選手、僕とやりましょう。ありがとうございました」