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K-1 WGP -90kg南米予選は、“南米ダイヤモンド”マルコが優勝!=10.4『K-1 WORLD GP 2025 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選』

-90kg南米予選で優勝したマルコ
 2025年10月4日(土=現地時間)、ブラジル・ブラジリアにおいて『K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選』が、南米有数の格闘技プロモーション「WGPキックボクシング」との共催で行われた。ブラジルでのK-1認定大会は、今年6月以来となる。

 今大会では8名参加のワンデイトーナメントで行われ、優勝者には2026年2月8日(日)に東京・代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント』への同トーナメント出場権が付与される。各試合結果と詳細は以下。

■K-1 WORLD GP 2025 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝3分3R第1試合
〇マテウス・ノゲイラ(ブラジル/Teixeira Team)
判定3-0
●ホシアス・ヌニェス(ボリビア/Team Marcelo Salas)

 1R、ヌニェスは積極的にパンチを打ちながらローキックでダメージを与えていく。ノゲイラは右に周りながらかわしつつ、右のパンチを打ち込む。ヌニェスは左フックで動きを止めさせるも、ノゲイラはボディブローから左フックを返した。

 2R、ノゲイラは鋭いジャブをついてリズムをつくる。ヌニェスは右ストレートで倒すも、これはダウン宣告されなかった。ノゲイラはボディブロー、右ローキックで反撃。ヌニェスはフックを振り回すも、ややスタミナ切れか。ノゲイラも決定的な場面は作れず。

 3R、ノゲイラは右ローキック、左フックで攻勢に出る。さらに飛び二段蹴りで顔面を襲う。ヌニェスは手数が減るも、ときおり放つ右フックは脅威だ。勢いに乗るノゲイラはカーフキックで試合を組み立て、ミドル、パンチのコンビネーションを見せた。判定は3-0でノゲイラが勝者となった。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝3分3R第2試合
●イヴァン・ガラズ(チリ/Brutal Striker)
判定0-3
〇モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)

 1R、ロドリゲスは前蹴り、カーフキック、パンチからの右ハイキックと積極的な攻撃。とくにカーフキックがいい。ガラズはローキックを返すも、守勢に回る。さらにロドリゲスはカーフキックでダメージを与え、飛びハイキック、バックスピンキック。ガラズは、ほぼいいところがなかった。

 2R、ロドリゲスはヒザ蹴り、カーフキックで攻撃も、ガラズがフックの強打で押し返す。ロドリゲスは右ボディストレートで動きを止めたいところだが、ガラズは右のパンチで勝負に出る。だがロドリゲスのカーフキックが的確に入り動きを止める。さらに飛びヒザ蹴りから左のパンチでロドリゲスがKOを狙った。このラウンドはガラズの攻勢も目立った。

 3R、ここは互いに前へ出て、打ち合いになるシーンも。だがロドリゲスはフックからヒザ蹴り、バックスピンキックと多彩な攻撃を見せる。ガラズは左右のフックで倒しにいくも捉えきれない。互いにバックブローも空振り。ロドリゲスはボディブローからヒザ蹴りと連続攻撃で優勢に。判定は3-0でロドリゲスが勝利をものにした。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝3分3R第3試合
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOUTUS MMA)
判定2-0
●ヤン・プロブレマ(ブラジル/Lutadores do Gueto)

 1R、マルコはカーフキックを連発。プロブレマは右をヒット、さらに右のブラジリアンキックと多彩な攻撃を見せる。マルコはパンチをガードしながらカーフキックでダメージを与えていく。プロブレマはパンチと蹴りのコンビネーション。対照的な対決となった。

 2R、マルコはガードしながらカーフキック。プロブレマは左右パンチからのヒザ蹴りと1Rと同じような展開。だがマルコのフックがプロブレマのアゴを跳ね上げるシーンもあった。マルコは左右フックで攻撃。プロブレマはアッパー、ボディから顔面とパンチを散らすも崩すことはできず。ややマルコが有利に試合を進めた印象だ。

 3R、マルコはカーフキック、フックのコンビ。プロブレマも負けずにパンチを返すも、これはガードの上。マルコは的確にカーフキックを蹴りつつ、フックでKOを狙う。打ち合いになるとマルコのフックが当たる場面が目立った。判定は2-0でマルコの勝利。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝3分3R第4試合
〇ジョアン・ペドロ・シマオ(ブラジル/Impacto Team)
判定3-0
●ヒアゴ・ソウザ(ブラジル/Center Muay Thai Kickboxing)

 1R、シマオは右ストレートから左フックで襲撃。ソウザは右フックを返す。シマオはカーフキックから左のパンチをボディから顔面へ打ち分ける。そしてシマオが右のパンチでダウンを奪った。立ち上がったソウザにシマオは左のパンチを当てていく。そして右カーフキックをヒット。ソウザはバックブローを放つも不発。シマオもバックブローを返し、これは軽くヒットした。

 2R、シマオは右カーフキック、バックスピンキックで攻撃。ソウザは左右のパンチで前へ出ていく。シマオがフットワークで動き回り、この攻撃をかわす。打ち合いは互角の展開も、シマオが押される場面が目立つように。後半はシマオが逆襲して終了。

 3R、ダウンを挽回したいソウザはここも前へ出てパンチを打っていく。シマオは周りながら、カーフキックを的確に入れていく。ソウザは攻撃をもらいながらも前進を止めない。シマオはボディから顔面、カーフキックと冷静に攻撃を上下に散らす。判定はダウンを奪ったシマオが3-0で勝利した。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・リザーブファイト3分3R
●アレッサンドロ・アバター(ブラジル/R8 Centro de Lutas)
3RKO ※右ローキック
〇クレイトン・ヌニェス(ブラジル/AFAM)

 南米予選トーナメント・リザーブファイト(3分3R)は、アレッサンドロ・アバター(ブラジル/R8 Centro de Lutas)とクレイトン・ヌニェス(ブラジル/AFAM)が対戦した。パワフルなパンチで攻めるアバターと、鋭い蹴りを持つヌニェスの対決。力強さではアバターだが、ヌニェスのテクニックが上回っていた印象。3Rにヌニェスが右ローキックでTKO勝利した。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準決勝3分3R第1試合
●マテウス・ノゲイラ(ブラジル/Teixeira Team)
延長判定1-2
〇モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)

 準決勝第1試合は、マテウス・ノゲイラ(ブラジル/Teixeira Team)とモデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)の対決となった。

 1R、ロドリゲスはプレスをかけてボディブローから顔面へフックを放つ。そして右カーフキックで転倒させた。ノゲイラは動き回り、蹴りとパンチを返すも押されている印象。ロドリゲスは左フック、右ストレートで飛び込む。ノゲイラはカウンター狙いも、ロドリゲスの手数と勢いに手を焼いているか。

 2R、ここでもロドリゲスが前へ。ボディを狙いながら顔面へパンチをヒットする。ノゲイラも負けずに押し返し、同じようにボディから顔面、カーフキックを当て始める。一進一退の攻防となるも、ノゲイラのカーフキックのヒットが目立った。

 3R、ノゲイラは左ミドルキックをダブル。ロドリゲスはカーフキックでリズムをつかむと、パンチが当たり始める。するとノゲイラの右のショートが入り、ロドリゲスからダウンを奪う。立ち上がったロドリゲスは、バックスピンキックを返すも力がない。このまま判定となり、0-0のドローで延長ラウンドへ。

 延長ラウンド、いきなり打ち合いになる。息を吹き返したロドリゲスは、左右フックで攻勢に。ノゲイラは左右フックを出していくも、ガードの上となる。そしてロドリゲスの右が入り、ノゲイラが後退。ノゲイラのローブローの反則で一時中断も再開。互いに最後まで打ち合い、判定2-1のスプリットでロドリゲスが勝利した。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準決勝3分3R第2試合
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)
2RKO ※左フック
●ジョアン・ペドロ・シマオ(ブラジル/Impacto Team)

 準決勝第2試合は、マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)とジョアン・ペドロ・シマオ(ブラジル/Impacto Team)がファイナル進出をかけて争った。

 1R、シマオはワンツーで先制。マルコはガードを意識しながらパンチからローキックで反撃。シマオは左ミドルも、マルコがカーフキックを返す。互いに自分の距離を作りながら積極的な攻防を見せた。

 2R、マルコは左ローキックから左フックでダウンを奪う。立ち上がったシマオに左フックでヒットしてKO勝ち。マルコが決勝進出を決めた。

■K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・決勝3分3R
●モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)
1RKO ※右ストレート
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)

 決勝は、準決勝でマテウス・ノゲイラを破った“南米テクニシャン”モデスティノ・ロドリゲスと、ジョアン・ペドロ・シマオをKOした“南米ダイヤモンド”マルコ・ブラック・ダイヤモンドの顔合わせとなった。

 1R、ロドリゲスはジャブを顔面とボディへ刺していく。マルコはガードしながらローキック。飛びヒザ蹴りで飛び込むロドリゲス。積極的にコンビネーションで攻めるのはロドリゲスで、カウンターの鋭い攻撃を見せるのはマルコだ。ロドリゲスは連続攻撃も、マルコのカウンターの右フックが炸裂。ロドリゲスがダウンし、そのままKOとなった。南米予選トーナメントは“南米ダイヤモンド”マルコが制した。


<K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選記録>
[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝(1)]
〇マテウス・ノゲイラ(ブラジル/Teixeira Team)
判定3-0
●ホシアス・ヌニェス(ボリビア/Team Marcelo Salas)

[K-1 WORLD GP 2025 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝(2)]
●イヴァン・ガラズ(チリ/Brutal Striker)
判定0-3
〇モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝(3)]
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)
判定2-0
●ヤン・プロブレマ(ブラジル/Lutadores do Gueto)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準々決勝(4)]
〇ジョアン・ペドロ・シマオ(ブラジル/Impacto Team)
判定3-0
●ヒアゴ・ソウザ(ブラジル/Center Muay Thai Kickboxing)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・リザーブファイト]
●アレッサンドロ・アバター(ブラジル/R8 Centro de Lutas)
3RKO ※右ローキック
〇クレイトン・ヌニェス(ブラジル/AFAM)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準決勝(1)]
●マテウス・ノゲイラ(ブラジル/Teixeira Team)
延長判定1-2
〇モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・準決勝(2)]
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)
2RKO ※左フック
●ジョアン・ペドロ・シマオ(ブラジル/Impacto Team)

[K-1 WORLD GP 2026 -90kg世界最強決定トーナメント南米地区予選・決勝]
●モデスティノ・ロドリゲス(ブラジル/RBT/Winner Combat Team)
1RKO ※右フック
〇マルコ・ブラック・ダイヤモンド(ブラジル/LOTUS MMA)

※すべて3分3R・延長1R
決勝でマルコは右フックでKO勝ち
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