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K-1 WORLD MAX決勝トーナメントの組み合わせ決定!前王者コプリヴレンスキーが木村ミノルといきなり激突=11.9K-1 WORLD MAX

 9月8日都内にて、前日7日に開催された「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント開幕戦」の結果を受けて、11月15日(土)に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される決勝トーナメント(ワンデイで実施)の組み合わせ抽選会が行われた。

 今回の抽選会は、昨年と同じシステムを採用。各選手がナンバーボールを引き、そのボールに書かれた若い番号順にAからHまでの枠を選択していくというもの。クジの結果によっては自ら対戦相手を選ぶことができるため、駆け引きが行われる。

 ナンバーボールを引く順番はトーナメント一回戦の試合結果を受け、早いラウンド時間でKOした選手→判定勝ち(3-0→2-0→2-1の順番となり、3-0の選手が多い場合は判定ポイントで大きく差を付けた選手を優先)となる。

 木村“フィリップ”ミノル→アルフォセヌー・カマラ→ダリル・フェルドンク→ゾーラ・アカピャン→ジョナス・サルシチャ→ストーヤン・コプリヴレンスキー→オウヤン・フェン→アイメリック・ラジジの順にボールを取り、次に枠選びのステージへと進んだ。
 1番のボールを選んだのは木村で、1回戦第1試合のB枠を選択した。そして、2番のボールを引いたアカピャンがG枠へ。3番のフェルドンクはD枠を選んだ。4番のフェンはE枠と、4名全員が選ばれることを選択した。

 そして、5番のボールを引いたカマルはC枠のフェルドンクの隣りに。6番のコプリヴレンスキーはA枠の木村の隣りを選ぶと、会場が盛り上がった。7番のサルシチャはF枠でオウヤン・フェンの横へ。8番はラジジはアカピャンの隣りに収まった。

以下、K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント準々決勝組み合わせだ。

◎第1試合
ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike's Gym)
vs.
木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)

◎第2試合
アルフォセヌー・カマラ(セネガル/Emergence Le Havre)
vs.
ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)

◎第3試合
オウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)
vs.
ジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)

◎第4試合
ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)
vs.
アイメリック・ラジジ(フランス/MARSEILLE BOXE PIEDS POINGS)

 以下は、各選手のコメント。
■ストーヤン・コプリヴレンスキー ※デニス・タプに判定勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「勝てたことが嬉しいです。昨年は開幕戦で負けてしまったんですけど、トーナメントで優勝することができました。今回、抽選会に出れることが楽しみです。誰と戦うのか楽しみですし、決まり次第相手の分析をしたいと思います」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「日本のファンにとって、このカードがとてもエキサイティングになると思ったから選びました。木村選手は爆発力がある選手ですけど、自分も同じように爆発力がある。ただ違うタイプの選手なので、その違いが勝敗をわけるような最高の試合になると思います」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「誰が来ようと構わない。一番強い選手に上がってきてほしい」

――木村選手のパワーは防げる?

「過去に彼の試合も見て、スタイルも知っています。すごく爆発力のある選手だと思います。でも、その爆発力も相手に当たらなければ意味がないですし、自分には当たらない。レベルが違います」

■木村“フィリップ”ミノル ※メイソン・ストロッドマンに1RKO勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「昨日は久しぶりの試合で勝ててホッとしています。本番は11月のトーナメント。みんなめちゃくちゃ強いと思うんですけど、持てる力を全部出して優勝します」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「前回のトーナメント覇者で、ブアカーオに勝った試合からすべて見ていて世界のトップオブトップだと思います。僕の人生で間違いなくキャリアで一番の強敵。すごいアグレッシブな試合をするし、アグレッシブで穴のない選手。自分のファイトスタイルを貫いて信じて、トーナメントを優勝したいと思います。僕にとって一番のチャレンジなので、一番ワクワクしています。最高です、勝ちます」

――1番のボールを引いた瞬間“しまった”という顔をしましたがその理由は?

「自分で対戦相手を選びたかったなというところだったんですけど(笑)。でも、その中でも一番の強敵が来たなと思いましたので、こうなったらこうなったで思い切り会場を爆発させて、ここで勝って優勝する姿をお見せしたい。最高です!」

――誰を選ぼうとしていたのか。

「相性的にフェルドンク選手ですね。ファイトスタイルが大好きなんで、バチバチの試合をしたいなと思っていたんですけど、ストーヤン選手に勝ったら当たるかもしれないんでトーナメントが面白くなると思います」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「オウヤン選手が上がって来るかな。でもサルシチャ選手はブラジル出身で、僕もめちゃくちゃ話しているんですけど強いし分析能力も高い。もしかしたら勝つ可能性もあるかなと。その時はブラジル人対決があるかなと思っています」

――コプリブレンスキー選手がパンチは当たらないと話しているが。

「彼がやってきた実績を考えれば、その気持ちは当たり前。でも執念とか思い、すべてが拳に乗っかって、すべてのテクニックやキャリアを粉砕することが可能なところを見せたい。自分の拳を信じて、彼のアゴを折り打ち抜くつもりでいます。必ずKOします」

■アルフォセヌー・カマラ ※アルビオン・モリーナにKO勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「昨日はとてもいい夜を過ごせました。K-1がとても素敵で立派なイベントを組んでくれて、僕の試合も完璧で満足しています」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「昨日の試合でいい試合をしたことを見て、僕も試合をしたいと思いました」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「チャンピオンであるオウヤン選手とやれると、ベルトを持っているのでチャレンジになるかなと思います」

■ダリル・フェルドンク ※ヌルティレク・ザリンベコフに1RKO勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「今回、勝ち上がるためにやってきました。ベストになるために必ず勝たないといけません。11月は楽しみですし、ベストを尽くして1番になります」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「昨日の試合を見て、爆発力やパワーを感じる相手です。自分も同じです。2人が戦うことによって、ファンのみなさんにとってもエキサイティングな試合になると思い選びました」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「その答えは決まっています。前回対戦して負けたオウヤン選手と決勝で戦って、リベンジしたいです」

――木村選手から当初は指名しようと思っていたと言われたが、どう感じるか?

「彼は強くてパワーがある。でも自分も同じ。戦争のような激しい試合になると思います」

■オウヤン・フェン ※カスペル・ムシンスキに判定勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「昨日は、試合を制することができて嬉しいです。この8名のトップファイターと顔を合わせて嬉しい気分です。今日の抽選会をとても楽しみにしています」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「サルシチャ選手の試合映像をほとんど見ています。昨年はA枠を引きましたが、(欠場で)残念ながら試合ができませんでした。今回、彼と対戦できることを楽しみにしています」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「まずは一回戦の相手を倒すことですが、昨年のチャンピオンだったストーヤン選手と決勝で戦いたいと思います」

――オウヤン選手のいるブロックは身長が高い選手が揃っているが。

「身長が高いことは何とも思っていません。これまでも自分よりも高身長の選手と戦ってきましたので、MAXのリングで強い選手と当たることに注力して戦いたいと思います」

■ジョナス・サルシチャ ※デニス・タプに判定勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「昨日は、ちゃんと準備したことが試合で出せて嬉しいです。11月が待ち遠しいです」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「K-1の舞台に立つことが夢でしたので、その中で一番強い選手と戦うことを考えていますので、オウヤン・フェン選手の横を選びました。自分の試合を見た後にオウヤン選手の試合を見て、いろいろな部分で倒せるかなと思いました。オウヤン選手を倒してセミファイナルへ進もうと思っています」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「木村選手とブラジル対決ができたらいいなと思っています」

■ゾーラ・アカピャン  ※ジョナサン・アイウルに判定勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「とてもいい気分です。抽選会が楽しみで待ち遠しいです。どんな対戦になるか楽しみです。11月のトーナメントに向けて万全の体勢を整えたいと思います」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「見ての通り身長は彼の方が有利。でも自分にとっては戦略が有利。11月はベストを尽くして勝ちたいと思います。アルメニアのみんなも応援してくれるので、勝ちたいと思います」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「そういう質問を受けましたが、ちょっと考える時間も大事。もちろん一回戦に集中したいと思います。その後、準々決勝、決勝と進んでいきますが、より強い選手と戦いたいと思います」

■アイメリック・ラジジ ※アビラル・ヒマラヤン・チーターに判定勝ち

――昨日の開幕戦の感想。

「とてもいい試合ができて、いい夜を過ごせました。選手全員が全力を出せて、とてもよかったと思います。11月がとても楽しみです」

――枠を選んだ理由。対戦相手の印象。

「相手のゾーラ選手は、いい選手だと思います。そもそも今回のトーナメントには強い選手しかいません。その中で自分は、チャレンジするつもりでいます。どの相手がいいとか悪いとか関係なく、自分が全力を出すことを考えています」

――決勝戦で当たりそうな選手。

「とくに誰というのはなくて、勝ち上がった選手と戦います」
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