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「Krush.178」7.26(土)後楽園 <インタビュー>藤田和希「本当にタイトルに挑戦したくて、そのためには内容と結果が必ず必要なので。今は井上選手との試合に集中してますけど、必ず勝って先に進めるようにしたい」

 7月26日(土)後楽園ホールで開催される「Krush.178」の[Krushバンタム級/3分3R・延長1R]に出場する藤田和希選手のインタビューを公開!






──前戦、3月の白幡太陽戦はKO勝利でしたが、今振り返ると?


藤田 自分の納得いく動きではなかったんですけど、KOで勝てたという結果はよかったと思います。


──反省点というと?


藤田 自分がやってきた、オフェンス・ディフェンスの部分での反応だったり、細かい部分について、試合中でさえも体と考えが一致しない感じが分かるぐらいで、「あれ~?」という感じだったんですよね。やってきたことが足りなかったというのが分かりました。


──逆によかったところというのは、具体的には?


藤田 その前の試合(24年12月、坂本寿希戦)が判定だったので、今回はどんなことがあっても倒そうと思っていたんです。だからそこでKOで勝てた点はよかったと思います。


──事故での負傷とかもあって、昨年までは試合間隔が空きがちでしたよね。でも前戦が3ヵ月ぶりで、今回が4ヵ月ぶり。今はコンスタントに試合ができる状況なんですか?


藤田 はい、そうですね。今は「試合が決まったよ」と言われれば、やれる状態です。


──直近が3連勝で、それによって戦績も勝ち星先行になりました。全体に好調ではある?


藤田 うーん……勝っている相手と負けている相手が違うので、好調かと言われると何とも言えないですけど、今は自分が強くなっていることを証明していく試合だと思っているので、結果で見せないといけないなと思います。


──そういう意味では、井上海山選手も戦績のいい相手なので、証明の一環としては大事な試合ですよね。


藤田 そうですね、実力のある相手だと思うので、ここで圧倒的に勝てれば、証明できるかなと思います。


──その井上選手について、どういう印象ですか?


藤田 POWER OF DREAMの選手独特の動きというかリズムを持っていて、倒せる力もあるなと思います。パンチ一辺倒にもならないし、本当にトータル的にいい選手だなと思います。


──一番警戒するべきと思っている点は?


藤田 リズムですかね。相手のリズムにしないことかなと。そのために、自分の圧力をかけていって、相手が自分のリズムで動けなくさせたいと思っています。


──最終的にはどう勝ちたいですか?


藤田 自分が納得する勝ち方ができればなと思います。自分がやってきた、ディフェンス・オフェンスだったりの細かいところが出せたなと思える試合をしたいです。パンチとかジャブとか、自分のやりたいことができていれば、1Rだろうが2Rだろうが3Rだろうが倒せると思うので。


──ここで勝てば4連勝になります。その先については?


藤田 本当にタイトルに挑戦したくて、そのためには内容と結果が必ず必要なので。今は井上選手との試合に集中してますけど、必ず勝って先に進めるようにしたいです。


──今のチャンピオンだったりトップ戦線についてはどう見ていますか?


藤田 チャンピオン以外はみんな一緒だと思っているので、他の選手に対しては特に何とも思ってないですけど、チャンピオンの黒川瑛斗選手は倒す力もあるし、普通にいい選手ですよね。


──そのチャンピオンと、今の自分の“距離”はどう感じていますか?


藤田 Krushとかって、勝ち方とかが評価されるところだと思うので、遠いか近いかということよりも、勝ち方で掴みたいなと思っています。今回の勝ち方次第では、挑戦も引き寄せられると思うので、そういう勝ち方をしたいです。


──もう一つ、一番直近で負けた相手(22年8月)である石井一成選手がK-1 GROUPのリングに復帰しました。何か思うことは?


藤田 自分の試合が決まっていたので、彼の福岡での試合はまだ見てないんです。自分は今、チャンピオンになることだけを考えているので、チャンピオンになって戦える状況になればやり返したいです。今はとりあえず、ベルトを巻くってことだけですね。


──藤田選手の所属するK-1ジム目黒TEAM TIGERでは、神保克哉選手がオープンフィンガーグローブマッチで勝ったり、木村萌那選手がデビューから快進撃を続けていたりと、ジム内で刺激になる出来事が続いていますよね。


藤田 そうですね。最近、ジムの選手の勝ち星が多いし、ジム内の雰囲気としても、みんなやるべきことをやっているなあと思えて、いい刺激になってます。僕も今回、勝ち星をつないでいくためにもしっかり勝ちたいと思います。


──では最後に、改めて今回の試合に向けての“決意”をいただけますか?


藤田 今回の試合は、自分の強さを証明できる試合だと思っています。「ああ、藤田は強いな」というのを思ってもらえる試合ができれば、タイトルも引き寄せられると思うので、そう言う試合にしたいと思っています。


──分かりました。ありがとうございました!
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