「Krush.139」7.30(土)後楽園<公開練習>挑戦者・野田蒼も王者・池田幸司を奥足ローキックでKO予告「自分が考える理想の形に池田選手のようなチャンピオンはいらない。1Rで圧倒的に倒します」
3月の「Krush.135」でバンタム級の実力者・松谷桐から合計3度目のダウンを奪う完勝劇を見せた野田。「あの試合で自分でも倒せるって分かったこともそうやし、試合慣れできたかなと思います」と松谷戦を振り返り「今まで自分いはパンチ力がないと思って打ち合わなかったんですけど、当たれば倒れることに気づいたんで、今回からは打ち合えるかなと思います」と自身の攻撃力に自信を深めた。
松谷戦の勝利が評価されて、今回の王座挑戦が決定。「試合が決まった時の心境は素直にうれしかったです。でも絶対勝たなあかんな、勝ってベルトを巻かなあかんなと思います」と喜び以上に自分がチャンピオンにならなければいけないという使命感を感じている。
「池田選手は手足も長くて強いですけど、地味だと思う。僕はあの選手がチャンピオンにおるのが嫌やし、自分が考える理想の形には池田選手のようなチャンピオンはいらない。だから僕がチャンピオンになって変わってやろうと思います。(どこが地味?)ファイトスタイルは倒す方やし面白いんですけど、ファン目線から見た発言とか華とか…。言い方は悪いですけど、(池田は)誰でもなれそうな一般人みたいな。
僕はプロ=夢を与える仕事で、今のチャンピオンは誰でもできそう・なれそうって思われる気がするんですよ。今、格闘技を始めた人でも『あのくらいにはなれるんちゃうかな』って。僕はそうじゃなくて、人に夢を与えられるようなチャンピオンじゃないといけないと思っています。そういうところが自分の考えとは違いますね。僕はみんなに見たいと思ってもらえるような、ああなりたいと思ってもらえるようなチャンピオンになりたいです」
今回はKrushのベルトがかかった試合だが、Krushのベルトそのものに特別な想いはない。野田はKrushのベルトを巻くことで、バンタム級の更なる活性化とK-1での王座新設を狙っている。
「言葉にするのは難しいんですけど、K-1にはまだバンタム級のベルトがなくて、その理由は選手のスター性や選手層のこともあるし、試合が面白いかどうか。見たいと思われるかどうかやと思ってます。黒田(斗真)選手池田チャンピオンだけじゃ(K-1にベルトを創ることは)無理で、俺がKrushチャンピオンになって(バンタム級でも)倒せることを分かってくれたら、ベルトを作ってくれるんじゃないかなと思います」
最後に野田は「1Rで圧倒的に倒します。これからの俺に期待しておいてほしいです」とファンにメッセージ。野田はバンタム級に新たな風を吹かせることはできるか?