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「K-1 WORLD GP」8.11(木・祝)福岡<公開練習>K-Jee、熊本で強化合宿を敢行!「K-1の福岡・九州を背負うのは俺。今年も俺が主役をもらいます」

 熊本・山鹿市にて、4月3日(日)福岡国際センターで開催される「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の[スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R]で谷川聖哉と対戦するK-Jeeが公開練習を行なった。

 今年で3年連続・3度目の開催となったK-1九州大会。K-Jeeはかねてから九州での大会開催をアピールし、2020年の大会ではシナ・カリミアンにKO勝ちしてK-1クルーザー級王座を獲得。翌2021年には愛鷹亮に大逆転KO勝ちするなど、まさにK-1九州・福岡の顔として活躍してきた。当然今年も九州大会への出場が決まり、過去に一度対戦する予定だった谷川とのスーパーファイトに挑む。

 この日の公開練習はK-Jeeが所属するK-1ジム福岡ではなく、熊本・山鹿市にある合宿所だ。この合宿は「合宿をやると試合があってもなっても、気が引き締まる。季節関係なく夏でも冬でも来ている」とK-Jeeが定期的に開催しているもの。「大まかにいうと午前はサーキット、午後は実践的なもので、基本的にはサーキットメニューが多いんですけど、オランダのマイクスジムでやってるトレーニングを取り入れています」とサーキットを中心とした身体つくり・フィジカル強化のメニューを組んでいる。

 またジムを離れて自然のなかでの合宿で「一緒に練習している選手たちと共にチームという形で来ているので、団結力もそうですけど、環境を変えてやることによって、フレッシュな気持ちで、いつもより集中して練習できますね」とリフレッシュした状態でトレーニングができているようだ。
 K-Jeeにとっては4月「K'FESTA.5」での無差別級トーナメントでマハムード・サッタリに敗れて以来の試合になる。試合はサッタリのパンチで1RKO負けという結果だったが、「距離だったりパンチの打ち方だったり、対面してパンチは見やすかったんです。向こうも僕にローは蹴られたくないから遠い距離にいて、遠くから入ってきたんで見えることは見えてたんです。でもあの日はちょっと身体が動かなくて……もらっちゃいました。次やれば絶対勝てるという自信はあります」という手応えがあった。そのうえで今K-Jeeが意識して取り組んでいるのがステップ・ポジショニングだ。

「自分は勝てると思ってやりましたし、実力差がすごくあると思っていたわけでもない。勝てる相手だから勝つ、そんな気持ちだったんですけど…改めて自分の弱さをしっかり受け入れました。試合する上で『俺の方が強い!』とか、そういう気持ちを持つのではなくて、自分はこういうところが弱いという部分を受け入れてトレーニングに取り組むようになりました。

 いいところを伸ばすトレーニングをずっとしていると、明らかに欠点になってるところも多い。そういう部分で悪い癖を修正しよう、と。あとは重量級には少ないステップワーク。同じ場所にい続けると攻撃をもらいやすいし、相手も打ちやすい。そういうちょっとしたポジショニングですよね。日本の重量級は動けない人が多いから、ステップ・ポジションを気にしなくてもいいけど、外国人選手が相手になると同じ階級でも細かい差が出てくる。そこも意識して練習しないといけないですね」
 今回対戦する谷川はK-Jeeが一回戦敗退に終わった無差別級トーナメントで決勝まで勝ち上がった。K-Jeeは「体力があって、よく動く子。あとはハイキックが蹴れるかな。それぐらいの印象。4月の無差別級トーナメントで決勝までいってますけど……、あれはトーナメントの枠組みとブロックも影響してたでしょ」と谷川の実力を一刀両断。この試合が日本人クルーザー級のNo.1決定戦と言われていることについて聞くと「いやいや、日本人ナンバーワンは俺でしょ」と断言した。

「彼自身の実力がすごくて決勝までいったって気もないし、俺が今回この試合を受けたのも別にあいつとやりたいわけじゃないんで。結果としてアイツがトーナメントの決勝までいって、過去に一度組まれて流れているカードだからっていうのがあるから。自分はもっと海外の選手に挑戦していきたいんで、vs日本人は今回で最後にしたいと思います。(この試合は日本人クルーザー級のNo.1決定戦ともいわれているが?)いやいや、日本人ナンバーワンは俺でしょ(笑)。こないだのトーナメントは“無差別級”だし、クルーザー級で日本で1番強いのは俺です」

 重量級で戦う以上、今日外国人選手との対戦を避けては通れない。K-Jee自身も「強いと言われるヨーロッパの選手たちにみんなで一緒に立ち向かっていく方が俺もやってて楽しい」と谷川戦を最後にvs世界という路線を打ち明けた。

「自分は外国人がいいっていうより強い人とやりたいんですよ。自分も強い人に挑戦していきたいし、見てる人も応援してくれる人も強い人に挑戦していく姿を見たいと思うし。日本の重量級は海外から見たらレベルが低くて、いつまでも同じような相手とやっていても、応援する方も気持ちが上がらないし、俺もやりたくない。だからこそ重量級で強いと言われるヨーロッパの選手たちに一緒に立ち向かっていく方が俺もやってて楽しいし、応援する人も熱が入って楽しいと思います。K-1の中で重量級はまだ光が当たってない階級なんで、もっと重量級がK-1として注目されて、やっぱ重量級だよな!ってみんなが思ってくれるような階級にしていきたいですね」
 そしてK-JeeにはこれからもK-1九州・福岡の顔として、九州でのK-1熱を広めていきたいという想いもある。

「俺はずっと福岡で大会をやりたいと言ってきた側で、福岡大会は今回で3年目です。福岡でK-1をやることで、九州の選手たちがK-1に出るチャンスが増えて、K-1を目指す若い選手が増える・競技人口が増える。そういう流れが出来ていると思います。(今年は福岡でKrush EX・アマチュア大会も福岡で開催されているが?)もっとK-1や格闘技が九州の人にとって身近なものになっていってほしいし、Krush-EXやK-1アマチュアは自分が願っていたことを実現してくれているなって感じです。

 俺が福岡でK-1をやりましょうと言って、一昨年も昨年も責任を持って試合を盛り上げることができた。だからK-1の福岡・九州を背負うのは俺だって思っています。福岡・九州で格闘技をやってる人たちがK-1を目指す気持ちになってることに、影響を与えられているんじゃないかなって思ってます」

 最後にK-Jeeは「K-1福岡大会の主役は今年も俺がもらいます。フェザー級のトーナメントも楽しみですけど、重量級の俺の試合も楽しみにしててください」とファンにメッセージ。今年も“火の国から来た巨星 ”K-JeeがK-1九州大会を盛り上げる!
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