「Krush.139」7.30(土)後楽園＜インタビュー＞王者・池田幸司「野田選手には今のうちにゴチャゴチャ言っておけよと思います。バンタム級に怪物が現れたぞと言われるような残酷な試合で勝ちます」
――今年3月に壬生狼一輝選手からタイトルを奪取して、今大会で初防衛戦が決まりました。前回の壬生狼選手を振り返ってもらえますか？
「試合内容で言えば、自分の距離で戦えなかったですし、試合中に作戦を変えなければいけないような試合でした。それでも勝つことができたのは、絶対にベルトを獲るぞという気持ちで挑んで、それが結果に出たのだと思います」
――野田選手との防衛戦が決まった時の心境を聞かせてください。
「野田選手は過去のインタビィーで『早く俺が地味なチャンピオンを倒す』や『俺がチャンピオンに代わってやる』と言っていたんですけど、結果的に僕が野田選手をKOして、野田選手が痛い目に遭うと思います」
――野田選手の発言には正直イライラしていた、と。
「そうですね。記者会見でも色々言っていましたが、今のうちにゴチャゴチャ言っておけよって感じです。この試合は僕が自分の強さを見せる試合にします」
――分かりました。選手・対戦相手としての印象はいかがでしょうか？
「出入りが巧かったり、カウンターが上手だったり、凄く賢くてセンスのある選手だなとは思います」
――初防衛戦ということで今までの試合とはシチュエーションも違うと思います。どのような心境で試合に臨みますか？
「本来はベルトを守るための試合だと思うんですけど、僕はこの試合に勝って、これから攻めていくための試合にしたいと思います」
――バンタム級は松谷桐選手や石井一成選手など他団体で活躍してきた選手がK-1・Krushに参戦していますが、Krushの現役王者としてそれについてどう思いますか？
「他団体から、有名選手が来るということは、K-1 JAPAN GROUPがそれだけ魅力のあるイベントということですよね。まず、そのイベントの王者でいることを誇りに思います。他団体から来る選手は、キックボクシング・格闘技のキャリアが自分より上の選手が多いですが、KrushやK-1でのキャリアは自分が上なので、もし戦うことになったらその強さを見せつけてやりたいですね。気持ち的には自分が1人ずつやってやりたいです」
――それでは最後にファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
「この試合でバンタム級に怪物が現われたぞと言われるような残酷な試合で勝ちたいと思います。前回は“倒すバンタム級”をお見せすることが出来ませんでしたが、今回の初防衛戦を含めて僕が倒すバンタム級を体現していきたいと思います」