2020.12.20

 12月20日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.120」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行なわれた。

 10.17「Krush.118」から開幕した第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント。昨日トーナメントの準決勝と決勝戦を勝ち抜き、見事にベルトを手にしたのが、試合前から優勝候補の呼び声が高かった吉岡ビギンだ。吉岡は準決勝で黒田斗真を3Rにダウンを奪い、判定で勝ち上がると、決勝戦では萩原秀斗を破った橋本実生と激突。本戦から接戦となったこの試合は延長戦に突入。2-1の僅差で制し、王座獲得を果たした。

 会見に登場した吉岡は、セコンドに就いていた同じチームの安保瑠輝也から、「このままじゃ本当に強いチャンピオンにはなれない」と厳しい言葉を投げかけられたことを告白。自身でも試合を振り返り、「格闘家らしい姿勢で試合ができてなかった。ワンマッチじゃなくてトーナメントという意識がなかった試合でしたし、もっともっとがむしゃらに立ち向かっていかないとダメだなと思いました」と反省の言葉を口にした。

 しかし、トーナメントを制覇し、Krushの王者になったのは事実。吉岡が見据えているのは、K-1での王座獲り、そして世界制覇だ。現状、K-1ではバンタム級のベルトはまだ存在していない。「K-1でバンタムでベルトを作っていただきたい」と希望を述べた吉岡は「内容はどうあれ、形上では日本人敵なしでこうしてチャンピオンになったんで、次は外国人選手を倒していきたいなと思っています」と、世界の舞台へと打って出ることを宣言した。

 そのためにはKrush王座の防衛を重ね、チャンピオンとしてグレードアップし、中村拓己プロデューサーらを納得させる必要がある。会見に同席していた中村プロデューサーも、今回のバンタム級王座決定トーナメントに関して「当初バンタム級はそこまで選手が多い階級ではなかったが、トーナメントを見てバラエティ豊かな選手が集まっていたし、レベルの高い階級になってきたと思う。バンタムがKrushの中で盛り上がっていく階級になる」と発言し、手応えを感じた様子。

 今後、K-1のバンタム級王座がいつ作られのかはわからないが「日本人最強は証明できたんで、次は僕がバンタム級のK-1の世界を獲れるようにがんばりたい」と意気込む吉岡が、K-1 JAPAN GROUPのバンタム級を牽引していく存在になりそうだ。

吉岡ビギン
「まずは対戦してくださった黒田斗真選手、チームレパードの皆様、橋本実生選手、KRESTの皆様、そして応援してくださったファンの皆様、そして何よりも僕のお父さん、お母さん、妹、そして安保洸輝トレーナー、瑠輝也くん、最初の計量でオーバーしたにも関わらず、最後まで寄り添ってくれた松本涼雅選手、本当に皆様のおかげで目の前のベルトを獲ることができました。本当にありがとうございました。昨日の試合は瑠輝也くんにも洸輝くんにも言っていただいた通り、本当に課題が残る試合でしたし、『このままじゃチャンピオンとして、本当に強いチャンピオンになれない』って言葉をかけていただいたんで、本当にその通りだなと思いました。

(昨日の試合を映像で振り返ってみた感想は?)準決勝・決勝と2試合見て、本当に格闘家らしい姿勢で試合ができてなかったですし、ワンマッチじゃなくてトーナメントという意識がなかった試合でした。もっともっとがむしゃらに立ち向かっていかないとダメだなと思いました。(2試合勝ち抜けた大きな要因は?)至って冷静沈着に戦えていたんで、そこで2試合ともパンチを避けたり、そこから落ち着いた攻撃ができたんで、あとは気持ちでしたね。それが一番の要因かなと思ってます。

(同じ階級で防衛戦を含めて、今後戦いたい相手は?)別に誰とは思ってないですし、トーナメント決まる前から思っていたことがあって、トーナメント決まった時は僕が絶対にベルトを獲る前提だったんで、こうして今ベルトが獲れたんで、次はバンタムで(K-1の)世界を獲りたいなと思ってて。今K-1にはスーパー・バンタム級しかなくて、武居由樹選手がベルトを返上されて、次は僕がバンタム級で世界を新しく獲りたいなと思っています。(スーパー・バンタムに上げるっていうこと?)いえ、そのままK-1でバンタム級のベルトを作っていただきたいなと思っています。内容はどうあれ、形上では日本人敵なしでこうしてチャンピオンになったんで、次は外国人選手かなと。これからは外国人選手を倒していきたいなと思っています。

(昨日の夜から朝にかけてはどのように過ごしてきた?)自分の試合を見たり、瑠輝也くんや洸輝くんに言っていただいた課題を見つめ直して、本当に次どうしていくかっていうのを考えながら過ごしてましたね。あとはもう、疲れなのかわからないですけど、全然寝れなかったですね。(手元にベルトがあるのはどういう気持ち?)ひとまず本当にうれしいですし、中学校から見ていた舞台で、ずつと獲りたかったんで、それが目の前にあることはうれしいことです。

(前日計量でオーバーしてから、どうやって落とした?)走って、あとは気持ちです。トーナメントと一緒で気持ちです。気持ちがあればなんでもできるんで。自分、姫路出身なんで、そこから東京に行く移動の時間で落とす時間がなかったんで。まあ、その当日で落とすっていう感じでしたね。(優勝候補と言われていたプレッシャーが試合内容に影響した?)それは本当にまったくなかったですね。一戦一戦用意された相手を潰していくだけだったんで、特にプレッシャーとかはなかったですね。(晃貴戦が凄い鮮烈な内容だったので、ああいう試合を期待されていると思うが、その期待が堅い試合内容にさせてしまった?)晃貴選手の時も……晃貴選手も凄い強いんですけど、自分の中ではやりやすかったんで、ああいう形で勝てたんですけど、今回トーナメントに出てた選手はさらに強かったんで。黒田斗真選手も橋本実生選手も、なかなか自分が思うようにいかせないような選手だったんで、それが凄い悔しい気持ちでもありますね。本当にお二方、強かったですね。

(Krushのベルトはどのぐらい防衛したいという目標はある?)特に何回とか考えてなくて(K-1の)世界王座を獲れるならいつでもやりたいですし、防衛なしでも獲れるなら獲りたいです。日本人最強が僕っていうのが証明できたんで、次は外国人選手相手に世界のトップを目指したいと思っています。(K-1のバンタム級のベルトを作ってもらうためには、自分がしなければいけないことは見えてる?)もちろん今のままじゃ、形上ベルトを獲ってるんですけど、それに見合うような動きができてないんで、言った以上は破壊力のあるKOを見せたりとか、それに見合うような動きをしていかなければいけないと思っています。

(日本人敵なしと言っているが、来年は防衛戦を重ねていくという結果を見せて、中村Pに納得してもらうということ?)そうですね。そういう考えです。(ファンの皆様へのメッセージは?)昨日は会場に来られた皆さんも、ABEMAやGAORAでご覧になられた皆さんも、なんとかベルトを獲ることができました。これも皆さんの声援や支えのおかげで、こうして獲ることができました。本当にありがとうございました。とりあえず日本人最強は証明できたんで、次は僕がバンタム級でK-1の世界を獲れるようにがんばりたいと思います。なので、皆さん、これからも僕についてきてください。よろしくお願いします」

 

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