2020.10.28

 10月28日(水)都内にて記者会見が行われ、12月13日(日)東京・両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の第2弾対戦カードが発表された。

 約1年ぶりの再起戦となる卜部弘嵩と今年8月にK-1復帰を発表した才賀紀左衛門のスーパーファイト(-58kg)が決定した。

 弘嵩は2019年3月の「K'FESTA.2」では2階級制覇を成し遂げるべく、王者・村越優汰に挑むも惜しくも判定負け。同年11月のK-1横浜大会の第3代フェザー級王座決定トーナメントでは、準決勝でジャオスアヤイとダウンを奪い合う激闘を繰り広げるも、延長で敗れた。あれから約1年、今回はひさびさにK-1のリングに戻ってくることになる。

 対する才賀はかつてK-1MAXやKrushでも活躍し、2012年以降、様々な団体を渡り歩き一時は総合格闘技にも挑戦。そして2020年8月に「格闘技を最後にする時は必ずK-1でやりたいと思っていた。最終的にK-1でベルトを獲って、格闘技人生を終わろうかなと思っている」とK-1への電撃復帰を発表した。

 中村拓己K-1プロデューサーはこの試合について「二人とも31歳、同じ時代にプロ格闘家として戦ってきた選手。いろんな若い選手やキャリアのある選手がいる中で、この二人にしか出せない色、雰囲気がある試合を見せてくれると思っている」と期待を寄せた。

 旧知の相手との対戦に対し、才賀は「ファイターとしてもすごい尊敬してるし、いま自分の実力がどこにあるかっていうのをしっかり測れると思う。ひさしぶりのキックの試合だが、モチベーション高く練習ができている」と、K-1復帰初戦に向けて意気込みを見せた。

 一方の弘嵩は「こうしてリングで戦えることを楽しみにしている。差を見せたいというか、チャンピオンにいいアピールをしたい」とベルトを見据えたコメントを残した。

卜部弘嵩
「去年11月に試合して、けっこう時間が経っちゃったんですけど、前回の試合が終わったあと『もう、辞めてもいいかな』と思ったこともありました。で、やりたくなれば、またやればいいし、と。どうしようかなという期間を、しばらく生きていて、また戦いたいなと思って、リングに上がることを決めました。(そのきっかけは?)それはやっぱり、僕は根っからのファイターなんだなって思うことが、普段の生活で多々あって、純粋に戦いたいなという気持ちになりました。

(対戦相手の印象は?)デビュー当時から知ってるんですけど。空手ベースのファイターですね。しばらく会ってない期間もあって、そのあいだ、そんなにしゃべることもなかったんですけど、またこうしてリングで戦えることを楽しみに、僕はしてます。

(昔からの知り合いとはいえ、K-1からずっと離れてた選手にその差は見せたい?)その差を見せたいというか、チャンピオン(江川優生)にいいアピールをしたいですね。やっぱり、見てるのはそこなんで。チャンピオンにいいアピールをしたいです、それだけです。(ベルトをあきらめてないと?)はい、そうですね。そのために、それを証明できる試合をしたいですね。挑戦権にふさわしい試合をしたいです。

(お子さんが産まれて初めての試合で、どんな姿を見せたい?)子どもが生まれて初めての試合で、たぶんみんな、『子どものために』とかそういうふうに思ってくれていると思うんですけど。まあ、僕はデビューしてからずっと一試合一試合必死です。勝って、結果的に子どもを抱っこできたらいいなとは思いますけど、そこはあんまり関係ないかなという気持ちですね」

才賀紀左衛門
「年内に試合ができてよかったなというのが、自分の中ではあります。相手はヒロ(弘嵩)で、昔から知ってるファイターやし。僕もヒロは大好きやし、ファイターとしてもすごい尊敬してるんで。ずっとK-1のトップでいて、実際にチャンピオンにもなってるヒロとこうやって試合ができるというのは、いま自分の実力がどこにあるかっていうのをしっかり測れると思います。もちろん、僕もずっと長いこと格闘技やってきたんで、しっかり自分のパフォーマンスを出して挑んでいこうと思います。

(対戦相手の印象は?)そうですね、ヒロの印象……。かっこよくていいヤツ、って印象ですかね。(ファイターとしては?)なんでもできますよね。蹴ってよし、殴ってよし。遠い距離でもいけるし、近い距離でもいけるし。トータルファイター的な感じで。

(K-1復帰一戦目で元王者と戦うことを聞いたときは?)いやあ、僕、知ってるコと試合するのイヤなんで。好きやし。でも、やっぱヒロはチャンピオンにもなってるし、逆に自分の実力を試せる場としては本当にいい相手というか。ヒロに勝ったら極端な話、タイトルマッチだっていけるわけやし。自分の中では本当にひさしぶりのキックの試合ですけど、モチベーション高く練習ができてますね。そこはホント、ヒロのおかげで。

(K-1復帰に向けて強化した部分は?)やっぱり立ち技から離れてたんで、しっかり立ち技の練習をしていて。自分の中で、動きのよかった自分と、いまの自分を見比べてて。もっともっと昔みたいに、フィジカルもそうですし、よかったときにいま戻していってる状態です。戻すだけじゃなくて、テクニックとかスタイルの部分で、いまのK-1ルールにしっかり合ったスタイルに変えていってますね。

(お子さんの前で戦う初めてのK-1の試合だが、どんな姿を見せたい?)そうですね、僕はやっぱ、パパも長いし。でも、僕はあんまり自分の子どもたちに自分の試合を見せないというか。戦ってる姿はあんまり見せてないんですけど、一番下の娘が最近『パパのパンチとキック、見たいな』みたいなことを言ってくるんです。娘が見ても『パパはカッコいいな』と思ってもらえるように、しっかり勝てる準備をしておきたい。まあ、次の試合を見せるかどうかもまだ悩んでますけどね。僕はヒロと逆で本当に娘のために。僕の場合はいまシングルで、やっぱり僕がずっとやってきたのは格闘技なんで、格闘技でもしっかり子育てができて、いいオヤジっていうのを見せないといかん。娘にもそうやし、娘の周りにも『紀左衛門って、カッコいいお父さんやな』って思われるように、毎日生活してますね」

 

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