2020.10.21

 10月21日(水)、東京・POWER OF DREAMにて、11月3日(火・祝)福岡国際センターで開催されるECO信頼サービス株式会社 PRESENTS「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[K-1クルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者K-Jeeと対戦するシナ・カリミアンが公開練習を行った。
 公開練習の直前まで激しい追い込み練習を行っていたカリミアンは、2分1Rの公開練習では古川誠一会長の持つミットにフックやアッパーなどのパンチ、跳びヒザなどを繰り出していった。会長の調整でペースこそ落としているが、一発一発はさすがの迫力。その後、試合までの練習スケジュールについて聞かれると「今はハード・トレーニングの最中で、あと4日ほどこの状態が続いた後はペースを落としていく予定だ」と話した。

 カリミアンは今年2月にPOWER OF DREAM(以下POD)に移籍。3月には移籍初戦の防衛戦で愛鷹亮を返り討ちにしたが、今回はあれから約7ヵ月、PODでガッチリ練習して臨むという試合になる。
「PODは素晴らしい練習環境が整っているし、試合に特化した練習なので、今までとは全然違う。古川会長自ら早く起きて選手と一緒に走ったり練習をしたりする。ただ「あれしろ」「これしろ」と指示するだけではなく、一緒に体を動かす。練習だけではなくて、日々の生活のサポートもしてくれる。会長が一緒になってやる以上、自分はそれ以上にやらなければという気持ちになる。自分に刺激を与えてくれる環境だ。
 また、ここにいる仲間は、たとえ自分の試合がなくても、自分の試合前のように一緒になって練習してくれる。武居選手もそうだし、江川選手もそうだ。彼らはいつでも同じように練習をしてくれる。自分にとっては夢のような場所で、『POWER OF DREAM』というジム名そのままだと思う」
 とは言え、PODの所属選手はスーパー・バンタム級の武居をはじめ、軽量級ばかり。スパーリング・パートナーはどうしているのかと聞かれると、「このジムに軽い階級の選手が多いことはみんな知っていると思うが、彼らはみんなピットブルのようなハートを持っていて、ヘビー級並みのパンチを持っている。その意味ではスパーリング・パートナーに困るということはない。例えば武居選手のパンチは本当に重くて、ヘビー級の選手でもあれほどのパンチの持ち主はいないし、彼は通常60kgぐらいだがパンチは100kgの選手並みのパワーだ」と返答。PODでの練習にはかなりの手応えを感じているようだ。

 福岡大会でのK-Jee戦は当初ノンタイトル戦の予定だったが、急きょタイトルマッチに変更となった。しかしカリミアンは、「関係ない」と言い切る。
「タイトルマッチになったと言っても、特に何も変わらない。勝つために準備をするという点では何も変わらないので、誰が相手だろうと、それがスーパーファイトだろうとタイトルマッチだろうと、同じことだ。武尊選手の負傷欠場には驚いたし、気の毒に思う。そのためにK-Jee戦にベルトを懸けることを承諾したが、だからと言って気持ちに変化はないし、防衛する機会が増えたことは何の問題もない。いずれにせよ、自分が王者であることは変わらない」と、力強い言葉が並んだ。
 対戦相手のK-Jeeについても、問題にしていない様子だ。
「具体的な戦略はここでは言えないが、2年前に彼と戦った時と比べて自分がどれだけ変わったかは、自分と拳を交えたときにK-Jee自身が思い知るだろう。自分の中では、彼は当時とそれほど変わってないように感じる。今回は彼の地元での試合だが、それも問題はない。今回はメインらしく、自分の最高のパフォーマンスを見せたいと思う」
 ここで防衛に成功すれば、次の目標ももっと具体化してくる。それはズバリ、以前から言っている「2階級制覇」だ。
「何度も言っている通り、自分はクルーザー級のベルトだけでは全く満足していない。2階級制覇するために、いつでもヘビー級王者に挑戦したいと思っている」
 最後にカリミアンはK-Jeeを返り討ちにし、KOで決めると宣言。「もちろんKOを狙っている。コンディションも100%仕上がっているし、KOで勝てるという自信がある」という言葉の通りになるのか、それとも……!?

 

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