2020.09.01

 9月1日(火)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R]で篠原悠人と対戦する卜部功也が公開練習を行った。

 この日は所属するKRESTで渡辺雅和代表の持つミットにパンチ・キックを放っていった功也。現在は今年2月、目黒区祐天寺にオープンした自らのジム「ALONZA fitness & kickboxing」が練習の拠点となっており「ジム自体は一般のお客さん向けなんですが、ジムを手伝ってもらっているファイターと一緒に(ALONZAで)トレーニングしています。マススパーリングも普通にできていますし、ミット打ちもガッツリやってますね。1時間以上つきっきりのマンツーマンでミットをやる日もあります」と充実した日々を送っている。

 ALOMZAでミットを持っているのが、功也が指導を依頼した濱田堅志トレーナー。今は濱田トレーナーの指導の下、自分のスタイルも一から見直し、久々の試合に臨む。

「だいぶ色んなクセが染みついていたので、基本から入って、動きを直していきました。その一方で自分の感覚が一番大事という考えがあるので、自分のセンスの部分と上手く組み合わせて、意見交換しながらやっています。それがいい刺激になっていて、それがポジティブな方向に向いてますね。環境を変えてチャレンジャーの気持ちというか、何かを背負うような気持ちはないです。今は物事を深く考えなくていいかな、格闘技ってもっとシンプルなものなんだろうなと思うようになって、『やりたければやる』『強くなってると実感してれば試す』……そんな感じで練習すればいいかなと思います」

 今回の試合は功也にとって約1年2カ月ぶりの試合だ。試合が空いた要因の一つは、昨年3月の林健太戦、7月のジュー・シュアイ戦に連敗したこともあるが、今は、そこは引きずっていないという。

「気持ちの部分でボロボロだったりもしましたけど、けっこう試合間隔が空いて、だいぶ充電はできました。連敗してすぐの頃は『試合をやりたくない』という気持ちが大きかったですけど、今は楽しみながら自由にやってます。今はまだまだ進化できるんだなという実感もあるので、『初心に返ってのチャレンジ』が一番のテーマですね」

 そうして迎える篠原悠人戦。篠原とはお互いに認めるテクニシャン同士。進化を試すには適した相手ということだろうか?

「正直言うと、相手のタイプとかに関しては誰とでもよかった部分もあったんです。でもやるからには強い選手とやりたかった。篠原選手は強いので、戦ってみたいなと思っていた相手です。警戒するのは……相手の戦略ですかね。もちろんパンチも強いですし、ステップワークも速いですし、距離感も抜群ですし、トータルな部分でいろいろあると思うんですけど、何か一つに気をつけるというのはないです」

 ではその篠原とどんな試合を見せたいのだろうか?

「僕はキレイな戦いとか上手い戦いをすることには満足してないんです。K-1がスタートした頃から本当に意識が変わって、うまい戦いをして勝つということは自分の中にはなくなって、倒すことが一番だと考えるようになりました。さらに、自分の良さが出た倒し方ができればいいなと思ってます」

 今回の一戦はそれまで戦っていたライト級よりも1kg多い-63.5kgという契約体重だ。実際、卜部の肩や上腕のあたりは以前に比べて分厚さを増している。

「体はデカくなってますね。ミットでのパンチは無酸素で爆発的に打つことが多くて、フィジカルトレーニングというよりもミットの動きでデカくなりました。スピードも前より速くなってますし、初動も速くなったことを感じています。今回は久々の復帰戦ということもありますし、階級アップも考えながらやっていこうと思っています。モチベーションが一番大事なので、やるんならメチャクチャにチャレンジしたいというのもあって、3階級いくのもいいかなと。そこも考えての体重設定です」

 新たな環境での練習と体調、そして何よりメンタル面の充実が今回の試合には大きいという功也。今回の試合で一番見せたいものはと聞くと……。「殺気ですね。そこが一番大事だなと思います。メンタルの部分ですね。今、練習はキツいですけど、いい緊張感を持って楽しくやってます。戦いをしてるなあという実感があって、ギラギラしてきました。リングに上がって、うまく戦うとか派手に見せたいとかじゃなくて、殺気が伝わるような試合がしたいです」

 充電期間を経て充実した状態で復活を期す卜部功也。篠原を相手に殺気みなぎる勝利を見せることができるか?

 

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