2019.12.22

 大阪・T・Y・Tムエタイジムにて、12月28日(土)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される“K-1冬のビッグマッチ 第2弾 名古屋”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」の[スーパーファイト/ライト級/3分3R・延長1R]で篠原悠人と対戦するSEIYAが公開練習を行った。

 大会10日目、かつて対戦相手に「ずっとプレリミナリーファイトの人」と揶揄された男に突然のチャンスが舞い込んできた。篠原と対戦予定だった大沢文也が負傷により欠場となり、11月16日にKrush大阪大会で5連勝を飾ったばかりのSEIYAに代役として白羽の矢が立ったのだ。

 オファーを受けた時点での体重はライト級のリミット62.5kgから14kg上の76.5kg。過酷過ぎる減量にも思えるが、SEIYAはオファーを受けた。公開練習としてサウナスーツを着ての縄跳び、そしてタイ人トレーナーとのミット打ちを終えたSEIYAは篠原戦に臨む心境を語った。

「オファーを受けたのが10日前ということもあって、体重の問題もあったんですけど、率直にこの大舞台でこういったチャンスをいただいて嬉しかったです。ここで何としてでも自分に打ち克って、このチャンスをものにしたいと思ってます。10日で14kg落とさないといけないということで大丈夫かなと最初は思ったんですけど、まあなんやかんや順調に体重も落ちてきてるんで案外いけるなと。

 ここからが本当にきつくなってくる時期になると思うんですけど、さっきも言ったように自分に打ち克って万全な状態で挑みたいと思います。公開練習を見ていただいても分かると思うんですけど、減量はもちろんオファーをいただいた日から練習もしっかり追いこんでやってます」

 今までのK-1での4試合は全てプレリミナリーファイト。関西でプロデビューした後に上京し、紆余曲折あって現在は再び関西に戻りMAD MAX GYMに所属している。自身も「色々と遠回りしてきた」と語るSEIYAは、自分を支えてくれた周囲に感謝しつつ、K-1の大舞台で大番狂わせを狙う。

「一概には言えないですけど色々人生で失敗もしてきましたし、その中で色んな人にも迷惑かけたりもしてきました。それでもずっと側で支えてきてくれた家族であったりチームの皆さん、そしてサポートしていただけるスポンサーさん…などのおかげで今の自分がある。このチャンスをものにしてそういった人たちを喜ばせたいなと思いますし、僕もK-1に育てられてきた1人。K-1にも恩返ししたいという気持ちがあります」

 苦労を重ね這い上がってきたSEIYAとK-1甲子園優勝やKrushでの王座戴冠などエリートコースを邁進している篠原。傍から見ればそんな構図が浮かび上がるが、SEIYAは「篠原選手はK-1甲子園でもKrushでもチャンピオンにもなっていて、すごくアグレッシブで強い選手。エリートに見えても、実際は敗戦も経験して這い上がってきた選手だと思う」と篠原の歩んできたキャリアにリスペクトを示す。

 また篠原とSEIYAの間には意外な因縁もある。篠原を長年見続けている正道会館の湊谷トレーナーは、SEIYAのメイントレーナーを務めている樫山トレーナーの師匠にあたるのだ。「篠原選手のトレーナーを務めている湊谷先生は僕のメイントレーナーを務めてくださってる樫山先生の師匠で、そういう意味では彼と戦う運命だったのかなと思うし、そういった意味でも負けられないです」。

 ここでSEIYAがアップセットを起こせば一気にトップに駆け上がることができる、まさに人生の大勝負。最後にSEIYAは「今回の一戦に関してはKOとかそういうところにこだわらずに、とにかく意地でも勝ちきるというところを見せたい。無謀な挑戦だと思うんですけど、ここは意地でも男を見せて、何としても勝ちきるところを皆さんにお見せしたい」と、この一戦にかける覚悟と勝利への執念を口にした。

 

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