2019.12.14

 K-1ジム福岡にて、12月28日(土)愛知・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される“K-1冬のビッグマッチ 第2弾 名古屋”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」の[スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R]で加藤久輝と対戦するK-Jeeが公開練習を行った。

 今年は初代KRUSHクルーザー級王座決定トーナメントを全試合KOで制し、KRUSH王者としてK-1のリングに立つK-Jee。「いつも試合前になると怪我とかしちゃうんですけど、今回は怪我もなくて順調ですね」と仕上がりは万全で、公開練習では重量級ながらスピードも感じさせるミット打ちを披露する。

 今回がベルトを巻いて初めての試合になるK-Jeeは「チャンピオンだから頑張らないと、という新しい気持ちが芽生えましたね。今まではチャンピオンになるために頑張らないと、だったんで。チャンピオンになったことで勝たなきゃいけない理由が増えた」。

 周囲の反応も「みんなベルトを獲って当たり前だろうって気持ちでいてくれたんで『やっと獲れたね』と言ってもらえたし、それと同時に『次はK-1のベルトだね』と激励された。驚かれたというよりももっと頑張れよという反応が多かった」と語る。

 K-Jeeは王座戴冠後、今回の試合に向けてオランダの名門Mike's Gymでの合宿を敢行。世界の強豪たちと戦うことを見据えて、レベルアップするためのヒントを得たという。

「実はKRUSHでベルトを獲った時はしっかり教えてくれる指導者という存在がいない状況で、他のジムに行ってミットをもらうスタイルで練習を続けていました。(初代KRUSHクルーザー級王座決定)トーナメントはその練習スタイルでどこまでいけるか?だと思っていて、結果的に優勝は出来たんですけど、自分が理想としている動きじゃなかったし、まだまだリングでのパフォーマンスのレベルが低い、これでは世界レベルじゃ通用しないと思って海外で練習しようと思いました。

(どこのジムで練習した?)オランダのMike's Gymに20日間ほど言ってきました。向こうのトップ選手や重量級の選手と拳を交えることができたし、オランダの練習環境も勉強してきました。(どんなことがプラスになった?)色んなことが勉強になったし、オランダの経験をプラスにしていかなきゃいけないなと思います。海外で練習したからといってすぐに強くなるわけじゃないし、情報量が増えたことで強くなるヒントが増えたと思います。そうやって色んなところから情報を集めて自分流のものを創っていきたいと思っています」

 対戦相手の加藤はアメリカの総合格闘技団体でも実績を残し、今年3月「K(FESTA.2」ではK-1クルーザー級王者シナ・カリミアンの持つベルトにも挑戦している。K-Jeeは「結果も出ているし、舞台は違うけど世界で戦ってきた選手。強い武器が持っているのも分かる」と加藤の強さを分析したうえで「ただ武器の数は少ないので、加藤選手の強い武器を殺して、自分の強い武器で勝負する。そのイメージはできているんで、あとはイメージ通りの動きをするだけです」と加藤攻略のイメージは出来上がっている。

 現在K-1クルーザー級戦線ではスーパーファイトで王者カリミアンをKOした愛鷹亮がタイトル挑戦に最も近いポジションにいる。タイトル挑戦歴がある加藤とKRUSH王者K-Jeeの一戦は、まさにクルーザー級の日本人トップ対決と言える試合だ。K-Jee自身もその意識を持つ一方で「自分は勝って当たり前だと思っている」と断言。さらに「自分はK-1福岡大会をやってほしくて、K-1福岡大会が実現するときにタイトルマッチをやりたい」という野望を語った。

「(クルーザー級のトップ対決となったが?)自分は勝って当たり前だと思っています。僕はKRUSHで実績を積んでトーナメントで優勝してベルトを獲りました。逆に加藤選手は海外の団体と契約が切れて、最後に日本で活躍できるんじゃないかな、くらいの気持ちだと思うんですよ。僕はそんな気持ちのやつに負ける気はないし、勝って当たり前だと思っています。

(タイトル挑戦について)自分はK-1福岡大会をやってほしいんですよ。そうすれば応援してくれる人もたくさん来てくれるし、一番いい場所で一番になって輝きたいと思っています。だからK-1福岡大会が実現する時にタイトルマッチをやれたらいいなと思います。今K-1のクルーザー級はシナ・カリミアンvs日本人という図式なんですけど、だったらKRUSHでしっかりキャリアを積めばいいと思うんですよ。

 そうやって自分が強くなってずば抜けた存在になって、周りに『もうK-Jeeの相手は外国人しかいない』と思わせて、強い外国人選手をK-1に呼んでもらう。その選手たちを俺が倒していって、K-1福岡大会でカリミアンからベルトを獲る、ということをやりたいです」

 名古屋大会ではスーパー・ライト級タイトルマッチや初代女子フライ級王座決定トーナメントをはじめ、豪華スーパーファイトがズラリと並んでいる。そのなかでK-Jeeは「まだまだ知名度が低いクルーザー級と自分たちの試合ですけど、試合が終わった時にはどの試合よりも注目されるような爆発力がある試合になると思う」とファンにメッセージ。その言葉通り、ファンの記憶に残る勝利を掴むことができるか?