2018.08.04

 8月4日(土)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、東京・後楽園ホール「Krush.91」の前日計量・記者会見が行われた。

 明日のダブルメインイベント第2試合は王者・塚越仁志と挑戦者・木村“フィリップ”ミノルが激突するウェルター級タイトルマッチだ。塚越はKrushのリングで数々の激闘を演じてきた“The Krusher”。初防衛戦となったモハン・ドラゴン戦、2度目の防衛戦となった牧平圭太戦と、ベルトを巻いてからも更なる激闘を見せてきた。

 今回はK-1で活躍する木村というビッグネームを挑戦者に迎え「今回はけっこう減量がきつくて、最後に頑張ってやっとここまで持ってきたって感じです。調整も上手くいって、あとは明日に全部爆発させるだけだと思ってます」と計量をクリアして安堵した様子を見せると、「(木村と向かい合って)心の底からワクワクしてます。木村選手はスター選手なんで映像やインタビューを色々見てたんですけど、明日は俺を倒しに来るって言ってくれてたんで、しっかり俺もそれに応えたいと思います。(勝敗を分けるポイントは)何がどうとかじゃなく、最後に立っているのは自分だと信じてます」と激闘を誓った。

 一方、K-1で3連勝と心身ともに充実した状態で、山崎秀晃戦以来、約4年8カ月ぶりにKrush王座に挑戦する木村は「自分自身とチームを力強く信じて、物凄く良い調整が出来ました。格闘技ではチャンピオンとそうじゃない選手とでは、魂的にも違ったステージにいると思うので、僕がリングで不利になることが多くなると思う。でもその分までしっかりチームのみんなとトレーニングしてきました」と準備は万端。

「(塚越と向かい合って)絶好調で来てくれたんだなって思った時に、普通だったらそれに恐怖心を覚えたりするんですけど、今回はそれが凄い嬉しくて、自分自身も覚悟を持ってやってきたので、それに応えてくれたのかなってワクワクします。(勝敗を分けるポイントは)塚越選手のミステイク。1回それがあれば僕のものにします」と対戦を待ちきれない様子だった。

 この日の会見は立ち見も出る程の盛況ぶりで、Krushの歴史の中でも指折りの注目度の高いタイトルマッチだ。木村は大勢のファンを前にして「Krushが何でここまで特別な存在であるか分からせるような、Krushらしい試合を僕なら出来ると思ってます」と切り出すと、今回のタイトルマッチへの想いを一気に語った。

「今の格闘技界は僕次第でどうにでもなるぐらいの大きな力を握っていると思っていて、でもその自信がリングで出せなかったら、ただの普通のファイターです。明日はKrushのタイトルマッチという、塚越選手が一番輝いて力を発揮するリングで、環境が整っていると思います。僕は正直言うとその環境が苦手なんですけど、僕は自分の弱いところに立ち向かいます。

 塚越選手と戦う前に凄い大きな敵がいるので、そいつさえ乗り越えればリング上は楽しめる。リングで楽しんでるヤツを見れば、お客さんは嫌でも楽しくなれるし、日常では見られないような刺激的なものが僕の試合には籠っています。今の僕には言動、生き様全てにオーラが備わっている。試合内容どうこうより、スーパースターがリングにいると思って楽しんでください。

 今までの僕は自分の能力を抱えきれなくて、使い方が分からなくて実力を出せなかったですけど、今は全てを知って乗り越えたので、もう何も怖くないです。

 俺と塚越選手は言葉や態度は違うけど、きっと同じことを体現したくて、生活に全てをかけてるんじゃないかなって思ってます。塚越選手はベルトへの愛・執念が凄い見えて、僕はこの試合で勝ちを確信してるんですけど、練習でもきつい場面で気付いたら塚越選手の顔が思い浮かんでいるし、ベルト獲るためにはこれぐらいじゃ足りないって思ってやってきました。明日はいつもと違う僕が見えると思います。塚越選手もヤバイし、俺もヤバイ。明日はどちらの応援とかファンとかじゃなくとにかく楽しみましょう」

 木村の熱い言葉を聞いた塚越も「木村選手がそう言ってくれて凄い嬉しいんですけど、そのスーパースターを相手に、かっこ悪くても良いから、どんな形であれ防衛するっていう僕の執念を見に来てください。リングに上がって、そこで起こることが全てです。見に来てくれれば全て分かると思います、以上」と勝利への執念を滲ませた。

 Krushきっての激闘派の王者・塚越とこれまで多くのファンを魅了してきた挑戦者・木村。名勝負が約束された一戦を制し、ウェルター級のベルトを巻いているのははたしてどちらか!?

 

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