2018.02.20

 3月10日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.86」の[Krush -65kg次期挑戦者決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で篠原悠人と対戦する細越貴己のインタビューを公開!

──1月のKrush後楽園大会で松下大紀選手に勝って、挑戦者決定トーナメントへの出場が決まりました。まずは松下戦を振り返ってもらえますか?

「松下選手はイケイケな選手なんで、正直試合まで怖かった部分もありました。最近は試合前に『KOで倒す』と言っていても、勝負にこなかったりする選手も多いんですけど、松下選手はああやって宣言通りに勝負に来てくれて。無駄に駆け引きしなくて済んだので、本当に凄い男だし、ファイターだなと思いました。試合をしていて楽しかったです」

──細越選手もモチベーション高く練習が出来ていたのでしょうか?

「はい。モチベーションは高かったし、今回の試合のことを“番狂わせ”と書かれることもあって『俺はそんなに弱くねえよ!』というのを証明したいと思っていました。確かに僕は戦績は悪いんですけど、そういう想いをずっと内に秘めていて…。結果も出してない自分が何を言ってもかっこ悪いから黙ってましたけど『俺は絶対に弱くねえ』と自分に言い聞かせてやってきました」

──松下戦ではボディブローとヒザ蹴りで2度のダウンを奪っての判定勝利でしたが、どこが勝因だったと思いますか?

「もともとはローを蹴って、相手が下がりだしたらパンチで攻める作戦だったんですよ。でも計量で松下選手の体を見た瞬間にボディが弱そうだなと思って、直感的にボディを攻めようと思って戦いました」

──その直感がずばりハマった試合だった、と。松下戦が終わってすぐに次の試合が決まる形になりましたが、コンディション的には問題ないですか?

「僕は試合が決まらないとけっこうムズムズするし、あんまり真面目じゃないんで(試合がないと)練習を休んじゃうんですよね(苦笑)。だから逆に試合が決まってくれた方が練習するので僕的にはありがたいです」

──対戦相手の篠原選手にはどんな印象を持っていますか?

「篠原選手は子供の頃から格闘技をやっていて、上手くてスピードもある。結構倒して勝っているんで、エリートだなって印象ですね」

──細越選手が格闘技を始めたきっかけは何だったんですか?

「自分は高校受験に失敗して、中学を卒業してからフラフラしていたんですよ。その当時の自分は本当に弱い人間で周りからいじめられたり、ぶっ飛ばされたりして…何をやってもすぐに逃げてしまうようなヤツでした。そんな弱い自分を変えたいと思って、20歳の時に格闘技を始めました」

――もともと格闘技は好きだったんですか?

「はい。ちょうど20歳の時に山本優弥さんとドラゴの試合を見て、どれだけやられてもドラゴに向かっていく優弥さんの姿に感動して、自分も格闘技をやろうと思いました」

──弱い自分を変えたいというのが格闘技をやる原動力なんですね。

「そうですね。去年『KHAOS.1』で和氣(光春)選手とやった時も、確か2年振りぐらいの試合だったんですけど、その時に『本当に俺って弱いんだな』と改めて思いました。でもあの試合から色々と意識も変えて、まぁ今でも僕は弱い人間なんですけど、それとはずっと付き合っていかないといけないことだと思っています」

──細越選手はキックパンツに「己に勝つ」と書いていますが、あの言葉も細越選手の戦いのテーマですか?

「そうですね。あの言葉は僕が凄く憧れてる人にいただいた言葉です。その方に『己に勝たないと、お客さんにも響かない』と言われて、それを僕の座右の銘にしたというか、その言葉を胸に戦っています」

──例えば他の選手、それこそ篠原選手は小さい頃から格闘技をやっていて、ずっと“強い”側にいた人間だと思います。ある意味、細越選手はそれと真逆ですよね。

「僕の性格は僻み・嫉妬の塊なんで(苦笑)、正直、篠原選手みたいなヤツをどん底に落としてやりたいなって思います」

──このトーナメントを勝ち抜いていけばベルトを巻くチャンスが巡ってきます。Krushのベルトにはどんな想いがありますか?

「ベルトがある・ないで格闘家は全く違うと思うので、今はKrushのベルトを巻くことが一番の目標です。きっと格闘家の中には僕みたいに弱い自分を変えたいと思って始めた人もいるだろうし、僕はどん底から自分の人生を変えたいと思って格闘技をやっています。エリート街道まっしぐらの人間がベルトを巻いても、本当に弱い人間やひねくれている人間には何も伝わらないと思うんですよ。一人くらいどん底を見た落ちこぼれがチャンピオンになってもいいと思うんで、僕は何が何でもチャンスを活かしてKrushのベルトを巻きます」

 

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