2017.12.19

 12月27日(水)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~SURVIVAL WARS 2017~」。出場選手インタビュー第8弾は[第7試合/K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級次期挑戦者決定戦/3分3R・延長1R]で日菜太と対戦する廣野祐だ。

──6月の第2代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは一回戦でサニー・ダルベックにTKO負けという結果でした。ヒザ蹴りのカット(出血)によるドクターストップでしたが、試合後はどのくらいから練習を再開したのですか?

「試合直後に傷口を縫ったのですが、抜糸してからは軽いフィジカルトレーニングをやっていましたね。相手とコンタクトする練習は9月頃から始めました」

───結果はTKO負けでしたが、ドクターストップになるまではダルベックを攻め込む場面もありました。あの試合で掴んだ手応えはありますか?

「今までの試合の中ではチャレンジ出来たほうで、お客さんにも前の自分とは違うように映ったと思います。もちろんダルベック戦でもトレーニングが上手くいかなかったところはありますが、チャレンジしたことは間違ってないような気がします。だからたかだか一回のミスでそのチャレンジを否定するのはナンセンスだと思うし、トレーナーからも『リスクを冒さないリスクもある』と言われました。あれから練習でもチャレンジをテーマにやっていて、今回も失敗することはあるかもしれないですけど、失敗を恐れずに状況に応じてリスクを負わないリスクを考えてチャレンジしていきたいなと思っています」

──とはいえ廣野選手にとっては本当に悔しい敗戦で、すぐには気持ちを切り替えられなかったと思います。

「試合が終わった直後は『ああ、もう終わったな』と思いましたね。KOされたわけではないけど負けは負けだし、(ヒザ蹴りが)アゴに入ったか額に入ったかの差だったと思います」

──そこから再び気持ちを切り替えるうえで、何かきっかけはあったのですか?

「もしかしたら世界一にはなれないかもしれないと思ったんですけど、あくまで世界一になる可能性が限りなくゼロに近づいただけであって、決してゼロではないんで。ゼロじゃないんだったら挑戦しようと思いました」

──その中で今回は次期挑戦者決定戦として日菜太選手と試合が決まりました。最初にオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

「おいしいなと思いましたね。というのもトーナメントでは一回戦負けだったんで、チャンスが来るとしたら早くて来年だと思っていたんです。最低でも1年はかかるんだろうなって思っていた自分がいるので、それは願ったり叶ったりですね」

──日菜太選手とは2014年10月にREBELS70kg級タイトルマッチで対戦(日菜太が判定勝ち)していますが、どんな印象を持っていますか?

「みんな日菜太選手の印象は蹴りだと思うんですよね。左ミドルが強いイメージがあって、僕もそんなイメージかと思っていたんですけど、実際やってみてパンチが強くびっくりしました。こういう感じなんだって。ただ記者会見で言った通り、今回は3Rなんで、向こうも倒しにくるでしょうし、早い展開になると思うんですよね。お客さんが見てもわかりやすい展開になるんじゃないかなと思います」

──トーナメントに出場した日本人ファイターで考えると、城戸康裕選手がウェルター級に転向して、中島弘貴選手は2018年1月にKrushで再起戦という流れで、この試合の勝者は日本代表としてアラゾフに挑む形になると思います。

「アラゾフに追いつくためじゃなくて、アラゾフを追い越さなきゃいけないんで、そういう練習をずっとやっています。その練習の成果を高めていけば関係ないというか、相手に対してではなくて自分がどう戦うかですね」

──前回のダルベック戦を見て、廣野選手に対する期待も高まったと思います。そういった人たちに対して、どんな自分を見せて勝ちたいと思いますか?

「前回ああいう形で終わって、自分よりもお客さんに対する不甲斐なさというか、見ている人たちを残念な気持ちにしてしまったと思います。その中で今年の最後にスーパー・ウェルター級の試合が組まれた意味合いは大きいと思うので、最後はこの試合で間違いなかったなとみんなが思うような試合をします」

──今の自分だったら日菜太選手に勝って、アラゾフからベルトを獲ることが出来ると感じていますか?

「ダルベック戦の時点では自分のスタイルは完成してないんですよ。まだ完成途中のものが世に出てしまったというか、完成が間に合わなかったんですよね。あれから時間も経って、間違いなく理想のスタイルに近づいていると思うし、6月よりも完成されたスタイルを12月には見せられると思います。是非みなさん僕に期待していてください」

 

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