2021.02.28

 2月28日(日)都内にて、昨日開催された「Krush.122」後楽園ホール大会の一夜明け会見が行われた。

 今大会はKrush初参戦の選手が多かったが、いずれもインパクトを残すKO勝利を飾っている。ALL-WIN team 華王州の大野祐志郎もその一人で、Krushスーパー・ライト級王座に挑戦したこともある常連選手の近藤拳成と戦い、1R1分42秒で膝蹴りによるKO勝利を収めた。

 大野は普段は郵便局で勤務する34歳。郵便物の物流関係の仕事に携わりながら、並行して格闘技に取り組んできた。小学校から習い始めた糸東流空手を皮切りに、極真空手、キックボクシング、MMAと様々なジャンルに挑戦するほどの格闘技好きだが、最終的に打撃が好きということでKrushの舞台に辿り着いた苦労人だ。

 自身のファイトスタイルを、「水をイメージするというか、流れるように動いて、水圧上げて拳を叩き込むというようなイメージで戦っている」と語った大野。拳成をKOした膝蹴りもそのイメージで戦っている中で生み出されたそうで、「あの瞬間瞬時に判断したのがあの膝という感覚ですね。その時その時の反射と言いますか、体が勝手に動いた感じです」と、長年の格闘技歴の中で培った産物だったことを告白した。

 昨日の試合後にも名前を出したが、大和哲也に憧れているそうで、「戦えるレベルまでとりあえず自分を持っていくということが今の優先すべきことなのかなと思います」と、K-1 JAPAN GROUPでの目標はハッキリしている。「やっぱり男って、拳を交えて会話をすると思う。それが大和選手とならできる」と、大和との対戦を熱く語っていた。

 もちろん王座への欲もある。「KrushにしろK-1にしろ、チャンピオンを目指さなきゃいけないというのは格闘家として必須の条件」と、苦労の末に辿り着いた舞台での頂点獲りへ意欲を見せていた。

「昨日は熱い応援たくさんありがとうございました。昨日の試合を振り返るということなんですけど、試合直後のインタビューでも語らせてもらったように、近藤拳成選手と試合することが怖くて、そのおかげで強くなれることができたと思っています。結果、凄くいい形で試合を終えることができて一安心しています。

(見事なKOだったが狙っていた?)狙ってはないんですけど、基本的に僕のファイトスタイルとしては水をイメージするというか、流れるように動いて、水圧を上げて拳を叩き込むというイメージで戦っています。あの瞬間瞬時に判断したのがあの膝という感覚ですね。その時その時の反射と言いますか、体が勝手に動いた感じです。(初参戦となったKrushの感想は?)完全にテレビの中の世界で、ホテルにチェックインするまで凄く緊張してしまって。ただ後楽園ホールにはKrushの応援で何回も来たことがあって、会場に入った瞬間にやっぱり選手としての血が騒いで、ここで戦えるという喜びが勝ったという感じですね。

(普段は郵便局で働いているそうだが、今の仕事についてと、これまでの格闘技歴は?)郵便局を全面に出して戦わせていただいているんですけども、郵便局の社員として郵便物の物流関係の仕事に勤めさせていただいております。その中で毎日一生懸命勤務している状況ですね。格闘技歴はベースは伝統派空手の谷派糸東流という空手を小学校から始めて、それから極真空手に移行しまして、フルコンの空手をやっていくうちにK-1、それこそ魔娑斗選手全盛の時代だったので、その時代に影響されてキックボクシングを始めて、ABEMAの生放送で解説でもあったんですけど、MMAにも挑戦しました。

 格闘技がシンプルに好きで、いろんなことを身に着けたいという流れでMMAに挑戦してたのですが、最終、根本的には打撃が好きなんで、キックボクシングに落ち着いた感じですね。(郵便局で働き始めたのはいつから?)郵便局で働き始めたのはハタチからで、もう15年ですね。職場の皆さんには結構暖かく見守ってもらっていて、『怪我をすんなよ』と送り出してもらいましたし、会社からも『がんばれよ』というお声をいただいています。

(これからどんな活躍をしていきたい?)今後の活躍としてはK-1ファイターということで、そこに誇りを持って活動していかないといけないと思います。やっぱりKrushにしろK-1にしろ、チャンピオンを目指さなきゃいけないというのは格闘家として必須の条件かなと思うので、チャンピオンを目指したい。あとは試合直後のインタビューでも言っちゃったんですけど、戦いたい選手もいて、その選手と戦えるレベルまでとりあえず自分を持っていくということが今の優先すべきことなのかなと思います。

(戦いたい選手の名前は?)大和哲也選手が本当に好きで、考え方というか人間性が凄いしっかりしていて、いいなあと思っていて、まあ一種の憧れがあるので、一度拳を交えたい。やっぱり男って、拳を交えて会話をすると言うと思うので、それが大和選手とならできるんじゃないかなとは思っています。

(自分でどれぐらいで大和選手と戦える位置に行けると思う?)現段階で考えれば、プレッシャーをかけられまくって、コーナーに追い込まれて、ボディ叩かれて、ダウン獲られてっていうような展開しか、全然イメージできないんですけど、もし試合が決定すればそれに向けてまたALL-WINジムのトレーナーの安保洸輝と対策を練って、今回の結果のように勝ちを収めに行きます。そこは話が決まればなんですけど、がんばっていきたいと思います。

(ファンの皆さんへのメッセージは?)試合直後から、SNSでかなり多くのメッセージ、コメントをいただきまして、ありがとうございます。感動したとかしびれたっていう言葉は、僕が感動しましたし、しびれました。ありがとうございます。これからもそういった感情を皆さんに抱いていただけるようなファイターになっていきたいと思いますので、僕は苦労人と言いますか、努力を積んでやっとこの舞台に立てた人間なんで、そこを見ていただけたら幸いです。今後もよろしくお願いします」

 

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