2020.01.20

 1月20日(月)東京・ウィラサクレックフェアテックスムエタイジム三ノ輪にて、1月25日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.110」のKrushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・横山巧と対戦する王者ゴンナパー・ウィラサクレックが公開練習を行った。

 昨年3月「K'FESTA.2」での試合後、父親を亡くしタイへ帰国していたゴンナパー。タイではほとんどの時間を家族との時間に費やし、格闘技から離れた生活を送っていた。そのまま日本に戻らずタイで戦うという選択肢もあったが、ゴンナパーは「Krushのリングは自分のことを有名にしてくれたリングだと思っている。タイで戦うことも出来たが、もし戦うのであればベルトを持っているKrushの舞台に戻ってくるのが一番だと思って日本に戻ってきた。タイの家族からも『いつでも応援しているので、全力で戦ってきてほしい』と声をかけられたよ」と復活のリングは日本・Krushに決めていたという。

 約10カ月振りの試合で「ムエタイを始めてからここまで試合間隔が空いたのは初めて」というゴンナパーだが「しっかり練習して身体を元に戻しているので大丈夫。格闘技は身体も大事だが、より心が大事。今は心も大丈夫」と心身共にリフレッシュした状態で復活のリングに臨む。

 その言葉を裏付けるように、公開練習のミット打ちでは2分1Rで力強さを増した迫力満点のパンチを披露。「対戦相手を見ていて、パンチが非常に強い選手だと思った。だから自分もパンチに力を入れて練習している。相手のパンチ対策もしつつ、こちらも相手にパンチを入れていく」と横山の武器であるパンチに対抗しての公開練習だったと明かした。

 ゴンナパーが不在だったKrushで頭角を現したのが挑戦者の横山だが、ゴンナパーは「確かに相手は最近頭角を表してきた良い選手だと思うが、自分がしっかりいい練習をして対策を練ってやれば、倒されるようなことはない」と自信を見せる。横山も公開練習で「いくらゴンナパー選手が強くて重い攻撃を打ってきても、当たらなければ何の意味もない」と言い切り、スピードで翻弄してゴンナパーをKOすると宣言した。

 これを聞いたゴンナパーは「だったら試合の日に、パワーが勝つかスピードが勝つか見てほしい。自分も相手よりスピードが遅いことは自覚している。ただ試合当日はどうなるかをお客さんに見ていてほしい」と不敵に笑う。そして「自分はいつも通りのスタイルで戦って、ファンのみなさんに自分の試合を楽しんでもらいたい」と“ムエタイ大魔神”の帰還を心待ちにしていたファンに普段通りのアグレッシブファイトを約束する。

 今後については「Krushの王座を防衛して、今年機会があればK-1のベルトをかけて試合をしたい」と改めてK-1のタイトル奪取を目標に掲げた。
「以前より筋肉がついたのでは?」という質問に「腕立て伏せぐらいはするけど…普通に練習しているだけだよ」と答えたゴンナパー。しかしフォトセッションでは周囲のリクエストに応えて筋肉を誇示するポーズを披露するなど余裕も感じさせた。ゴンナパーは持ち前の攻撃力・破壊力で横山のスピードを粉砕し、完全復活を遂げることが出来るか?