2018.07.23

 7月23日(月)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、東京・後楽園ホール「Krush.90」の一夜明け会見が行われた。

 昨日の大会で行われた日本vs中国・7対7全面対抗戦は6勝1敗で日本チームが勝利。昨日の大会を含めて、これまで日本・Krushと中国・武林風の間では合計4回の大規模な対抗戦が行われてきたが、初めて日本(Krush)が勝ち越しを決める結果に終わった。一夜明け会見には武林風のユー・レイ プロデューサー、Krushの宮田充プロデューサー、日中対抗戦をコーディネートしたCFP(チャイニーズ・ファイティング・プロモーション)の岩熊宏幸代表が出席し、それぞれ対抗戦を振り返ると共に今後の両団体の交流についても前向きなコメントを残した。

中国・武林風
ユー・レイ プロデューサー
「まずは昨日の大会を円満に終えられたこと、みなさんに良い試合を見せられたことをうれしく思います。昨日、武林風チームとして出場したファイターは若い選手たちでした。昨日のリングで彼らは力を発揮してくれたと思いますが、若い世代だけに経験が少なかった反省点もありました。実力がある彼らですから欠点を克服して、日本のトップファイターを打ち負かす実力を持って、再び来日してくれると思います。今一度、このようなチャンスをいただいたKrushの宮田さん、CFPの岩熊さんには感謝したいと思います。

 今回、初めて日本で対抗戦を行ったわけですが、日本のイベント製作の仕方、選手のブッキング、バックステージのやり方など勉強することができました。これからもKrushさんとは長い交流・コラボレーションを続けたいと思います。そして武林風から選手を送り込むことはもちろん、日本のトップファイターにも武林風の試合に参加してもらいたいと思います。どうぞたくさんのトップ選手を中国に送り込んでください」

CFP
岩熊宏幸 代表
「ユー プロデューサーからもあったように、武林風の選手たちは経験がまだ少ないということもあったのですが、7選手ともみんなトップのファイターたちでした。ほかにも出場候補の選手がいたのですが、残念ながら日程などで断念せざるをえなかった選手もいます。Krushと武林風の対抗戦は今回が4回目で、4回目にして初めて日本(Krush)勢が勝ち越しました。中国(武林風)勢には残念な結果でしたが、これからの日本と中国の長い関係を見れば、この結果はいい流れにつながると思います。今回、日本で対抗戦をやることで会場も独特の緊張感があって、日本人選手にも中国人選手にもいい経験になったと思います。まだ来日できてないファイター、来日を望むファイターを考慮しながら、長い関係で対抗戦をやっていきたいと思います」

日本・Krush
宮田充プロデューサー
「これまで日本人を引き連れて、中国で武林風さんと対抗戦をする中で日本勢が負け越すことはあったのですが、中国の良いファイターを見ることができて、中国のジムのみなさんの戦う姿勢やスタッフの方々が情熱的に仕事をされていて、日本で対抗戦をやったらどうなるんだろう?と思って、初めて日本で対抗戦を行いました。

 対抗戦は勝ち負けもそうなんですけど、日本の選手たちが日本で中国人選手を迎え撃つことは滅多にできない経験だったと思います。勝った選手は自信を深めてくれればいいし、武林風さんとは継続的に対抗戦をやっていきたいと思います。また我々が中国に渡っての対抗戦もあるのかなと思います。

 昨日は色んな試合があって『これ!』という試合は選べないのですが…中国人選手はみんな初来日で、対戦相手の組み合わせが変われば結果も違っていたと思います。また選手たちは言葉にしていませんが、日本の暑さや湿度は海外の選手にとってはしんどいのかなと思いました。個人的には敗れてしまいましたがモン・グォドン選手(左右田泰臣にKO負け)とジャオ・チョンヤン選手(レオナ・ぺタスにKO負け)はまた日本で見たいと思います。また私はジン・イン(鈴木勇人に判定負け)選手が好きで、長い前髪を結ぶ髪型だったり、調整に乗せればどんどん乗っていくタイプだと思うので、彼もまた日本で見てみたいと思います。

 中国・武林風には久保優太選手に勝ったシェ・レイ選手、個人的に好きなヤン・ジョー選手など、招聘リストに上がっていたのですが、今回のメンバーには入りきれなかった人気選手たちもいます。いずれこの2人には日本のリングで暴れてほしいと思います。今、中国は目覚ましい成長を遂げている国で、来年の構想としてまた夏に対抗戦をやりたいと思っています」

 会見は対抗戦に出場した合計13選手(※高木健太は試合で腕を負傷し、病院で診察を受けているため欠席)も同席して行われ、ユー・レイ プロデューサーは「私は左右田(泰臣)選手のスタイルが気に入りました。ぜひ中国でも試合をやってもらいたい」と“K-1のマスクマン”左右田の招聘を希望。日本チームの中で唯一名前を挙げられ、直接リクエストを受けた左右田だったが「すいません、中国での試合はお断りさせていただきます。僕は日本で活動していきたいので」とまさかの拒否。

 ユー プロデューサーが「左右田選手はジョークが好きなので、今のコメントもジョークでしょう(笑)。きっと左右田選手は中国に来てくれると思います」と続けると、左右田は「逆に僕と戦ったモン・グォドン選手を僕のところに預けて、立派なマスクマンに育てるというのはどうですか?」とユー プロデューサーのリクエストを煙に巻き、会見場には笑いも起こった。

 記者会見終了後、宮田プロデューサーがユープロデューサーに金色のKrushロゴ入りグローブを記念品として贈呈。改めて今後の両団体の交流を誓った。