2017.06.30

 6月30日(金)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、7月16日(日)東京・後楽園ホール「Krush.77 ~日本vs中国・6対6全面対抗戦~」に出場する日本人6選手が公開練習を行った。

 Krush初の試みとなる「日本vs中国・6対6全面対抗戦」に出場する日本代表6選手が勢ぞろい。選手たちは「Krush JAPAN」と書かれた今大会のオリジナルTシャツを着て公開練習&インタビューに応じ、対抗戦へ向けての意気込みを語った。


 対抗戦の最終試合(第6試合)に登場するのはKrushで数々の激闘を繰り広げてきた卜部弘嵩。中国で“小さなマイク・タイソン”の異名を持つハートパンチャーのコン・ロンを迎え撃つ。
 2月のK-1代々木大会では大雅に敗れて第2代K-1スーパー・フェザー級王座から陥落し、今回が再起戦となる弘嵩だが、公開練習のミット打ちではスピードとキレの増したパンチを次々と披露。今年デビュー10周年、今回がプロ50戦目・Krushで10度目のメインイベントという記念すべき一戦で「感慨深いものがあるので、ここで激勝したい」と語った。
卜部弘嵩 
「2月のK-1が終わってからずっと練習をやってきて、良い仕上がりになっていると思います。(公開練習では左フックがキレていたが?)左フックは磨いていますね。疲れはたまっていますけど、食事も節制してアスリートの生活をしてきたので、疲れていてもバッチリ動けます。(対戦相手のコン・ロンの印象は?)映像を毎日見ていますけど、パンチャーでいい選手だなと思います。
 僕は今年デビュー10周年、次が50戦目で、Krushのメインイベントをやるのも10回目です。色々と感慨深い気持ちもありますけど、激勝したいですね。(対抗戦について)今回は日本vs中国の対抗戦でもあるんですけど、6月のK-1よりも盛り上げたいですね。僕の中には対K-1という意識もあります。僕は今回の対抗戦の方が6月のK-1よりも面白いんじゃないかなと思います。調子はばっちりなので、あとは怪我や体調を崩さないように仕上げてリングに上がりたいと思います」
 対抗戦・第5試合は格闘技ファン待望の初来日となる“中国・中量級最強の男”チュー・ジェンリャンをベテラン小宮由紀博が迎え撃つ一戦だ。公開練習でジャブ・ミドル&ローキックのコンビネーションを繰り出した小宮は「怖さはあるけど、それが格闘技の面白さ。一点集中して死に物狂いでいく」と語った。
小宮由紀博
「調子は順調なのでしっかり上げていきたいです。(対戦相手のチュー・ジェンリャンの印象は?)すごくいい相手で、中国でも世界的にも有名な相手です。怖い部分もありますが、いい意味で怖さがあるのは格闘技の面白さです。感覚を研ぎ澄まして追い込んで、試合のパフォーマンスにつなげたいです。一点集中して死に物狂いでいこうと思います。
(対抗戦について)こういう機会があって日本代表が揃って、僕は日本代表は特別なものだと思います。その意識を持って向かっていきたいし、一人一人は別々ですが同じ格闘技をやっている人間として一つになれればいいと思います。ハイレベルな試合になると思いますが、日本代表としてしっかり勝ってメインにつなげます」

 激闘必至の顔合わせは対抗戦・第4試合の渡部太基vsティエ・インホァだ。インホァはその野性味溢れるファイトスタイルから中国では“虎”と呼ばれてる超激闘派。対する渡部もKrushを代表する激闘派で、公開練習では重厚な左ミドル・ハイキックを繰り出していく。
 すでに9月のK-1さいたま大会の初代ウェルター級王座決定トーナメントへの出場が決まっている渡部だが「怪我のことを考えていたら、くだらない試合をしちゃうんで思いっきり倒しに行く」とインホァと真っ向勝負するつもりだ。
渡部太基
「今が疲れのピークですが、疲れを抜けばいい状態で試合ができると思います。(対戦相手のティエ・インホァの印象は?)何でもできるタイプなんで気持ちで上回る試合をします。
(9月のK-1にも出場が決まっているが)先のことは考えないで7月に集中しています。怪我のことを考えていたら、くだらない試合をしちゃうんで思いっきり倒しに行きます。(対抗戦について)今まで日本代表が負け越しているんで、このメンバーで勝ちに行きたいです。これぞKrushという熱い試合をします」
 対抗戦・第3試合には初代K-1ライト級王者ウェイ・ルイのライバルとされているドン・ザーチーが登場。K-1・Krushだけでなく中国遠征の経験も豊富な瑠輝也と対戦する。
 公開練習ではHIROYA相手にマススパーリングを行い、HIROYAのボディブロー受け(?)を見せた瑠輝也は「ザーチーは世界のトップファイターだと思いますが、自分もそこに割って入れる自信があるので、ここで勝って世界のトップファイターになりたい」とザーチー超えを誓った。
瑠輝也
「いつも言っていますが、今が今までで一番強い状態です。このまま追い込みを続けて計量をクリアして、試合当日に最高の状態に仕上げます。(対戦相手のドン・ザーチーの印象は?)パンチャーだなと思います。最初はパンチが強くてパンチだけ気をつければいいと思ったのですが、試合映像を見直すと蹴りも強いです。しっかり研究しているので、そこを突破したいです。
 ザーチーは世界のトップファイターだと思いますが、自分もそこに割って入れる自信があるので、ここで勝って世界のトップファイターになりたいです。(対抗戦について)中国でやったKrush(日本)と中国の対抗戦は日本代表が負け越しているので、このチームで勝ち越したいと思います。ファンのみなさんが期待する激しい熱い試合をします」

 対抗戦・第2試合では日本でお馴染みとなったユン・チーと佐野天馬が激突。公開練習で鋭い右ストレート・左ミドル・ヒザ蹴りを繰り出した佐野からは「何もさせずKOで勝つ」と“完全勝利”宣言が飛び出した。
佐野天馬
「調子はばっちりです。しっかり勝てるように練習しているので上手くいくと思います。(対戦相手のユン・チーの印象は)試合が決まる前と変わらず、特に印象はないです。(対抗戦について)僕は気負わない方がいい試合が出来るので、あまり意識せずに次につなげたいです。何もさせずKOで勝つので、期待して下さい」
 対抗戦・第1試合は里見柚己vsワン・ジュングァンだ。里見は今年1月にKrushデビューし、KHAOSでも活躍する新鋭。対するジュングァンは“中国の武尊”と呼ばれる壊し屋で、今回の試合を前に「ここでインパクトを残して武尊と戦いたい」と武尊戦を熱望している。
 危険な相手を迎え撃つ里見だが「しっかり打ち合って倒し合いをして、最後は自分が倒す練習をしているので楽しみです」とジュングァンとの打ち合いは望むところだ。
里見柚己
「調子はすごくいいですね。追い込みもあとちょっとで疲れも溜まっていますけど、今までで一番いい練習ができているので、最高の試合ができると思います。(対戦相手のワン・ジュングァンの印象は)パンチャーで打ち合いが得意なので、自分も今回はしっかり打ち合って倒し合いをして、最後は自分が倒す練習をしているので楽しみです。(対抗戦について)日本代表として恥をかかない試合をしないといけないし、対抗戦のトップバッターなので会場を沸かせてKOで勝って(佐野)天馬選手につなげたいです」
 日本で行われる過去最大規模の日本vs中国の対抗戦。日本代表は中国最強軍団に勝利することが出来るか?