2019.09.12

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.104」8.31(土)後楽園大会を総括します!

「まず第1試合、佐野純平選手と中島千博選手の試合は、まだ中島選手はプロ2戦目だったんですけど自分のバックボーンである空手の技を出して、デビュー戦に続いて本当にインパクトのあるKO勝利だったと思います。まだプロのキャリアは浅いですが、ファンの方に名前も戦い方も覚えてもらった試合だったかなと思います。

 第2試合の優谷選手とSATORU成合選手の試合は、優谷選手が試合前に計量オーバーがあったり、ローブローでの試合終了だったりと、ちょっとお互いにとっても持ち味が出せなかったというか引っかかる試合になってしまったと思います。2人とも、特に優谷選手の方はまた改めて仕切り直しの試合になると思いますし、SATORU選手もまた次の試合のことを考えていきたいと思います。

 第3試合の佐野選手と森坂選手の試合は、佐野選手の試合前のコメントにもあった通り、何か新しいことに取り組んで試合に臨もうという気持ちが伝わってきましたし、試合中の顔つきも今までと違った非常に気持ちの入ったところが見えたと思います。森坂選手も今年に入ってからは凄く調子が良くて結果が出ていたんですけど、佐野選手の方がこの試合に関しては一枚上手だったのかなと思いました。

 第4試合の瑠久選手と松岡選手は、第1試合の中島選手の試合に続いて、瑠久選手の逆転KO勝ちが大会に非常に火を点けてくれたかなと思います。対戦相手の松岡選手も久しぶりにKRUSHに出て来て、先制のダウンを奪ったり蹴り技だったりで会場を沸かせてくれたんですけど、瑠久選手がそこから挽回してKO勝ちしました。プロのキャリアも積み重ねてきて、瑠久選手も地力の強さがついてきたのかなというふうに感じました

 第5試合の朝久選手と横山選手の試合、こちらは若い2人の対戦で2人の溌溂としたファイトが見れたかなと思います。朝久選手は流石の強さを見せたと思いますし、敗れた横山選手も今回がK-1 JAPAN GROUPでは初黒星だったんですけども、個人的には負けても評価が落ちないというか自分らしい試合をして次につながる良い経験になった試合だったかなと思います」