2018.01.18

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーが「Krush.83」12.9(土)後楽園大会を振り返ります!

――第6試合ではKrush初参戦の中村広輝を左右田泰臣選手が迎え撃つ試合で、3Rにダウンを奪って左右田選手が判定勝利しました。

「中村くんは、いい殺気を持ったファイターだなと思いました。ダウンこそ奪われましたが、他の選手とだったらどうなったんだろう?と思わせる試合でしたし、今回が単発ではなく継続して参戦してもらいたいですね。勝った左右田くんはお見事だったな、と。ここで勝って(2017年を)終わるのかどうかで全然違ったと思いますし、一夜明け会見のコメントでは中澤純くんに触れる場面もあって。彼のコメントは何が飛び出すか分からないので、プロモーターとしてヒヤヒヤものなんですけどね(笑)」

――色々なマッチメークの可能性があったと思うのですが、結果的に左右田vs中村というカードが両者にとっても良かったかなと思いました。

「そうですね。前置きなしで左右田vs中村でドン!だったのがよかったと思いますね。中村くんはKrush初参戦で、左右田くんがタイトルマッチで負けてからの再起戦で、お互いに刺激を感じた試合だったと思います。この2人がチャンピオンじゃないことも含めて、2018年はそれぞれの物語が続いていくと思います」

――牧平圭太vs平山迅の-67kg次期挑戦者決定戦は戦前の予想通り、牧平の蹴りvs平山のパンチという試合で牧平選手が延長判定で勝利しました。

「牧平くんが同じ蹴りを出すにしても、あそこまで必死に蹴り続けたのは、平山くんが2Rにダウンを奪って追い詰めたからですよね。途中でローブローはありましたけど、牧平くんは戦い方を変えずに徹底して蹴り続けたし、平山くんも確実にファンがついてきているファイターなので、僕はどちらも評価を上げた試合だったと思います。これで牧平くんはタイトルマッチが決まって、平山くんには来年もチャンスを与えるべきだと思いました。よく言われることですが、-67kgは選手たちの情念が渦巻いている階級で、どの試合も激しい勝負になって、誰と誰が戦ってもいい試合になるんですよね。あと激しいイメージがある反面、実は判定決着になることも多くて」

――確かに…言われてみるとタイトルマッチでKO決着だった試合は少ないですね。

「逆に言うとKO決着じゃなくても、それだけお客さんを堪能させる試合が出来るということですよね。-65kgでもない、-70kgでもない、-67kgの独自の色があるなと思います。あとは若い選手が出てきてほしい階級かな、と。プレリミナリーファイトでは加藤虎於奈くんがプロデビューして良い勝ち方をしました。彼は、もしかしたら、かなり速いスピードで上に上がっていく選手かもしれません。あと、1月大会に出場するK-1ジム五反田チームキングスの松岡力くんは、かなり強いようです。2018年は下からの追い上げを楽しみにしたい階級です」

<3>に続く

 

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