2017.06.22

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.76」5.28(日)後楽園大会を総括します!

――宮田プロデューサーも試合前から注目していた大岩龍矢VS芦澤竜誠はいかがだったでしょうか?

「この試合も面白かったんですけど、ラウンドの終盤になってから打ち合いになったり、3Rの終盤になって試合が熱くなるのではなく、1Rからどんどんいってほしいですね。これはみんなにも思うことですし、大岩くんと芦澤くんの試合で思ったのは、勝ったら小澤(海斗)くんの持つKrush-58Kgのベルトに挑戦という可能性もあった訳だから、もっとアグレッシブにいってほしかったですね」

――新階級となる女子-45kgでは平岡琴選手が実績上位のLittleTiger選手に勝利しました。

「平岡選手は1R3分でやっても問題なかったですし、確実に強くなっていますね。正直、以前の試合では“まだ女子の試合だな”と思うこともありましたが、今回はキャリアのある選手に挑む試合で、しっかりチャンスをモノにしたなと思いますね」

――改めて気持ちの強さも見せてくれたと思います。

「平岡選手もタイ人仕込みのLittleTiger選手の蹴りは食らったことなかったと思います。Little Tiger選手に関しても、30代に突入しても挑戦し続けている姿勢が僕は好きですし、タイトルを新設するとなったらもう1度オファーしてみたいと思います。負けはしていますが、Krushで戦えば戦うほど良くなっていて、前回の試合より今回の方が、彼女の魅力が出ていました」

――ダウンの応酬になった眞暢VS栗原圭佑はいかがでしたか?

「ダウンの応酬になってお客さんも盛り上がっていましたが、お互いに倒しきることが必要かなと思います。眞暢くんもファーストダウンを奪ったあとに倒しきることが課題だったと思うし、逆転勝ちした栗原くんもあれだけダウンを奪い返せたら、最後は倒しにいってほしかったですね。-65kgはトップに強い選手がたくさんいる階級なので、上に食い込んでいくには、もっとギラギラした勝ちっぷりを見せてほしいですね」

――-53kg王座決定戦・出場者決定戦は、隆聖選手が初参戦の隼也ウィラサクレック選手にTKO勝ちして王座決定戦への切符を掴みました。

「第1試合に-53kgの試合を組んで、鮮やかに決まったなと思いましたね。隆聖くんは強さを見せたし、練習していたハイキックを決めたのはお見事でした。隆聖くんは過去にもKrush初参戦の強敵を撃破していて、こういう舞台で強さを見せるんですよ。隼也くんもまだ19歳ですし、絶対にまた上がってくると思いますね」

――プレリミナリーファイトはいかがでしたか?

「第1試合のテキサス・アユミvs福原優がよかったですね。キャリア1戦のテキサス選手とデビュー戦の福原選手という試合だったのですが、しっかりパンチと蹴りで打ち合う試合になったかなと思います。今回プレリミナリーファイトが女子の-45kgから始まって本戦も第1試合が-53kgの試合でした。どちらも軽い階級からスタートした大会だったのですが、第1試合がしっかりとした試合になったからこそ、大会を通じて良くなったのかなと思いますね」