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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<インタビュー>大野祐志郎「K-1はKOを目指して倒し合う競技。K-1ファイターの使命感を持って、お客さんに楽しんでいただいた上で勝つ」

 9月11日(日)に横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で不可思と対戦する大野祐志郎のインタビューを公開!

──大野選手の前回の試合は5月「Krush.1337」の蓮實光戦でした。振り返ってみてどんな試合でしたか?

「自分は殴り合いが好きなんやなあって思って、楽しい一戦やったなって感じです」

──昨年12月のK-1エディオンアリーナ大阪大会では憧れの選手と言っていた大和哲也選手と試合をしました。敗れてはしまいましたが、憧れの選手と戦ってみて、自分にとっていい影響はありましたか?

「今、スーパー・ライト級のチャンピオンが哲也くんで、チャンピオンの今の力量を肌で感じられたのは、自分にとって凄くプラスなことでしたよね。みんなそこを基準にして動いていくと思うし、僕は他の選手よりK-1での経験は少ないですけど、そういった意味では一歩先に出ているのかなと思います」

──その経験が前回の蓮實戦で活きたところはありますか?

「前回の蓮實戦は全然そんなことを考えてなくて、途中で殴り合いしようってなったんで、もう飛んじゃいましたね(笑)。楽しく殴り合っていました」

──今回の横浜アリーナ大会が2度目のK-1出場で、対戦相手は不可思選手になりました。どんな印象をお持ちですか?

「過去の映像も見させてもらっているんですけど、ちょっと(パンチを)突いて、ロー蹴って、距離を測りながら、相手の攻撃をもらいながらも手数の多い攻撃で相手を追い込んで、試合を組み立てていくっていう選手ですよね。で、相手の攻撃をもらいますけど、凄えタフガイやなっていう印象です」

──大和選手に続いてこのスーパー・ライト級のトップクラスの選手との対戦になるわけですが、ご自分ではこのマッチメイクをどのように捉えていますか?

「パッと見では、僕が不可思選手の踏み台にされるマッチメイクなのかなって思われるかもしれないですけど、戦うとなった以上、踏み台にされる気なんかあるわけないし、逆に食ってやろうと思ってますね」

──これからトップ戦線に食い込んでいくことを考えたら大事な試合になると思います。そこは意識されていますか?

「K-1 JAPAN GROUPで試合をさせてもらってまだ2年目なんで、K-1チャンピオンに自分が食い込んでいく姿がまだイメージ出来ないです。でも凄くいいように考えれば、この試合でそこも見えてくるのかなと。そう頭の片隅で考えています。もちろん一戦一戦目の前の試合に勝つことが重要ですけどね」

──それを踏まえて、今回はどのような試合を見せたいと考えていますか?

「いつも中村拓己K-1プロデューサーが『K-1はKOを目指して倒し合う競技だ』と言われていて、僕のカード発表会見の日にTwitterで『今回は“THE K-1”というマッチメイクを発表します』とつぶやかれていたんですね。そのあたりを自分にも求められていると思うし、今回の試合は求められたことをしっかりやって、お客さんに楽しんでいただこうかなと思っています」

──ズバリKO決着だと。自分ならばTHE K-1を体現出来ると考えていますか?

「この試合に自分を選んでもらったということは、それが出来る選手やと認めてもらえたからやと思うんです。だから、そこは自分でも大丈夫かなと思っています」

──また今大会では大和哲也vs佐々木大蔵のタイトルマッチや、林健太vs小嶋瑠久と、同じスーパー・ライト級の試合が並びます。そこは意識されますか?

「当然意識はしますよね。ぜひぜひ戦ってみたいなっていう選手もいますし、自分とやったらどうなるんやろうっていうのも考えたりもしてますね」

──改めてこれからの目標を聞かせてください。

「やっぱりチャンピオンというところは全員がブレずに目指していかなあかんところだと思いますし、自分も同じようにチャンピオンを目指してやっていきたいと思います」

──やはり、やるからにはチャンピオンということですね。今、大野選手が格闘技をする上での最大のモチベーションはどこにありますか?

「今の最大のモチベーションはK-1という舞台ですよね。それ以外ないです。K-1に来る前は人知れず地道にトレーニングを積んで、『何やってんだよ、お前』って言われながらも自分は強くなりたいからっていうんで淡々とやってきてたんですよ。だから、このK-1という舞台で戦えているということ以外、モチベーションはないですね」

──K-1という舞台で戦えていることが、練習なりに打ち込める根本的なものになっているということですか?

「そうですね。見た感じは変わってないですけど、自分の中では考え方も変わっていて、K-1ファイターの使命感っていうかね、なんか堅苦しい感じですけど、そんな感覚は持っています」
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