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「K-1 WORLD GP」9.11(日)横浜<インタビュー>横山朋哉「無名の僕がここでドカーンと1発いったら絶対に盛り上がる。そのワクワク感とウキウキが止まらないです」

 9月11日(日)に横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」の[K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]でスタウロス・エグザコスティディスと対戦する横山朋哉のインタビューを公開!

──横山選手の前回の試合は6.18「Krush.138」での石田勝希戦でしたが、振り返ってみていかがですか?

「石田選手がライト級でかなり活躍していた選手だったので、本当に戦っていて巧いなっていう部分が何個もありました。でも、自分も練習でやって来た通りの動きが出来たので良かったなと思いますね。一つ言えば、倒し切りたかったなっていうのはありましたけど」

──今年の1月にKrushのスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに出て、残念ながら決勝で負けてしまい、その再起戦という試合でしたけど、再スタートの一歩としては良かったという感じですか?

「まず勝てたことが良かったですし、トーナメントの時に比べて動きが変わっていたので、そこは練習通り出来たし、成長が見えたのでホッとしました」

──そして、今度はK-1のトーナメントのオファーが来たわけですけど、どのようなお気持ちでしたか?

「いつオファーが来てもいいように用意や準備はしていました。ただ、正直、Krushのトーナメントの決勝で負けてベルトを獲れなかったのに、オファーをいただけたという感謝の気持ちもありましたし、感謝プラス食ってやろうという気持ちになりましたね」

──用意していたというのは試合のオファーですか? それともこのトーナメントのオファーが来るだろうなと考えていたんですか?

「両方ですね。トーナメントは武尊選手が王座を返上したのでやるだろうなとは思っていましたけど、オファーをいただけたのは嬉しいし、Krushチャンピオンの中島選手が怪我してたので、予想として僕があるかなあとは思ってました」

──今、中島選手が怪我をしたというお話がありましたけど、今回のトーナメント出場に関して、ラッキーという気持ちはあるんですか?

「本当に出られるか出られないかのギリギリぐらいだったと思うんですけど、ここでちゃんと準備をしていれば出られると信じていたので、僕は自分を信じてずっと練習をしていました。だから、ラッキーというよりは『食ってやるぞ!』、『俺がここで見せてやるよ』という気持ちですね。ラッキーという言葉で表すとちょっと失礼なんですけど、『絶対に獲る』っていう覚悟は決まってますから。他の選手よりもその気持ちは強いですね」

──分かりました。今年は1月に1日2試合ですけど、Krushのワンデートーナメントを戦っています。そして、またK-1のワンデートーナメントということで1年に2回もトーナメントを戦うことになるわけですけど、それについてはどうお考えですか?

「特に何も思わないですね。前回のトーナメントも大事でしたけど、今回のトーナメントも大事ですし、僕にとって今年は勝負の年かなと思っています」

──むしろモチベーションを掻き立てる試合が続いているという感覚ですかね?

「自分自身でもモチベーションは上がっているし、負けたのにチャンスをくださるK-1関係者の皆様には本当に感謝していますね」

──さて、今回のトーナメントですけど、エントリーされたメンバーを見てどのような印象を受けますか?

「素直に僕が一番下だなって思いましたし、僕以外はみんな元チャンピオンとかベルトを巻いている選手たちなので、多分僕が優勝するとは誰も思ってないはずです。そこで僕が優勝して1発かましてやろうかなと思っています」

──一回戦の相手は過去に武尊選手とも対戦しているスタウロス・エグザコスティディス選手です。

「武尊選手もKOできなかった相手なので、僕がスタウロス選手を倒すことによって、みんなが僕の実力を認めてくれると思います。そういう意味でも燃える相手ですね」

──今回のトーナメントは半分が外国人選手です。それについてはどのようなお気持ちですか?

「対外国人選手は僕がずっと望んでいたことなので、楽しみっていうのが今は一番ありますね」

──分かりました。それではご自分が勝ち上がったとして、準決勝や決勝でやりたい相手、もしくは勝ち上がってくるだろうなと思う選手はいますか?

「勝ち上がってくるのはメンバーを見て分かる通り、朝久裕貴選手とかレオナ・ペタス選手とか、日本人選手が勝ち上がってくるんじゃないかって思っています。でも、今の僕に誰々とやりたいとかそういうのはなくて、本当に目の前の相手をやっつけるだけだと思っていますし、そんなに気にしてないですね」

──トーナメントに向けて意識して取り組もうと思っていることはありますか?

「優勝するためには1日3試合しなきゃいけないですし、スタミナだったり集中力だったりが必要だと思うんですけど、一番は気持ちと覚悟だと思います」

──メンタル面ですね。Krushのトーナメントを経験してみて、勝ち抜くためにはこれが必要だと感じたものはありますか?

「Krushの時は変に集中力が欠けちゃっていたなっていうのがあったんでそこですよね」

──集中力を切らさないことですか。

「あと今回は久々に僕が負けると思われているというか、僕が挑む戦いだと思っているんですよ。その分、気持ち的には楽だと思うし、もう自分の思った通り好きなように戦いたいので、今回に関しては1月のKrushのトーナメント以上のものを見せられると思っています」

──Krushのトーナメントでは優勝候補と呼ばれていましたけど、やはり目に見えないプレッシャーがありましたか?

「やっぱり狙い過ぎていた部分がありましたね。ただ、今回は何もないし『楽しんでやる』、『全て持っていくぞ』っていう気持ちですね」

──それからこのベルトは長年K-1の顔だった武尊選手が持っていたベルトです。それを争うことに関してはどのように考えていますか?

「武尊選手がずっと持っていたこともあって、生半可な気持ちじゃ巻けないベルトだと思っています。生半可な気持ちで優勝してベルトを獲って、『武尊選手の次は大丈夫か?』って思われるのは嫌ですからね。誰がチャンピオンになっても絶対に比べられるし、圧倒的に倒して勝つような試合をしていかなきゃいけないと思ってます。その上で、武尊選手が挑戦したいと思うようなチャンピオンになることが一番ですね」

──K-1のベルトそのものについてはどのような想いがありますか?

「僕はもちろん世界一になりたくてやっているし、K-1のベルトを獲ることをずっと目標にしていました。ここでチャンスが来たので、絶対に獲るという気持ちが強いですね」

──横山選手の理想のチャンピオン像はありますか?

「武尊選手は僕の憧れの選手だったので、倒せる選手プラス魅せる選手ですよね。勝ち負けもそうですけど、試合を盛り上げてなんぼなんで、ずっとそこを目指しながらやっています」

──では、最後に今、横山選手がリングに上がって戦う、一番のモチベーションを教えてください。

「一番はベルトを獲ることですね。無名の僕がここでドカーンと1発いったら絶対盛り上がるというそのワクワク感とウキウキが止まらないんですよ。そこをモチベーションに全て持ってってやるっていう気持ちで練習しています」
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