news

ニュース

与座優貴、篠原悠人をマットに沈めて王者・朝久泰央に宣戦布告「ゴンナパー選手もいい勝ち方をしましたが、直接対決で朝久選手に勝っている僕に先に挑戦させてほしい」

 8月12日(金)、福岡県内のホテルで、昨日開催された「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K-1フェザー級世界最強決定トーナメント~」福岡国際センター大会の一夜明け会見が行なわれた。

 今大会では怪我で欠場中のK-1ライト級王者・朝久泰央がリングサイドで見守る中、同階級のファイターたちによる試合が4試合並んだ。第10試合ではともにライト級次期挑戦者の座をうかがう与座優貴と篠原悠人が対戦した。

 1R、篠原のパンチを的確にブロックした与座は、距離を詰めてカーフキックを効かせる。2Rも与座は固いガードからの右カーフキックでダウンを奪い、最後はカーフキックからのアッパーでKO勝利をつかんだ。

 昨日のライト級4連戦の中でもインパクトのある勝利を飾った与座は「篠原選手はライト級のトップ選手ということで、自分的には挑む気持ちだったんですけど、いい勝ちかたができて一安心してます」と安堵の表情を浮かべた。

 今年2月のK-1東京大会で自身が延長判定で下した朝久泰央が見つめる中でのKO勝利。与座は気になるタイトル挑戦について「ゴンナパー選手もいい勝ち方(岩﨑悠斗にKO勝ち)をしたんですけど、直接対決では自分が朝久選手に勝ってます。僕が先に朝久選手とやって、僕がチャンピオンになった一発目でゴンナパー選手とやったら盛り上がると思う」と朝久への王座挑戦を改めてアピールした。

 再戦では朝久も対策を講じるのは必至だが、与座は「昨日の試合での成長ぶりを見てもらえれば、勝てると思ってもらえるかなと思います」と自信。果たして朝久とベルトを懸けた再戦が実現するのか、今後のタイトル戦線に注目が集まる。

与座優貴
「(試合の感想は?)昨日は応援ありがとうございました。篠原選手、ライト級のトップ選手ということで、自分的には挑むっていう気持ちで挑んだんですけど、いい勝ちかたができてとりあえず一安心してます。試合映像を見返して、いいところと修正するところ、もう自分なりに考えたんで、早速修正・改善して実戦に向けて練習していきたいなと思います。

(作戦どおりにいったところは?)最初の作戦では削って削って、3Rくらいで倒せればいいかなと思ってたんですけど、思ってたよりカーフとか、削る攻撃が効果的に入ったんで、2Rに倒すことができました。あとはボディを狙ってくるかなと対策を立てていて、それに膝を合わせるとか練習して、そのとおりに出たんで。よかったかなという感じですね。

(ブロッキングして前に出ていたが、篠原選手のパンチについては?)やっぱり、もらってみないと威力とかわからないところもあるんで、始まって最初のワンツーで『いけるな』と判断して。あとは自分の蹴りの距離の微調整がちょっと長くなってしまったんですけど、そこは今後修正していきたいなと思います。

(最近、KREST内で話題になっている“与座キック”に関して)あれは奥足への前蹴りっていうか、観ててわかると思うんですけど(笑)。奥足に蹴るヤツです、ハイ。(それは独自に開発を?)なんか痛いかなと思ってスパーでやってたら、けっこうみんな痛がってくれて。それをけっこう使うようになったって感じですね。

 あとカーフキックでKOって記事になってるんですけど、最後は与座キックをフェイントにした、空手でいうクイックという技の応用で。空手のクイックはローキックからそのまま身体の流れでボディを打つんですけど、僕はそれをアッパーに変えて、最後はアッパーで倒したって感じです。(与座キックとカーフキック、この二つが軸だった?)そうですね。あとは膝もたぶん一発入って、ボディも効いてたかなと。全体とおして削れてたかなという印象ですね。

(セコンドについてた野杁選手を参考にしてる部分は?)参考にしまくってますね(笑)。(そのスタイルが理想?)全部同じってわけではないんですけど、正明さんのスタイルにプラスアルファ、自分のよさも入れて。空手出身なのでそういうよさも活かしつつ、自分だけのスタイルを目指して、やってるつもりですね。

(リング下から朝久選手が見つめていたが、あらためてタイトル戦については?)ゴンナパー選手もいい勝ちかたしたんですけど、直接対決では自分が朝久選手に勝ってるんで。先にやらせてほしいかなって気持ちは正直ありますね。で、チャンピオンになって一発目、自分がゴンナパー選手とだったら盛り上がるんじゃないかなっていうふうに思います。今後は自分の試合の解説でも佐藤さんが言ってたんですけど、『世界の強豪とやっていく選手』と言っていただいてたんで、そういう選手になっていけるようにがんばっていきます。

(再戦だと朝久選手も対策を立ててくると思うが、それでも勝てる自信がある?)朝久選手とやったのが2月で、6カ月くらい空いたんですけど、昨日の試合を観て成長ぶりを見てもらえれば、勝てると思ってもらえるかなと思います」
チケット購入