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「K-1 RING OF VENUS」6.25(土)代々木 ☆SAHO☆・高梨knuckle美穂・山田真子が世界の強豪を迎え撃つ!「日本人で全勝して、私が一番目立つ」(☆SAHO☆)、「一番派手な倒し方をする」(高梨)、「全部かっさらってやります」(山田)

 5月10日(火)都内にて、6月25日(土)国立代々木競技場第二体育館で開催されるK-1初の女子大会「K-1 WORLD GP 2022~RING OF VENUS~」の第3弾カード発表記者会見が行われた。

 今大会では「日本vs世界・3対3」の対抗戦が実施され、KANA、高梨knuckle美穂、山田真子の3選手が出場予定だったが、KANAがK-1女子フライ級タイトルマッチを行うため、対抗戦メンバーから抜ける形へ。キック・ムエタイルールで3本のベルトを巻く☆SAHO☆がKANAの代わりに対抗戦メンバーに入り、世界の強豪を迎え撃つ形となった。

 会見では3選手の対戦相手も発表された。☆SAHO☆と対戦するジェシンタ・オースティンはオーストラリア出身で25戦21勝(3KO)4敗の戦績を持つ27歳。ムエタイやキックボクシングはもちろん、ボクシングやMMA(総合格闘技)にも出場するなど、類稀な格闘センスを誇り、かつてKANAのスパーリングパートナーを務めるために日本に滞在していたこともある。

 会見に同席した中村拓己プロデューサーは「ジェシンタ選手は色々なルールでも試合ができる格闘センスがあるファイターで、ボクシングの試合に出るほどパンチが上手くて強い。☆SAHO☆選手とは噛み合う試合になると思います。またジェシンタ選手はKANA選手のスパーリングパートナーを務めていたこともあり、KANA選手から『ジェシンタはパワーもあって気持ちも強い』と聞いています。☆SAHO☆選手はKANA選手のベルトを目指していて、そのなかでKANA選手の元スパーリングパートナーとやる構図も面白い。この選手を相手に☆SAHO☆はどういう試合をするのかにも注目しています」とコメントした。
 自身初の国際戦にもなった☆SAHO☆は「初めて外国人選手と試合をすることになり、今の自分の実力が通用するのかを試せるので楽しみ。外国人特有のフィジカルはあると思いますが、フィジカルが全てではありません。今からどんどん技術面でも新しいものを取り入れて、相手を上回ってやろうと思います。いつも練習している動きを出せれば自然に倒せると思うので、目指すはKO勝ちです」と力強くKOを予告した。

 高梨と対戦するエリヴァン・バルトはトルコ出身の21歳。2戦2勝(1KO)とプロ戦績は浅いが、アマチュアムエタイ・アマチュアボクシングで数々の実績を残し、今ヨーロッパで注目を集めている女子ファイターの1人だ。ハイキックで対戦相手を硬直したまま失神させたKO動画がSNSで大きな話題になった選手でもある。

 中村Pは「高梨選手はプロ無敗で、2019年にパヤーフォンと対戦して依頼の国際戦。高梨選手の実力が世界に通用するのかどうかといったテーマのある試合になった。高梨選手は倒せる武器があり、バルト選手も相手を一発で仕留める技がある選手なのでKO決着が期待されます」と好試合を期待する。
 久々の国際線に向けて高梨は「ここで自分が負けたら先がないと思うので必ず倒して勝ちます」と断言。「最近パンチだけじゃなく蹴りにも自信が付きました。向こうは私がパンチでくると予想していると思いますが、どんな技でも倒せるところを見せたいです」とパンチ以外でも倒す自信があると言い切った。

 山田と対戦するマリーヌ・ビゲイは、フランス発祥の格闘技「サバット」の出身選手。蹴り技が多彩でパンチのカウンターを得意にしているという。中村Pは「山田選手のパンチとビゲイ選手のテクニカルな部分がぶつかる試合になる。今大会ではアトム級王座決定トーナメントもありますが、同じアトム級の山田選手が世界の強豪を迎え撃つ図式の中でどんな試合をするのか楽しみですし、そこにふさわしいレベルの高い試合を見せてほしいと思います」と期待をかけた。

 技巧派のビゲイを迎え撃つ山田は「対戦相手が決まって動画を見たのですが、問題なく勝てる相手。自分自身は微妙な試合が続いているので、今回いい勝ち方をして、ベルトに近づこうかなと思います」とビゲイを踏み台にしてタイトル挑戦につなげるつもりだ。

 日本vs世界・3対3のポスタービジュアルのキャッチコピーは「K-1女子、いざ世界にはばたけ」。この言葉通り、☆SAHO☆・高梨・山田は世界の強豪相手にK-1女子の強さを見せられるか?
☆SAHO☆
「今回初めて外国人選手と試合をすることになり、今の自分の実力が世界に通用するのかを試せるので、自分の中でも楽しみです。ここで負けるわけにはいかないので、しっかり勝って初めてのK-1女子大会を盛り上げようと思います。(日本vs世界にどのような意識で臨む?)試合順は決まっていませんが、全員全勝で。もし私が先に試合をするのであれば、しっかり勝って次の子にパワーを送る試合をしたいと思います。

(相手とタイプが似ているが?)気持ちの強い選手でパワーがあるなと思いました。(外国人特有のフィジカルについて)外国人特有のフィジカルはあると思いますが、フィジカルが全てではありません。今からどんどん技術面でも新しいものを取り入れて、相手を上回ってやろうと思います。(どういう決着を臨むか)KOにこだわらなくても、いつも練習している動きを出せれば自然に倒せると思うので、目指すはKOです。

(世界との対抗戦にどういう気持ちで臨むか)女子の中で一番目立ちたいという気持ちもありますし、世界で日本人は舐められているイメージはあるので、この3人とKANA選手の4人で力を合わせて絶対に全勝目指して頑張ろうと思います。(新しくチケット発売することになり、より多くのファンにどういう試合を見せたいか)女子の試合を見る人はまだ少ないと思いますが、試合をしていて一番力になるのが会場の応援の声です。今回初のK-1女子大会ということで、成功するためにも会場の応援の力が必要なので、新しいシートの応援席ができたこともあって、これをきっかけにたくさんの人に応援してもらいたいと思います」

ジェシンタ・オースティン
「K-1で試合することは格闘技を始めた頃からの夢だった。私もSAHOもお互い前に出るファイタータイプなので、この試合は素晴らしいファイトになると思っている。この試合が終わった時、日本のみなさんが私のファンになっているような最高の試合をしたい」
高梨knuckle美穂
「相手の試合はハイキックでKOで倒した試合しか見ていませんが、あまり凄いとは思いませんでした。動きも雑だと思ったのでイケるなと。ここで自分が負けたら先がないと思うので必ず倒して勝ちます。(相手はアマチュアボクシングでも実績がある選手だが?)私は最近、パンチだけじゃなく蹴りにも自信が付いたので、向こうは私がパンチでくると予想していると思うのですが、どんな技でも倒せるところを見せたいです。(日本vs世界にどのような意識で臨むか)一番派手な倒し方をして一番目立ちたいと思います。

(どういう決着を臨むか)KO決着は間違いないのですが、どの技でいくかは考え中です。(世界との対抗戦にどういう気持ちで臨むか)みんな考えていることは一緒だと思いますが、その中でも自分が目立ちたいと思います。(新しくチケット発売することになり、より多くのファンにどういう試合を見せたいか)私は格闘技を始めたのが21歳でプロになるとは思っていませんでした。25歳でプロデビューしてここまでこれたので、キックをやりたいと思っている人や小さい子でも興味を持ってもらって挑戦してもらえたらなと思います」

エリヴァン・バルト
「K-1で試合をすること、日本で試合をすることは私にとっての夢だった。高梨はプロ無敗の強い選手だが、私の動きについてくることはできないと思う。この試合で高梨は初めての敗北を味わうことになるだろう。トルコの戦士がどんな戦いをするのかに注目してほしい」
山田真子
「対戦相手が決まって動画を見たんですが、問題なく勝てると思います。自分自身は微妙な試合が続いているので今回いい勝ち方をして、ベルトに近づこうかなと思います。(相手の得意な蹴り技とサスウポースタイルについて)データをもらってから、サウスポー対策も蹴り対策もやっているので、パンチだけじゃないったいというのは見せたいと思います。(日本vs世界にどのような意識で臨むか)自分が全部かっさらってやろうと思います。楽しみです。(どういう決着を臨むか)倒すか倒されるかの1Rからバチバチ行ってやろうと思います。

(世界との対抗戦にどういう気持ちで臨むか)みんなで勝つのは大前提。私以外の二人はバチバチの試合をしていて、自分はしょうもない試合が続いているので、3人で勝ちつつ、大会全体的に自分の試合がお客さんの心に残る試合をしたいと思います。(新しくチケット発売することになり、より多くのファンにどういう試合を見せたいか)私も普段は現場で仕事をしていて『女やけん!』って色んな場面でなめられることが多いのですが、自分の試合を見て女性の方がパワーをもらってくれるような大会にしたいです」

マリーヌ・ビゲイ
「K-1参戦は私にとって最高のチャンスで、長年の夢が実現したという気持ちだ。山田はボクシング技術の高い選手だが、私のスピードとカウンターを駆使して攻略したいと思う。これからもK-1で試合ができるように、しっかりと自分の存在をアピールしたい」
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