2022.03.19

 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5~」の[スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]で加藤虎於奈と対戦する野杁正明が公開練習を行った。

 昨年の野杁は9月のK-1横浜アリーナ大会で第2代K-1ウェルター級王座決定トーナメントを全てKO勝利で優勝。圧倒的な強さを見せてウェルター級王者となり、「K-1 AWARDS 2021」でもMVPを受賞するなど充実した1年を過ごした。

「頑張った結果が出た1年だったかなという気はしましたし、MVPに選んでもらったんで頑張ったら評価されることは凄く嬉しいことなんで、いい1年だったかなと思います」と2021年を振り返った野杁。「僕の試合を見たことがなかった人からの応援メッセージとかだったりは前回のトーナメント以降、格段に増えたんで、そういう意味では反響が大きかったのかなと思います。『怪物感が凄かった』という声もあれば、『試合を初めて見て勇気もらえました』とか、そういう言葉は多かったです」と、ウェルター級王座決定トーナメントは改めて野杁の怪物ぶりを知らしめたようだ。

 そのトーナメントも大会前に怪我をしており、「100%の力は出てないですし、半分以下の威力だったりスピードも本調子じゃなかったんで」という状態での圧倒的な優勝だった。しかし、その後も「昨日の自分より成長出来るように。明日の練習は昨日の自分より強くなれるための練習をしているって感じですね」と、さらに強さに磨きをかけて牙を研いでいる状態。この日の公開練習では蹴りのみのミット打ちを披露。鋭く重いミドルキック・ローキックを連発して、好調な仕上がり具合をアピールした。

 今回、野杁と対峙するのが加藤虎於奈。本来ならばトーナメントの一回戦で対戦する予定だったが、欠場となったため改めてこの「K’FESTA.5」の舞台で組まれたカードだ。加藤に関して「Krushのチャンピオンになってますし、巧くていい選手だなとは思っています。昔、1回練習したことがあってテクニックのあるいい選手だなという印象があったんでそのままですね」と評した野杁。昨年はKrush王者になるなど成長を見せた加藤も、野杁の目には昔練習した時と印象が変わってないようだ。


 そのため「圧倒的に力の差を見せつけるじゃないですけど、しないとダメな相手だと思うんで。最低でもKOですかね。圧勝で何もさせずに気づいてたら終わってたみたいな内容にしないとダメだと思います」と豪語。加藤も野杁の強さは認識しており、「奇跡を起こす」と宣言しているが、「僕とやる相手に奇跡が起こることはない。それは断言出来ます」とバッサリ切り捨てた。

 また、加藤は野杁に勝って、6月に行なわれる武尊vs那須川天心をメインとしたメガイベントへの出場も目論んでいる。それを聞いた野杁は「ナメてんじゃねえぞって(苦笑)。先を見て勝てるほど、僕はそんなに甘くない。だから痛い目見せてやろうかなって思ってます」と一笑に付したのだった。

 野杁の2022年の目標はウェルター級の世界トーナメントの開催だ。「ずっとトーナメント前から言っているように外国人選手を入れた4人トーナメントを僕はやりたいと思っています」というプランを持っている。昨年のトーナメントは政府の方針により新規外国人の入国に制限がかかった状態だったため、日本人選手と在日の外国人選手によって行なわれた。

 真の世界一を目指している野杁としては、海外から招聘した選手を含めてのトーナメントで優勝したいという野望がある。「この前は実質日本トーナメントをやったようなものなので、日本人は僕しかいらないんで、僕一人と外国人3人呼んでもらって、優勝者が本物のチャンピオン。そこで僕が負けるようなことがあればベルトは優勝者に行くと思いますし、ベルトを懸けた世界トーナメントを4人でやりたいなと思いますね」と、もはや日本人は眼中に入ってないようだ。

 さらに「ほとんど日本人選手はやったんで面白い選手がいないのであれば、階級上げるのも一つかなと思っているんですよ。3階級制覇は武尊くんしかしてないですし、そこで僕が70kgで3階級制覇したらそれも面白いと思ってます」と、階級変更も頭にあるようで、現在の状況には満足しきれていない様子が伺える。

 ともあれ、K’FESTAへの出場は今回で5年連続5回目。全て出場しているのは野杁ただ一人だ。「K’FESTAは今年で5年目なんですけど、KOは1回しかないんで。1回目に大和哲也選手と防衛戦をしてそこでKOしただけですし、そもそもお祭りなんでKOしないと。しっかりKOして、会場のお客さんに喜んでもらいたいなと思います」と、年間最大のビッグイベントでのKO勝利を目論む野杁。「4月3日、試合当日は残酷なまでにぶちのめすんで、是非会場で楽しみにしていてください」と、怪物らしい物騒な予告をしていた。

 

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