2020.11.18

 11月18日(水)神奈川・K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTにて、12月13日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/-58.5kg契約/3分3R・延長1R]で才賀紀左衛門と対戦する卜部弘嵩が公開練習を行った。

 今回が約1年ぶりのリングとなる弘嵩。今は試合に向けた追い込みの最中で「体調はいいんですけど、けっこう早くから追い込みをしてたんで、疲労が溜まってます。疲れてるので、今は調子はあんまりよくないです」というものの、ミット打ちでは以前と変わらぬシャープなパンチと蹴りを見せた。

 これだけ試合間隔が空くのはキャリアの中でも初めて。試合に向けた練習するようになったのは夏前からで、それまでは半年以上「何もしていなかった」という。「ちょうど世の中もコロナで大変な時期でもあったので、外にも出ませんでした。僕の中でも(格闘技を)やめるか続けるか、どうしようかなという感じでした」

 様々な葛藤の末、最終的に弘嵩は現役続行を決定。「最初は、試合も決まってないけど、ちょっと動いてみようかなという感じで、そこから徐々に上げていきました。そうすると、純粋にまた格闘技がやりたくなったんですよ。やりたくなった時には練習ができているので、モチベーションも仕上がりも全然違う。そこが今までと違うところかなと。これは久々の感覚ですね」

 そうした状況で才賀戦に臨むが、ここまでの発言を見ると相手どうこうよりもタイトルマッチを見据える気持ちの方が強いようだ。「今は復帰戦というところに集中してますけど、正直に言うと、僕にとって相手はどうでもいいんです。僕はやれと言われたら誰とでもやるし、試合を断ったことも1回もない。今は今回の試合に集中して、その後のことは終わってから考えますが、チャンピオン(江川優生)に対していいアピールができる試合をしたいです」

 才賀との戦いに特別な思いは一切なく、あるのはファイター・卜部弘嵩の復帰に対してだけだ。「(才賀に対して特別な思いは)ないです。ただ、自分に対してはありますよ。復帰戦というのもあって、モチベーションも高いし、いい試合をして、いいアピールがしたいです。まあ試合が決まって、トレーナーの人たちに戦略を作ってもらって、僕の中でコンディションを上げていく。それはいつも通りのことです」

 会見では最近の才賀の試合は見ていないと話していたが、その後は……。「全然見てないです。周りの人たちが見てくれているんで。ちょっとだけ確認したいことがあったら見てみようかなとは思いますけど。試合が決まる前にちょっと見たことがあったんですけど、その記憶では、参考にならないだろうなと思います」

 この試合における弘嵩の主眼は、あくまで「復帰戦の舞台で、自分がどういう動きを見せるか」に尽きるようだ。「全ての局面で勝ちたいですね。その結果、KOできればいいなと。勝ったらその次の試合をどうするかも、またゆっくり考えて決めたいと思います。

 先日の「K'FESTA.4」会見では、K-1に復帰する京太郎が「K-1に出ると卜部弘嵩のように芸能人と結婚できると思って」と発言。思わぬところで名前が出た格好だが、弘嵩は「その可能性はあると思います」と笑い、続けて「京太郎さんは大好きな先輩なんですけど、ホントにメチャクチャ強いですよ」と絶賛……したが、ふと我に返り、「あんまり誉めるとよくないですね」と笑った。

 弘嵩にとっては子供が産まれてから初めての試合。会見でもそこについて質問が飛んだ。だが弘嵩自身は「僕は結婚する・子供が生まれる前から格闘技をやってきた」という自負の方が強い。「よく家族や子供のことを言われるんですけど、もちろん家族にいい姿を見せたいというのはあります。でも子供が産まれたからといって、急に張り切ることではないし、僕はその前からずっとモチベーション高くやってきました」

「僕自身、不安な気持ちもあるし、楽しみでもあります。必ずしっかり仕上げて、いいパフォーマンスを見せますので、応援よろしくお願いします!」と締めくくった弘嵩。はたして才賀との一戦は一体どうなる?

 

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