2020.08.08

 9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R]で篠原悠人と対戦する卜部功也のインタビューを公開!

――昨年7月のKrush後楽園大会でジュー・シュアイに敗れて以来、約1年ぶりの復帰が決まりました。

「この1年間、選手として格闘技から離れたい・他のこともやってみたくて、今年2月に自分のジムをオープンしました。それからはジムを運営しながら練習環境を整えようと思い、ジムに新しいトレーナー(濱田堅志)に入ってもらったんですね。濱田さんに練習を見てもらうようになって、まだまだ自分にはやらなきゃいけないことがたくさんあると気づかされて、このままでは終われないと思いました。そうやって少しずつ戦う気持ちが戻ってきた感じですね」

――例えばシュアイ戦の後、そのまま引退してしまう可能性もありましたか?

「やりたかったらやるし、やりたくなかったらやらないという感覚ですね。なによりも自分の感情・感覚を一番大事にしようと思っていました。僕も競技生活が長くなって、どこから練習も“こなしている”ところがあったんですよね。だから環境を変えたことはすごくよかったです。今はジムを経営しながらですが、割と自分で時間を作ることができるし、時間の使い方は前よりも上手くなったと思います」

――濱田トレーナーに指導を受けるようになったことが大きかったのですね。

「はい。今までやってきたことを全部変えたというか、構えそのものから変えました。最初の1~2カ月はジャブとワンツーしか打たない、本当に基本ですよね。ジャブ・ワンツーだけのミットを1時間やったり、そういう地道な練習を続けていました」

――地道な練習と言っても、口ぶりは楽しそうですね。

「地道なのに……楽しいんですよ(笑)。濱田さんに教えてもらうようになって、技術に限界はないんだなと思いました。年齢を重ねれば体力的な限界は来るし、その時々の状況によって気持ちにも変化はあると思うんですけど、技術は限りなく学び続けられるなって。どれだけ技術を追求しても終わりは見えないし、本当に奥深いものだなと思っています」

――功也選手といえばK-1屈指のテクニシャンですが、より技術への造詣が深くなっているようですね。

「そうですね。今まで感覚的にやっていて説明できないことも多かったのですが、今は自分の技術を会員さんにちゃんと口で説明できるようになりました。それで自分自身が気づくことも多いんです。格闘技を十年以上やっていますが、やっと本当に技術を理解できるところまで辿り着いたなと思います」

――環境を変えたことが精神的にも技術的にもプラスに作用しているようですね。

「初心に戻れましたね。課題のコンビネーションをクリアできなかったら3日連続で同じコンビネーションをやり続けたり。でもその課題をクリアできたらすごく楽しいし、そういう感覚も久々で充実しています」

――対戦相手の篠原選手にはどんな印象を持っていますか?

「本当に上手い選手でテクニックも素晴らしいし、次の世代を背負う選手だと思います。あとは雰囲気がカッコいい(笑)。篠原くんの世代は技術の水準が高くて、彼もずっとそいうところでやってきていると思います。だから僕よりテクニックもあるだろうし、篠原くんと戦って色んなことを学びたいと思います。ただ試合をやる以上、勝つ自信はありますよ」

――今までとは戦う心境も違うようですね。

「はい。今は本当に一からスタイルを変えているし、元K-1チャンピオンという肩書も今は関係ないと思っています。1年も試合を休んでいたら背負うものもないし、過去を見てもしょうがない。今の僕は前を向かなきゃいけない立場で、いざ前を向いたら色んなことが変わりました。もう昔の立場はなくて、チャレンジャーとして戦います」

――そういった新たな気持ちで今後は何を目指して戦っていきますか?

「一通りみんな倒したいですね。やっぱり格闘家は強いやつに向かっていく時が一番ワクワクするものです。繰り返しになりますが、今の僕は何もない状態なので、そこから強いやつらを倒してくという感覚が楽しいですね」

――本当にたくさんの人が功也選手の復帰戦を楽しみにしていると思います。その人たちにメッセージをお願いします。

「みなさんの前では久々の試合になりますけど、デビュー戦のつもりでギラギラした自分を見せられたらと思っています」

 

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