2020.02.26

 2月25日(火)大阪・平野区の月心会にて、3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~」の[K-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]でニコラス・ラーセンと対戦する和島大海が公開練習を行った。

 前王者・チンギス・アラゾフのベルト返上により空位になったスーパー・ウェルター王座をかけ、1日3試合を戦う過酷なトーナメント。一回戦でデンマークのラーセンとの対戦を迎える和島は、パンチから蹴り、前蹴りを使ったコンビネーションまで熱のこもったミット打ちで汗を流した。

 和島の2019年は3月「K'FESTA.2」木村"フィリップ"ミノル戦のKO負け(前年18年のジョーダン・ピケオー戦を合わせると初の連敗)から始まり、11月、地元大阪で初開催となったKrushでの再起と、うねるような試練の1年となった。そんな1年を乗り越えて再び「K'FESTA」の大舞台へ帰って来ることとなり「去年初めて大舞台を経験して、初めてのKO負けをして自分で色々考えることもあって……。でも格闘技を続けると決めて復帰戦も勝てて、今回の大きいチャンスをもらえたのですごい気合い入ってます」と語る。

 復帰戦となった11月のKrush大阪大会は、自身初となる関西での試合で「自分が希望していた大会ですし、大舞台とか関係なく地元なので、いろんな人に応援してもらってすごい気持ち良く試合ができてよかったと思います」と振り返る。

 今回初めてワンデイトーナメントの試合に臨む和島だが、現在のコンディションは「すごく良い」。1日3試合のトーナメントを意識した練習を重ね「トーナメントは1日3試合あるので怪我しないように勝ち上がっていかないといけない。正直不安はありますけど、これからの練習でその不安もしっかりなくなるように練習して行きます」と準備を続けている。

 1回戦の相手となるラーセンは今回K-1初参戦の未知なる選手。トーナメント発表会見でもラーセンの特徴を「手足が長くてトリッキー」と語った和島だが、試合を1カ月後に控えた今もそこから大きく印象は変わらない。改めて試合の映像を見ることはなく「事前に映像を見ててもリングに立ってみないと分からないことが多いので、あまり相手の映像は見ないです。僕は自分のやることをやるだけです」。

 そして優勝争いに大きく作用する勝ち上がりついて聞くと、和島は「城戸(康裕)選手とずっとやりたいと思ってましたし、日本人のトップだと思ってるんですけど、そろそろ世代交代したいと思ってるので、城戸選手に勝ち上がってもらって僕が倒したいと思います」と城戸康裕への世代交代を宣言。続いて昨年3月にKO負けを喫した木村の名前を挙げ「木村選手にリベンジしたいと思っているので、木村選手に決勝まで勝ち上がってほしい」とリベンジを誓った。

 トーナメント開催の発表会見では「自分のトーナメントになる」という自信に満ちた言葉も聞かれたが、その理由は「1回戦の相手もすごく強いと言われてますし、準決勝で世代交代、決勝でリベンジのチャンスがある。僕がやりたいことを一度にできる」からだ。

 K-1MAX時代は黄金の階級と言われた70kg(スーパー・ウェルター級)だが、2008年に魔裟斗がチャンピオンになって以降、日本人王者は誕生していない。いわば日本人選手にとって“魔の階級”とも呼べる壁となってまったが、和島は「今のK-1でまだ日本人の(スーパー・ウェルター級の)チャンピオンがいないので僕がチャンピオンになりたい」と語った。

 和島はこのビッグチャンスをものにして、魔裟斗以来の日本人スーパー・ウェルター級王者になることができるか?